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2010年4月18日 (日)

いっそのこと東京に基地を移しちゃったらどうだろう・・・。

 本日はお日柄もよろしく、母の三回忌。ま、そんなのは口実のひとつで、昼間から酒を飲もうというわけ。お墓は谷中なので、上野までちょいと足を伸ばすつもりだが、もう上野の山の桜は散っちゃっただろうな。寒さがどうにか和らいだだけでもラッキーとするか。

 ところで、5月に普天間問題が解決しなかったら鳩山ポッポ君退陣へ・・・なんてムードづくりにメディアは励んでいるが、本当にそれでいいんだろうか。確かに、5月までに解決してみせると鳩山ポッポ君は見得をきっちゃったけど、そんなの無理だろうって誰もが思ってるんじゃないのか。戦後ずっとアメリカのいいように便宜供与してきた沖縄の基地問題が、そんなに簡単に解決するなんて信じてるとしたら、それこそ能天気な人といわざるを得ない。

 それを、「5月までって言ったんだからどうにかしろよ」「できなかったら退陣だぞ」って、鬼の首を取ったかのように騒ぎたてるメディアは、では基地問題をどうすればいいのかという大局的な見地からの論陣を張ったことがあるだろうか。何度も書いているが、基地ありきの発想ではもうこの問題は解決しない。沖縄の基地が本当に必要なのか、その根本を議論しないで、基地の移転先ばかりを問題にしているからどんどん迷路にはまりこむ。

 たとえば、普天間代替施設建設の根拠としてきた「在沖縄海兵隊の定数1万8000人」という数字だって、その根拠は極めて曖昧で、それどころかデッチ上げという話も出ている。「日本政府が言った数字だ。私たちの責任ではない」と在沖米海兵隊外交政策部の次長が語ったという事実を、メディアはほんのお飾り程度に報じただけ。でも、根拠となる数字が違ったら、見直すのが筋というものだろう。メディアは沖縄の基地問題を真剣に考えるなら、鳩山ポッポ君を責めるだけでなく、こうした事実を基にした議論を展開してほしい。でも、しないんだよね。だって、基地ありきなんだから。

 沖縄の基地問題は、日本の問題なんだからね。いっそのこと、東京に基地をもってきちゃったらどうだろう。そうすれば、少しは自分の問題として基地を考えられるのではなかろうか。そのくらいドラスティックな提案をしないと、基地問題はいつまでも沖縄という限られた地域の問題として処理されていくんだろうね。

 さて、本日は元横浜市長の中田君や杉並区長の山田君らによる「日本志民会議」の新党結成の記者会見があるらしい。前にも書いたが、どうもこの首長たちによる新党の国家感なり歴史観なりには注意が必要だ。右に大きく舵を切るキッカケにならなければいいのだけれど。

【くろねこの競馬予想】

 中山では牡馬クラシック路線の第一弾、皐月賞。ヴィクトワールピサ本命と思っていたが、落馬負傷の武豊から岩田への乗り代わりがひっかかる。で、対抗まで。週末の雨で馬場は渋め。ならばスタミナ勝負ということで、ヒルノダムールから。16番枠はちょっと気になるが、勝ち切らないまでも連軸としての妙味あり。◎ヒルノダムール、○ヴィクトワールピサ、▲エイシンアポロン、△ローズキングダム、アリゼオ、リルダヴァル、エイシンフラッシュ。

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