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2010年5月28日 (金)

子供知事もたまにはいいこと言うね。

 昨日のにわか雨にはほとほとまいった。郵便局まで出かけたのはいいが、用事が終わってさて帰ろうと思ったら外は土砂降り。仕方がないのでびしょ濡れ覚悟で自転車を飛ばして一目散。で、家に着いたら、あっという間に陽射しが戻って、これなら雨宿りしてるんだったと思っても後の祭り。それにひきかえ、今日の天晴れなほどの青空はうれしい。今日が締め切りの企画書も筆が進もうというものだ。

 さて、基地問題に関する昨日の全国知事会は、ただのポーズだとか、今頃遅すぎるとか、相変わらず文句たらたら言われてるけど、どう言われたってこうした知事会を開いたことは意味があることだ。それでも、18府県の知事が欠席というのはなんとも情けない。そんななかにあって、子供知事の橋↓君が珍しく正論を吐いてくれた。知事会に向けて、「だめですね。責任が伴うようなことを何一つ言わない。辺野古案をなしにするような具体的な取り組みをするのかというと、できないわけじゃないですか。なのに肝心なところを逃げちゃって」という発言は、おっしゃる通り。さらに、基地受け入れに前向きの姿勢を見せたのは、意味のあることだと思う。

 橋↓君以外はみんな腰がひけちゃって、政府が具体的な方針を立てるのが先だとか言い訳してるのには開いた口が塞がらない。まずはここから議論してみようというアグレッシブな姿勢が皆無ってのはなんなんでしょうね。ようするに、地元にだけには来られちゃいやなのよ、選挙もあるしさ、ま、沖縄は可哀相だけどとりあえず我慢ついでにもう少し辛抱してよ。そんなところなんだろうね。

 でも不思議だね。基地が存続するものだという前提でみんなモノを言ってる。この際だから、基地の存在そのものの議論をしましょうよ、って発言がひとつもないのは何故だろう。まずは、基地ありきという前提を崩すところから議論が始まらなくてはいけないんじゃないか。地域エゴを言いまくる知事を見てると哀しくなってくるのだった。

 さて、朝日の朝刊に、知ったかぶりの池上(彰)君が、官房機密費についてコラムを書いていた。評論家やジャーナリストに官房機密費が渡ったという食えないオヤジの野中君の発言を検証した東京新聞の記事を取り上げ、朝日を含めて新聞やテレビの追求がほとんどないことに疑問を呈する姿勢は評価したい。

 「東京新聞の見事なところは、記者が、上司にあたる自社の編集局長にも取材しているところです。(中略)東京新聞の編集局長は、疑惑を否定しました。では、朝日新聞の編集幹部や、朝日新聞出身の評論家、コメンテーター諸氏は、どうなのでしょうか。取材してみる記者はいませんか?」なんて挑戦状まで突きつけられちゃって、朝日はなんとする。それとも、知ったかぶりの池上君のコラムでガス抜きして、お茶を濁そうって腹かしら。だとしたら、池上君も同罪だけどね・・・さあ、どうする、どうする!

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