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2010年2月16日 (火)

こんな国民新党はいらない

 国民新党の亀井君が、夫婦別姓に関して、絶対反対と喚いている。国民新党が合意しなければ閣議にかけることはできない、とも言っているようだが、ならば連立から外れてはいかがだろう。夫婦別姓は家族制度の問題ではなく、あくまでも個人の生き方の問題だ。
家族の絆云々というのはまったくの検討違い。

 様々な理由で別姓を名乗っている家族はいっぱいいる。夫婦別姓ではないが、我が家だって息子と娘は別の姓を名乗っている。でも、家族としての絆は何にも変わらない。

 亀井君は反対の理由として、「身も心も一緒になりたいのが結婚の心情」と述べているが、では姓が一緒でなくては身も心も一緒になったことにならないとでも言うのだろうか。夫婦別姓の影には、実は結婚して姓を変えるのはほとんどが女性の側という実態がある。民法では、「男女いずれかの姓」を名乗ればいいことになっているのだが、男が女の姓を名乗るのはかなりのレアケース。だから、男の立場だけでモノを言ってもこの問題は始まらない。なによりも、女性の立場こそを尊重すべき問題なのだ。

 そんなに姓を一緒にしたかったら、いっそのこと新たな姓を二人で作るってことにしたらどうだろう。これなら男からも女からも異論はないのでは・・・ってことにはならないか。

 いずれにしても、亀井君のような旧式の家族観でモノを言っても、なんの解決にもならない。夫婦同姓も夫婦別姓も、それは個人の生き方の問題なのだから、こうあらねばならないなんてことは一切ない。民主党もいつまでも亀井君に振り回されている場合じゃない。そんなにお嫌なら、どうぞ連立はずれてください・・・くらいのことは言ってみて欲しいものだ。こんな国民新党は、連立にはいらない。

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