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2010年9月

2010年9月30日 (木)

女性検事は正義のヒロインか?

 春と秋の改編期は、TVの劣化が最も顕著に現われる時期だ。今年も期待にたがわず、トンデモ特番のオンパレード。なんてブツブツ言いながらついついTVを観ている自分がいるってのも情けないのではあるが・・・。で、昨夜も食後にちょいとTVをつけたら、珍名さんをどう読むかなんてのをやっていた。たとえば、「月出」という苗字は「ひたち」と読むんだとか。なんでも、月が出るということは太陽を断つにつながるところから、「ひたち」となったそうな。その他にも、「月見里」は「やまなし」。なんとなれば、山がないから月が見える、という判じ物の世界ですな。まだあります。「街風」で「つむじ」、「隣」で「ちかし」。いやあ、唯一あてずっぽうであたったのは、「つむじ」だけだった。

 古本くろねこ堂にも、いろんな苗字の方から注文が入る。ほとんどがどうにかこうにか読めるのだが、まったく検討がつかないという苗字もある。つい最近も、「目」という苗字の方から注文があった。ふむ、「まなこ」さんと読むのだろうか。まさか、「め」さんではあるまい。てな具合に推理してみたのだが、調べてみたら見当違いもはなはだしい。なんと、「さっか」と読むのであった。なんでも、律令制度の官職にそのいわれがあるのだとか。由緒正しいお名前だったんですね。

 さて、前田暴走検事による証拠改竄は、村木さんの逮捕前に既に改竄がなされていたとマスメディアが報じている。つまり、自分たちのでっち上げたストーリーが壊れそうになって事件になりそうもないので、慌てて証拠改竄しちゃったったわけらしいが、こうなると検察ってのは犯罪を自らの手で作り上げる「犯罪メーカー」ってことになるね。なんだか、すごいことになってきた。

 マスメディアもそんな特捜を正義のヒーローに仕立ててきたわけだけど、今週の週刊朝日で、郵便不正事件の弘中弁護士が次のように語っている。

「メディアと特捜部は似ているんですよ。自分たちを正義だと思っていて、真相というものがあると信じ込んでいる。だから、被疑者は極悪であるというストーリーを描いてしまう。都合の良い部分は膨らませ、悪い部分は使わない、わかりやすい話にしてしまうのです。そうした性格が似ているものだから、検察からリークを受けると喜んで書いてしまう」

 これは、足利事件の佐藤弁護士との対談での発言だが、この言葉のなかに検察とマスメディアの闇がすべて凝縮している。

 で、マスメディアのなかには、改竄を上司に報告したという女性検察官を、あたかも正義のヒロインのごとく報じているむきもあるが、それってどうなんだろう。確かに、改竄に気づいて職を賭けて訴えたという事実は尊いけれど、無実を知りながら郵便不正事件の告発に加担したというのもまた事実なんだよね。内心忸怩たる思いがあっただろうことは察しがつくけど、やはり無実の人間を裁判にかけたということは大いに反省すべきなんじゃなかろうか。でっち上げであることを知りながら、控訴を取り下げることもなかったんだから、組織ぐるみの犯罪であることは動かしようがない。

 上司に報告したという検事を正義の味方に仕立て上げることで、検察全体の問題というよりは、前田個人の不始末というところに着地点を見出そうとする思惑がチラホラ見えるのはうがちすぎだろうか。今回の証拠改竄事件は、検察の大掃除という意味ですべての出発点であり、これで終わりにしてはいけないと思うけどね。

 九州では、宮崎のセールスマンが次期知事選に不出馬を表明するわ、阿久根市では市議会議員がつかみ合いするわで、めちゃくちゃなことになっている。宮崎のセールスマンは、「県知事として限界を感じた」とのたまっているようだが、だったら東京には来ないでね、お願いだから。それよりも、まずは自分を「どげんとせないかん」のじゃないのか、宮崎のセールスマンは。ま、勝手にすればだけど。

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2010年9月29日 (水)

検察裏金問題も再検証しなくっちゃ。

 地質学関連の研究者の方からあった買取依頼のSF関連書籍400冊の検品・・・遅々として進まず。苦あれば楽あり、とはいうものの、さすがにしんどいぞ、これは。状態は悪くないので、それほど神経質に検品する必要はないのだが、書き込みや線引きなどは丹念に見ないとなかなか気づかない。表4に署名なんてのだったらすぐわかるからいいのだけど、本文中への書き込みや線引きとなるとそうはいかない。たった一行の線引きをチェックする作業のなんと地味なことよ。でも、ここをおろそかにすると、さあ目録にアップしようって時に偶然書き込みなんか発見しちゃって、ガックリくることになるからね。今週は編集者稼業はまったく暇だから、古本屋業務に精出すことにしよっと。

