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2010年1月26日 (火)

大口ひろし追悼ライブ

昨年1月に亡くなった大口ひろしの追悼ライブのため、
昨夜は久しぶりに渋谷のライブハウスに足を運んだ。

大口さんとは生前一度だけ広尾のバーでご一緒したことがある。
もう10年以上も前の話だが、
そこで他のお客と大口さんとの間にちょっと揉め事が起こった。
店内に緊張が走ったが
どうにか大口さんをなだめ一件落着となったのだが、
相手をじっと見据えて微動だにしない彼の迫力に
ちょっと驚かされたものだ。
「男だねえ」と心の中で思わずつぶやいてしまったのを覚えている。

その大口さんの追悼ライブにあわせて、
メモリアル・ブックの制作に参加しないか
と誘われたのが昨年の秋のことだった。
テンプターズから始まったミュージシャンとしての大口ひろし、
そしてファッションデザイナー、画家としての大口ひろし。
時代と共にアーティストとして進化してきた
彼の心情を遺稿の中に探りながら、
どうにか完成したのが年明けのこと。
ページの制約があるため
彼の原稿のほんの一部しか紹介できなかったのが残念。
いつか何らかの形で本にまとめられたらいいのだが。

ゴールデンカップス、TENSAW、GHQ、佐藤隆、深水龍作、ジョー山中、ムッシュかまやつ、ミッキー吉野、ジョニー吉長、アラン・メリル・・・。
まるで日本のロック史を見るかのようなメンバーによるステージには、大口ひろし追悼ライブという域を超えた
ジャバニーズロックのひとつの完成形があった。

ミッキー吉野のキーボードで歌い上げた
ジョー山中の『人間の証明』。
大人のヴォーカリストのその底力に圧倒された。
そして、ゴールデンカップス。
エディ潘、ルイズルイス加部、マモル・マヌー、ミッキー吉野。
亡くなったデイブ平尾がいたら完璧。
ちなみに、大口さんが亡くなった日は
デイブの追悼ライブの日だったとか・・・。
さらに、ジョニー吉長のバワフルなドラミング。
ルイズルイス加部に加えてここにチャーがいたら
ピンクラウド(ジョニー、ルイス&チャー)だと思ったら泣けてきた。

ラストはアラン・メリルとムッシュかまやつ。
大口ひろしは亡くなったけれど、ウォッカ・コリンズはまだまだ続く、
そんな予感がするステージだった。

カメラマンやスタイリスト、編集者仲間などの懐かしい顔にも出会えて、まさにタイムスリップした一夜ではあった。
と同時に、俺達、まだまだ捨てたもんじゃない・・・と痛感する。

「“Rock”という音楽が、まだ“キワモノ”だった頃の輝き・・・」
                      (メモリアル・ブックより)
そんな大口ひろしのつぶやきが冬の風に乗って聞こえてきた。

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