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2010年1月29日 (金)

週刊朝日と朝青龍

 検察リーク一色のマスゴミにあって、日刊ゲンダイ、週刊朝日の反検察キャンペーンは異色を放っている。なかでも、今週の週刊朝日はいくつかのブログでも話題になっていたので、どうしても読みたかったのだがどこに行っても売り切れ。ところが、昨日地元の駅の売店をのぞいたら、なんと最後の一冊が残っていた。まさに灯台下暗しなのであった。

 暴走する検察の実態を様々な方向から検証した記事に、いまこの国が置かれている危機的状況を改めて痛感した。巻頭の郷原弁護士とジャーナリストの魚住昭の対談は、週刊現代の立花隆と元検事の宗像紀夫の対談と読み比べてみると、立花君と宗像君の対談がいかに欺瞞に満ちたものかが伺われ、とても興味深いものだった。立花隆が石川議員の元秘書金沢某の証言を全面的に肯定するというスタンスに、このひとの終焉を見た思いがする。

 週刊朝日を読みそこなった方は、是非下記のサイトを参考にしてください。

・日々坦々
週刊朝日、検察リークを認める!!
・植草秀一の『知られざる真実』
検察リークの実態を鮮明に示す週刊朝日記事

 さてさて、ちょいと趣を変えて、朝青龍がまたやってくれた。今回は明らかに暴力行為。それも、当初は個人マネージャーとのゴタゴタと報じられたが、ここにきてどうやら知人とはいえ一般人の鼻の骨をへし折ったというのだから穏やかではない。いったんは身内の話としておさめたつもりだったのだろうが、相手もただでは起きない御仁だったところが想定外。そもそも、警察に診断書を持っていった被害者が、まだ話がついていないので被害届は出さないということからして何かあると思っていたら、案の定慰謝料問題が絡んでいたようだ。どうみたって相手はシロートじゃないよな、とつい邪推してみたたくなる。

 ところで、今回の暴力行為は、横綱の品格がどうのこうのというレベルではなく、明らかに刑事事件として立証してほしい。なぜなら、相撲取りとはいえ、格闘家のはしくれ。いくら顔見知りでも手を出した時点で退場だ。その昔、いまは亡きタコちゃん(たこ八郎)と酒を酌み交わしていた時、「元ボクサーだから絶対に手を出したらダメ。手を出したら、仮に向こうが悪くても一切の責任はこちらが持たなくてはならない」ということを話してくれたことがある。いつもヘベレケのタコちゃんだったけど、そういう信念を持ち続けていた姿に、さすがチャンピオンにまでなった男は違うと思ったものだ。

 さあ、相撲協会はどうする。理事選のゴタゴタもあるし、とにかく公益法人ということを忘れてはいけないよ。いつまでもゴッツァン体質でいたら、相撲は滅びるかもしれない。

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