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2010年2月18日 (木)

英国式独立調査委員会

 イギリスでは、独立調査委員会によるイラク戦争の検証が始まっている。先月には前首相のブレアが喚問され、3月には現首相のブラウンも調査委員会に呼ばれるとか。この独立調査委員会なるものは、これまでもフォークラント紛争や北アイルランド問題など、国論が二分されるような出来事に関して設置されてきた。政治家などの瑕疵がなかったかといった微妙な問題も、ここで調査される。ちなみに、フォークランド紛争では、サッチャー政権に落ち度なしという結果だったとか。

 独立調査委員会の中立性、その委員の人選など、抱える問題点も多々あるのだろうが、こうした調査委員会が設置され、イラク戦争参加の是非が公開で論議されることの意義は大きい。

 菅君はイギリスの選挙制度や議会のあり方を研修に行ったほどなのだから、民主党にも是非とも独立調査委員会の設置に努力してほしい。イラク戦争はもちろん、郵政民営化なんかもその過程をしっかり調査したら、いろんなことが出てくるんだろうな。もちろん、検察の一連のおそまつ捜査もやってもらおう。この際、小泉君も平蔵君も佐久間君も、みんなまとめて喚問してけじめをつけてもらってはいかがだろう。

 企業年金すらなかなか禁止できない、けじめのなさが売り物の日本の政治家には、独立調査委員会なんて発想は理解すらできないかもしれないな。ついこの前の戦争だって、なんの検証もしてないんだから、押して知るべしか・・・トホホなことだ。

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