« パチンコに続いて宗教もTVCM解禁!? | トップページ | ちゃんちゃらおかしい人たち »

2010年2月 1日 (月)

前原君も枝野君も下品だよ。

 4日の石川君たちの拘留期限切れを前に、各メディアはちょっとばかりトーンダウンして、小沢狂想曲も台風の目に入ったようだ。おそらく起訴されるであろうが、4日以降はまたあることないこと騒ぎ立てるのだろう。朝日新聞の今日の朝刊は、1面と2面、さらには社会面まで使って、小沢君をめぐるゴシップネタを書きなぐっていたが、下品な新聞になったものだ。

 そうこうしていたら、民主党からもなんやらきな臭い発言が飛び出した。枝野君も前原君も何を考えているのだか。前原君などは「新たな局面が生まれた時には、厳しく自浄能力を発揮していかねばならない」とかなんとか能書きをたれたらしい。しかしですよ、まだ小沢君をとりまく疑惑とやらが証明されたわけでもないうちから、同じ党の人間がそなんことほざいてどうする。これこそ、まさに検察の思う壺。枝野君も説明責任云々と、マスゴミと同じことを喚いている。二人とも下品だよ。

 将来的には小沢的なるものからの脱却を図らなければ、民主党の未来はないと個人的には思うが、現在の小沢狂想曲のあり方は絶対に間違っている。どう考えたって、昨年の西松問題以降、検察は小沢君の失脚と民主党の衰退を狙って事を仕掛けているだろうことは、容易に想像がつくことだ。そんな時に、同じ党の人間が検察やマスゴミと同じ土俵に立って発言するのは、どうしたってお馬鹿としか思えない。

 ならば聞こう。前原君も枝野君も、西松問題の推移をどう捉えているのか。確か、ダミーの政治団体からの献金が大久保君逮捕に至った理由のひとつだったはずだが、公判では元西松建設の社員がハッキリとダミーではなかったと証言している。このことに関して、メディアはちょろっと報じただけで、小沢狂想曲の影に隠れてほっかむりを続けている。そもそも、現在の小沢狂想曲は西松問題が発端だったはずだ。その西松問題そのものに疑義が出てきた以上、小沢狂想曲そのものもどこに真実があるのか疑ってかかる必要がある。少なくとも、現在は石川君らの虚偽記載だけが訴因であって、このこと自体現職議員を逮捕するだけの十分な理由になっいているとはとうてい思えない。いったい何が悪いのか、検察もメディアもしっかりと説明してほしい。小沢君のことだから何かしているに違いない、というムードだけが先走っているのとどう考えてもおかしい。

 一般論として聞けば、前原君や枝野君の発言も一理ある。しかし、ふたりは党の中枢にいる人間だ。自分達の発言がどういうリアクションを起こすか、当然計算しているはずだ。では、ふたりの真意はどこにあるのか。枝野君はともかく、前原君にもいずれは民主党から出て行ってもらいたいと思っていたが、やっぱりこの男は民主党にはいらない。

 前原君や枝野君の発言は、検察のやり得につながる。つまり、結果はどうあれ、とりあえず疑惑を垂れ流し、それで小沢君が辞職してくれたらしめたもの。そんな検察のストーリーに乗せられているのかもしれないということをしっかり考えて欲しいものだ。

 最後に、鳩山君のぶら下がり会見で、前原君たちの発言を受けて「党としての自浄作用は」と質問した記者がいたが、小沢君はまだ容疑者ではないよ。こいつら、あたかも犯罪があるかのような前提でモノを言っているが、ジャーナリストとしての矜持があるなら言葉使いには気をつけなさいね。結果として小沢君の疑惑が立証されたとしても、ジャーナリズムに結果オーライはないんだからね。

|

« パチンコに続いて宗教もTVCM解禁!? | トップページ | ちゃんちゃらおかしい人たち »

小沢一郎」カテゴリの記事

検察 」カテゴリの記事

前原誠司」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 前原君も枝野君も下品だよ。:

« パチンコに続いて宗教もTVCM解禁!? | トップページ | ちゃんちゃらおかしい人たち »