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2010年8月 2日 (月)

危ういメディアのポピュリズム。

 4ケ月ぶりの復帰となった武ちゃん、勝てなかったけど小倉記念の騎乗ぶりはさすが。いったん最後方に下げて道中ユッタリ行って、4コーナーでは中段にとりついたと思ったらムチ入れてたもんね。それからは、手綱しごきながら追いに追っての3着。あれだけ追えれば肩の不安もなし。夏競馬で足慣らしして、秋にはターフを沸かせてほしいものです。

 沸かせて欲しいのにどうやっても沸かないのが、菅シロート政権。定数削減をめぐってまたしても非難の渦が・・・。消費税と同じで、定数削減もいずれはしなければならないんだけど、どうしてこのシロート政権は理念なき言葉だけが先行して出てくるのだろう。当然、野党もメディアもそこを叩く。結局は、議論が深まることはなく、いつのまにか頓挫する。

 メディアなんてずるいもので、定数削減はいずれはしなくちゃいけないなんて言いながら、それにはもっともっと詰めなくてはいけないことがあって一朝一夕にはいかないなんて難癖をつけている。でも、議論を始めなくてはいつまでたっても定数削減は実現しないんだから、とりあえずのきっかけとしてはシロート政権の提案も一理あることは認めざるを得ないはずなのにね。民主党が言ってることにはどんなことでもまず難癖つけることがメディアの手法で、まるでイギリスのタブロイド紙みたいにただのスキャンダル・ジャーナリズムになっちゃってる。

 メディアこそポピュリズムに陥っていると思うのだが、日テレの記者とカメラマンが秩父ヘリ墜落の取材で遭難死したのもそんな背景があったのかもしれない。口蹄疫騒動の時にフジTVのクルーが何の防疫対策もしないで現場に踏み込んで顰蹙をかったのも、視聴率目当てのスクープ合戦が原因なんだからね。真に報道すべきこととは何か・・・現場の記者だけに責任を押し付けるのではなく、彼らをそこに駆り立てているTV局や新聞社のあり方そのものが問題なんだと思う。

 大阪では子供を放置して殺しちゃった若い母親の事件があったけど、幼児や児童の虐待はたまらんなあ。弱いものに敵意が向けられる社会は、やっぱりどこか狂ってるんじゃなかろうか。

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