一郎君、転校しちゃうかもよ。
小沢一郎の民主党代表戦出馬を受けて、メディアは「政治とカネ」を軸にネガティブキャンンペーンを仕掛けてくるに違いない、と昨日のブログに書いたけど、早速夕方のニュースで各局の小沢攻撃が始まった。それにしてもわかりやすいひとたちだこと。
日テレは、お決まりの街頭での100人アンケート。どんな操作したのかしらないけれど、最初は小沢出馬支持、不支持が半々だったのに、最終的な結果は7割不支持。後半はすべてのひとが不支持にまわったてわけか、どうも解せない集計結果ではあった。でも、同じ読売系列でも読売オンラインのアンケートでは支持が73%なんだから、この差はなんなんだと笑ってしまった。
テレ朝は、三宝会の世話人に名前を連ねる後藤某を解説者に迎え、小沢批判を繰り広げたあげく、世論の盛り上がりが大事ですとは・・・。つまり、小沢バッシングで世論操作しようってことか??
ついでに、ウォールストリートジャーナルが「小沢政治塾」での小沢君の発言を取り上げた愚にもつかない揚げ足取りの記事を紹介。これについてはコメントなしで、ようするに外国の新聞使って悪口を言って終わり、という刷り込み報道をしていたのは恥ずかしかった。
TBSの『ニュース23クロス』では、「小沢氏は、政治資金規正法の違反事件をめぐり、現在検察審査会の審査を受けている」なんてテロップが流れたようだが、検察審査会で審査を受けているのは、小沢君じゃないからね。検察審査会というのは、検察の決定を審査するところだから、そこのところよろしく。
そして、一夜明ければ、「政治とカネ」「検察審査会」のオンパレード。朝日なんか、「あいた口がふさがらない」なんて見出しを社説につけちゃって、こっちの方が開いた口がふさがらなかった。一面のほっかむり星君の原稿も感情論丸出しで、とてもじゃないが編集委員の署名記事としては読むに耐えない代物。
事もあろうに、社会面では、「首相になったら強制起訴は?」なんてタメにする記事もあった。小沢出馬は起訴封じじゃないかといううがった見方もあるけれど、どうもメディアは検察審査会に起訴相当の議決をうながしてるんじゃないのかという気がする。それとも、起訴相当が出るという確信があるのだろうか。形を変えたリークか?
4面では、ご丁寧にも、「小沢氏軌跡 光と影」なんて言い古されたタイトルの記事組んじゃって、代表戦とどう関係してんだかわけわからん。ま、一郎君ってこんなに悪い子だったですよってことが言いたいんだよね。社会面の識者の声なんてのも反小沢のオンパレード。元民主党の事務局長だった裏切り者伊藤惇夫、小沢嫌いの成れの果て高村薫なんて顔ぶれ見れば、どうみたってフェアじゃない。(それにしても、高村薫はどうしちゃったんだろう。小沢嫌いが高じて、事の本質を見誤っている姿は情けない)
つい先日、山口県の小学校の教師が、クラス全員に一人の児童の「悪口アンケート」を書かせて転校に追いやったというニュースがあった。「政治とカネ」「検察審査会」等々、難癖つけまくるメディアのやってることってこれに似ている。民主党の反小沢グループと称する議員もこれに乗っかっちゃってるけど、やり過ぎると一郎君も転校しちゃうかもよ。
「土建業界との腐れ縁が示す古い政治」、だから「小沢氏は政治に向かない」と断じる天声人語子のように根拠も説明せずに批判を続けることはもういい加減にして、菅と小沢の政策について論評することこそが、メディアに求められる責務なのだと思う今日この頃なのであった。
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