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2010年3月22日 (月)

政界の秘密組織!?

 小沢一郎の側近といわれた元参議院議員の平野貞夫の『平成政治の20年史』(幻冬舎新書)をようやく読了。このテの回想録なり政治裏面史は数あれど、これだけの快(怪)作はそうそうないだろう。登場する政治家、経済人、ジャーナリスト等々、すべて実名というところにも、ドキュメンタリーとしての凄みを感じる。55年体制崩壊後の日本の政治が、どんな意図のもとに動いてきたのか・・・まるで、小沢狂想曲を発端とする現在の政治状況のひな型がそこにはある。つまり、この国の政治は、実のところ戦後から一貫して何も変わっていないのではないか、その裏にはアメリカはもちろん、それを是とするジャーナリズムや経済人、そして何も知らない、知ろうともしない国民がいるのではないかという思いが心に走る。それはともかく、55年体制崩壊後の政治がどんなメカニズムで動いてきたかを知るには、絶好の書であることは間違いない。

 で、この中で「三宝会」という気になる組織がチラっと出てくる。これは1996年に竹下元首相によって作られたもので、表向きは、「新聞、テレビ、雑誌などで活躍しているジャーナリストを中心に、政治改革や行政改革に反対する政・官・財の関係者が、定期的に情報交換する談合組織」(『平成政治の20年史』より)といわれている。

 ところが、この「三法会」なるものは、実は自民党にとって最大の脅威であった小沢一郎をメディアを使ってつぶすための組織だっという噂が根強くある。そのメンバーリストはネットにも流出しているから、誰でも検索すれば見ることができる。なかには大新聞のお歴々もいれば、世話人には某TV局のキャスターの名前もある。名誉毀損で訴えられたという話は聞いたことがないから、おそらくこのリストは本物なのだろう。なんてったって、表向きは政治家とジャーナリストなどの親睦会なのだから。

 その真偽はともかく、まるで半村良の『伝説シリーズ』を彷彿とさせる政界の秘密組織というところが、なんとも想像力を刺激してくれる。政治を裏で操る鎌倉の老人、なんてフィクサーもそうしたドラマには欠かせないキャラだが、あながちフィクションの世界だけの存在ではないのかもしれない。

 いやー、こうした闇の組織って、ゾクゾクしちゃうな。さしずめ、生方君なんか組織の下っ端の下っ端で、鉄砲玉みたいなものだったりして。そういえば、週末はTVに出まくってたけど、ICレコーダーで録音したことや、それをTVに流したこと、さらには高嶋君に断って録音したのかどうか、なんてことは誰も聞きゃしないもんね・・・間違ってたらごめんなさいね、、ちょっと想像力を逞しくしてみただけですから、悪しからず^^

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