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2010年1月14日 (木)

ジャーナリズムが検察の手先となる日

陸山会や小沢君の個人事務所、さらに鹿島の本社に家宅捜索
の一報が昨日の夕方のTVで報じられた時、
今朝の新聞、TVは大騒ぎだろうと思ったが、
案の定、まるで鬼の首でも取ったかのような大騒ぎ。

しかし、ちょっと待って欲しい。
昨夜からの報道を見たり読んだりしても、
いまだに何のための捜索なのかまるでわからない。
そもそもは収支報告書への記載洩れが問題だったはずだが、
いつのまにか4億円の原資の出所がどうたらこうたらになっている。
一千歩くらい譲って原資の出所を明確にするためとしても、
ではどんな犯罪がその裏にはあったのか。
そこがわからない。
今朝の新聞も捜索までの経過は書いてあるが、
何のためにという視点がまったく抜け落ち、
犯罪ありきの推測が罷り通っている。

そんな捜査のあり方に苦言を呈する人間が
一人くらいいてもよさそうだが、僕の知る限り
昨夜のTV朝日『スーパーJチャンネル』で
元読売新聞の大谷君が「なんのための捜索か検察ははっきり示すべき」
と見解を述べたのが目立った程度だ。
『報道ステーション』における朝日新聞の星君に至っては、
「検察がここまでやるのだから何かあるんでしょう」的発言で、
これこそ検察リークを垂れ流すメディアの無責任体質そのもの。
明らかに何ごとかを意図した発言と思わざるを得ない。

本当にこんなんでいいのだろうか。いいわけがない。
検察にこそ説明責任がある。
そして、まるで逮捕前夜のような報道姿勢も許しがたい。

朝日新聞は、
小沢君が事情聴取を拒否した裏にはなにかある、
といった印象を植え付けるかのような見出しをつけていたが、
事情聴取はあくまでも任意。
それを拒否するのも市民の権利なのだということを
すっかり忘れて(?)いるようだ。

一連の流れを見ていると、
この国のジャーナリズムが崩れていく音が聞こえてくる。
誰も通らない裏道」さんが
「日本版ベルリンの壁崩壊?」と嘆いておられたがまったく同感。
君達はいつから検察の手先になったのだ!

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