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2010年6月 2日 (水)

鳩山降ろしをしている場合かね・・・。

 それにしても、新聞もTVも、日本のメディアって政局や政争がお好きだこと。昨日だって、TVの政治部の記者なんか、嬉々としてコメントしてるもんね。鳩山、小沢、輿石の3者会談を、まるで鳩山退陣で決着するかのような報道体制しいてたけど、どうやら退陣はなさそうだってなった時の記者の拍子抜けした顔。芸能リポーターのごとく政局ごっこを追っかけまわしてばかりいるから、官房機密費で取り込まれたりするんだよ。官房機密費に関する知ったかぶり池上君の挑発に、無視するだけで何の対応もしない朝日なんか、その象徴だ。

 しかし、民主党の議員たちって、鳩山退陣で騒いでいる場合か。まるで、昨年の麻生おろしを見ているようで、情けなくなってくる。しょせんは選挙に勝てれば何でもいいって思ってるんだろうけど、残念ながら鳩山ポッポ君が辞めても民主党は勝てないよ。総理の首をすげかえて政権を守ろうなんて姑息な手段は、自民党政権でウンザリしてるからね。おそらく、逆効果になると思う。鳩山ポッポ君退陣なら、解散総選挙。これっきゃないでしょ。

 参議院選を通じて、なぜ辺野古にせざるを得なかったかをとことん説明するしかない。そして、「国外、県外」に向けてどう努力していくのかを徹底的に説明すること。いまはその迷走ぶりを面白いように叩かれているけど、「国外、県外」というメッセージに対してまったく冷淡だったマスコミ、そして「基地見直し」すら俎上に上げることをしなかった自民党に鳩山ポッポ君を批判する権利なんてないんだからね。「寝た子を起こした」みたいなヨタを吐く御用記者田崎みたいのがいるけど、これってポッポ君がおとなしくしていれば沖縄県民を騙せたのにってことだよね。こんなのがジャーナリストだってんだから世も末だ。こんな発言をシレっと流して平然としているメディアも同罪。

 ニヤケ顔の前原君が、「普天間に象徴される首相のリーダーシップの問題、(首相と小沢氏の)2トップの政治とカネの問題で極めて大きく支持率が下がっているのは事実」なんてほざいるけど、まるで他人事だね。沖縄担当大臣でもあるっていう自分の立場を棚に上げちゃいかんでしょ。即刻退場。

 岡田、北沢、前原、平野、そしてメディアの面々は、琉球大学下地名誉教授がタイムズ紙に投稿した反論をどう読むのだろう。

(ここから琉球新報より引用)

 米軍普天間飛行場が辺野古移設となったことを「オバマ政権の勝利」と書いた米ニューヨーク・タイムズ紙に対し、下地良男琉球大名誉教授は「米国の民主主義の原則に反した勝利は自滅的だ」との反論を投書した。同紙の28日付読者欄に掲載された。
 下地氏は編集者あてに「確かに、2006年合意にこだわるオバマ政権の圧力に、鳩山政権は負けた。だがオバマ政権は、その勝利が自滅的であることに気付くべきだ。非民主主義の国々に対してワシントンが主張する民主主義の原則に、矛盾している」と指摘。「大多数の沖縄県民は沖縄に基地を置くことに反対している。よくもオバマ氏は、同胞である鳩山氏の意思を無視することができますね」と痛烈に批判した。下地氏は名護市辺野古の海を写真に収め、写真集を出版するなどして、県内移設に反対している。

(引用終わり)

 とここまで書いて、「鳩山退陣」のニュース。詳細はわからないけど、首のすげかえだったら呆れるね。さあ、これからどうする。

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