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2010年5月 6日 (木)

東京の大メディアは米国地方紙か!?

 GWは絶好の陽射しに恵まれ、おかげで垣根の植え込みも元気いっぱい。というわけで、昨日は毎年恒例の垣根の刈り込みに精を出す。植木の剪定バサミってのがけっこう曲者で、伸縮自在なのはいいのだが最長に伸ばした時の重さがズシリと腕に響く。握力も次第になくなってくるし、そこそこの重労働なのだ。で、今朝は腕のシビレに悩まされているというわけ。タイピングするのもけっこう辛い。日々、肉体も劣化していることを痛感する次第。

 さてさて、普天間基地移設に関してのは鳩山ポッポ君のヘタレ具合をメディアはここぞとばかりに叩いている。ま、身から出た錆ではあるのだが、まるで川に落ちた犬を棒で叩くような反鳩山キャンペーンは集団ヒステリーみたいで危ういと思う。そもそもは鳩山ポッポ君の「最低でも県外」というリップサービスが発端ではある。しかし、メディアはこの発言に対して、終始ネガティブな報道を続け、抑止力だなんだかんだといちゃもんをつけていたんじゃないのか。ところが、沖縄の県民集会が開かれた頃から、民意は「県外移設」なんだから責任とれよっていう論調に微妙に軸足を変えての反鳩山キャンペーンを展開してきている。つまり、いつでも傍観者という立場だけは変えていないということ。

 しかし、民意が「県外移設」として鳩山ポッポ君のヘタレ具合を責めるなら、「県内移設」はダメよってことだよね。だったら、「県外移設」の具体的な案をメディアも提示しなくちゃね。実は、沖縄の県民からもそうした声は聞こえてくる。「沖縄の民は、鳩山の『迷い』を評価します」と題された「辺野古通信」さんのブログを読むとよくわかる。つまり、沖縄の人々は、東京の大メディアが言うように、「鳩山VS沖縄」という図式でこの問題を捉えてはいないのだ。

 沖縄を差別し、沖縄に犠牲を強いてきた自民党への怒りはあっても、「県外移設」を公的に言及した鳩山ポッポ君の姿勢はしっかりと評価されているのだ。米国地方紙とまで揶揄されている東京の大メディアだって、沖縄の人々から見れば自民党と同じ穴のムジナだ。そのことに気がつかない愚かさこそが問題だ。

 鳩山ポッポ君をバッシングするのはけっこうだが、では、基地はどうする? さあ、メディアの皆さん、ここからは自らの立ち位置を明確にして、沖縄の基地問題を語ってちょうだいね。

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