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2010年5月14日 (金)

野良猫への餌やり・・・悩ましい問題だ。

 このところ孤独な留守番が続いていたからか、我が家のドラ猫がスネたあげくに、飼い主の鼻先をひっかくという暴挙に出た。それでも、一筋のひっかきキズが刻印された鼻の頭を舐めながら、ニャンなんて鳴かれた日にゃ、ついつい頬ずりしてしまう大甘の飼い主なのでありました。

 猫といえば、将棋の加藤一二三元名人が野良猫の餌やりで慰謝料命令を受けた。元名人の猫を愛でる心情は察するに余りあるが、世の中には猫が好きな人ばかりではないからな。猫アレルギーの人だっているしね。野良猫の餌やりで一番のネックは排泄の被害だと思う。おそらく、ご近所さんもウンチやオシッコの被害に頭を悩ませていたのだろう。去勢手術も施していたそうだが、ならばいっそのこと飼ってあげたらよかったのにとも思う。それができないなら、餌やりは心を鬼にしてでもするべきではなかったんじゃないだろうか。

 餌やりで集まってくる猫って、とても中途半端な存在だ。飼い猫ではもちろんないし、かといって純粋に野良猫かってなるとそれもまた難しい。結局のところ、猫が一番の被害者なのかもしれない。

 飼い猫でも、外に出している場合はトイレの躾をしていないケースがけっこうある。そんな猫は、縄張りを散歩しながらご近所の庭先なんかで用をたしたりするのだが、これも迷惑な話なのだ。猫は子供のうちに躾ければ、ウンチもオシッコも決まったところでしかしない。昔我が家にいた猫は、トイレのたびにわざわざ家まで帰ってきたものだ。やはり、飼い主のモラルの問題なんだよね。

 昨日は公務員の政治行為禁止は合憲という判決が出た。「休日に一市民として行った活動」も違反という判決なのだが、これってつきつめると思想・心情の自由を侵していないだろうか。公務員だからといって休日に何をしよう個人の勝手だし、それが政治的な活動であったとしてもとやかく言われる筋合いはない。今回は、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の号外を警視庁職員官舎のポストに配ったというのが問題にされたのだが、自民党の機関紙「自由民主」だったらどうだったんだろうね。きっと、問題にもならなかっただろうね。それにしても、時代錯誤な判決だこと。 

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