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2010年3月 3日 (水)

「知の巨人」から「痴の巨人」・・・。

 講談社がノンフィクションの新機軸を目指すというお題目で始めたサイト「G2」に3回にわたって掲載された立花隆の緊急寄稿に対して、今週の週刊朝日でフリージャーナリストの上杉隆が反論を開始した。というわけで、早速コンビニへと足を向けたのであった。立ち読みで済ませようというのはなんともセコイとは思いつつ、ページを開いてみると、「あっ、この程度か」という内容ではあるのだが、さて知の巨人であるところの立花隆はこの挑発にどう応えるのか今後の流れに興味津々。「立花氏が、上杉氏の指摘に反論があるならば、それを掲載する用意がある。」とまで週刊朝日の編集部に言われちゃったんだから、なんらかのリアクションはあるんでしょうね、先生。

 そもそもは、「GS」に掲載された緊急寄稿が発端なのだが、『異例の再聴取の裏を読む「小沢はもう終わりだ」』、『小沢不起訴」の先を読む』、『小沢と検察、両者の会見から読み取れるもの』、とそれぞれ題された原稿は、ハッキリ言ってろくでもないものだった。なによりも、すべてが憶測の域を出ず、単純に検察情報にたよった創作文は、プロのジャーナリストとしては噴飯ものと言っても過言ではない。

 どうも、小沢一郎と聞くと立花隆は我を忘れてしまうらしい。原稿の端々に私怨にのたうつ先生の姿が垣間見える。そのうえ、検察に懐疑的なジャーナリズムを批判するという愚を犯してしまったのだから、何をかいわんやなのである。

 「問題は、取材をしないのに取材したフリをし、その嘘がバレないように現場で苦労している若いジャーナリストたちを攻撃し、さらに彼らの成長の芽を摘もうとする前近代的な言論人の姿勢である。まさしく立花氏こそ、その旧体制の象徴である」(「週刊朝日」より)

 週刊朝日とすれば売られた喧嘩は買いましょうというところか。で、今回の反論となったわけだが、立花隆の原稿はすでにサイトから削除されているのはどうしたことでしょう。さすがに恥ずかしかったのだろうか。それとも、裁判沙汰になった時にヤバいとでも思ったのだろうか。そういえば、ホリエモン事件の時に、ホリエモンがあたかも暴力団と関係があるかのように書いて、訴えられたことがあった。結果、立花隆は敗訴。その情報源は2チャンネルの書き込みだったらしいという哀しい噂もあったっけ。

 「知の巨人」が「痴の巨人」とまで揶揄されているというのに、当の先生は雲隠れ。上杉隆にツイッターで立花隆の捜索願いという洒落まで流されて、このままじゃ情けないですよ。でもなあ、あんな原稿書くこと自体がそもそも情けないんだけどね。

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