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2010年6月 7日 (月)

メキシコ湾原油流出と官房機密費

 いやー、昨日の安田記念はまいっちまいました。穴で狙ってたショウワモダンが突き抜けてきた時には「やった」と思ったのだが、それも束の間、ヒモがスーパーホーネットとスマイルジャックじゃ話にならない。かろうじて4着に残ったトライアンフマーチが3着にねばってくれていたら・・・ああ、タラレバはいかんのですよね、競馬は。さて、これでG1も宝塚記念まで小休止。馬券の収支決算して反省しよっと。 

 メキシコ湾の原油流出はとんでもないことになってきている。米議会の公聴会では工事を請負った会社同士が責任のなすりあいをしていたが、企業ってのはどこの国も見苦しいものです。とはいえ、どんなに手をつくしても流出は止まらないわけで、核を使えなんて過激な発言も飛び出したりしている現状は笑うに笑えない。

 いまのところ日本には直接的な被害がないから他人事のように報じられてるけど、おそらく自然の生態系に与える影響は計り知れないものがあるだろうし、原油価格へのプレッシャーだって起きてくるはず。それにしても、現代の科学をもってしても流出を止められないのだから、自然の力とは恐ろしい。

 ところで、「政治とカネ」については説明責任だなんだとさんざん毒づいてるくせに、「メディアとカネ」はほっかむりのジャーナリストの皆さんだが、機密費について外務省のラスプーチンと称された佐藤(優)君が興味深いコラムを東京新聞に寄せている。みんなの党の「橋本総理の時には」が口癖の江田君に関してで、「本音のコラム 官邸 機密費の闇」と題された6月4日の記事だ。多くのブログで紹介されているが、改めて全文掲載します。

(ここから引用・東京新聞より)

 筆者は情報業務についていた関係で、機密費(正確には報償費)を用いて仕事をしたことが何度もある。機密費は領収書や伝票などの証拠書類がいらないので、要人の買収、いかがわしい接待で相手の弱味を握るなどどのようなことにでも使うことができる。
 筆者が初めて内閣官房機密費をもらったのは1997年、江田憲司首相秘書官(当時、現衆議院議員・みんなの党)からだった。江田氏から「モスクワに出張する前に(首相)官邸に顔を出しなさい」と言われていたので、挨拶に行った。1階の会議室に案内された。江田氏はポケットから白い封筒を出し、「これを使って」と言って差し出した。筆者は「ありがとうございます」と礼を言い、封筒を鞄に入れた。封筒には30万円が入っていた。
 このとき江田氏が「官邸にきて初めて知ったけれど、外務省は裏のカネをたっぷりもっている」と言っていたことを鮮明に記憶している。今になって思うと外務省から官邸に秘密裏に上納されていた機密費のことを江田氏は示唆していたのだ。
 江田氏は機密費の闇について知る生き証人だ。普天間問題で窮地に陥った現官邸が沖縄の分断工作に機密費を用いることを牽制するために、江田氏が機密費について知る真実を国民の前に明らかにすることがみんなのためになると思う。

(引用終わり)

 みんなの党は、渡辺君にも献金疑惑が噂されているし、清和会の別働隊疑惑もあるし、そんなに威張れたもんじゃないことがよくわかる。

 官房機密費に関しては、上杉君と田原君のUstreamでの対談が面白い。ちょいと長いけど官房機密費にまつわる闇の深さがおぼろげながらも理解できる。でも、ここまで言うなら、地上波でもしっかり意見言わなくちゃね、田原君。

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