 さて、前田暴走検事による証拠改竄は、どうやら前特捜部長と副部長の逮捕ということになりそうだ。犯人隠避罪が適用されるらしいとマスメディアは報じているが、そんなことリークする前にさっさと逮捕すりゃいいと思うのだが。メディアを通じて、「逮捕しますよ」って知らせてるようなもんなんだから、どうなってんのかね。それこそ、証拠隠滅の恐れがあると思うけど。

 郵便不正事件の検察の捜査に関する検証チームの初会合が昨日開かれたそうだが、人選は最高検まかせってのもなんなんだろう。案の定、メンバーは最高検の検事ばかり。こんなんで検証チームとは笑わせてくれる。ようするに、アリバイ作りってこと。まっく影も形も見えない法務大臣だから、舐められてるってことか。何が政治主導だか。

 27日には、検察裏金問題の告発者である三井さんが、大阪地検の小林敬検事正など4人を検事総長に告発したけど、一連の検察による違法な捜査はつまるところ三井さん逮捕に行きつく。その三井さんの奥さんのメールが「保坂展人のどこどこ日記」で紹介されている。三井さんだけを悪者にして検察の不正を闇に葬ろうとしたやり口を改めて検証することも、いまだからできるのではないだろうか。

 三井さんは口封じのために逮捕されたけど、その告発を受けて国会で質問するはずったのがスッカラ菅君なんだよね。インタビューする手はずになっていた鳥越君ともども、検察裏金問題に再び取り組めばいいのにと思うのだが・・・。鳥越君も三井さんが釈放された時になまぬるい検証番組を放送しただけで、その後この問題に正面から取り組んでいるとはとても思えない。ジャーナリストを自負するなら、いまこそそのレーゾーンデートルを証明すべき絶好の機会じゃないのかね。

 ところで、このところ世論調査ってすっかり沈黙しているね。民主党代表戦の時には、あれだけ世論操作じゃなかった世論調査にうつつをぬかしてたのに、どうしちゃったんでしょう。地検特捜部の証拠改竄、悪化する日中関係、幼稚で無責任な閣僚達・・・世論調査するならいまでしょ。それとも、スッカラ管内閣の支持率急落になっちゃうと困ることでもあるのかしらん、と邪推したくなる今日この頃なのであった。

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2010年9月28日 (火)

武富士破綻と沈没寸前のスッカラ菅内閣

 秋雨前線が停滞して、どうやら秋の長雨の気配。日一日と秋が深まっていく今日この頃、消費者金融は冬の時代に突入したようで、武富士が会社更生法を申請するとか。ほとんどの消費者金融(そんなお上品なもんじゃなくて、しょせんはサラ金だけど)は、銀行の傘の下に入ってるけど、武富士だけは独立独歩できただけにさすがに過払い利息返還といった業界の流れは厳しかったようだ。でも、武富士が破綻すると、過払い利息返還も滞ることになるだろうから、返還請求しているひとたちは困るだろうな。

 そそもそも、消費者金融(=サラ金)がこれほど大手を振って表通りを歩けるようになったのも、銀行が小口金融に見向きもしなかったからなんだよね。庶民の預金で成り立ってるくせに、つまり他人のふんどしでボロ儲けしてるくせに、預金者がお金を貸してほしい時にはケンもホロロというまさに鬼畜ような銀行の存在が、サラ金の成長には大いに力を貸したというわけだ。おかげで、サラ金地獄なんて社会問題まで引き起こしたんだから、銀行の罪は重い。

 で、武富士の破綻はさもありなんなわけだけど、その他の消費物金融はどうなんだろうね。銀行の傘下におさまっているとはいえ、過払い利息返還は経営に重くのしかかってるだろうから、いざとなったら銀行は消費者金融を見放すかも。武富士の破綻は、消費者金融業界そのものの破綻の始まりになるのだろうか?

 中国が態度をますます硬化させているようだけど、やっぱりニヤケ男・前原君の対中国強硬姿勢が招いた大失態のようだ。衝突した時のビデオテープがある、なんて強気なこと言ってるようだけど、偽メール事件と同じようにガセネタじゃないのという疑問の声もあがっている。朝日なんかもビデオテープの存在を強調していたけど、その映像を観た奴っているのだろうか。民主党の議員の中からも、ビデオテープ公開の要求が出てきているくらいだから、誰もその存在を確認してないってことだよね。あるある大事典じゃないんだから、これでビデオテープがなかったなんてことになったら内閣総辞職でもおかしくない。

 いまや漁船の船長は英雄気取りで、「頭に銃を突きつけられたけど調書への署名は断固拒否した」なんてことまで語っているそうだ。検察は銃なんか持ってないんだから、こうしたプロバガンダ報道に対しては断固抗議すべきだと思うけどね。スッカラ菅内閣は、中国漁船に衝突されて沈没寸前ってところか。

PS

日曜のレースで落馬した横山(典)騎手は、頭蓋骨骨折の重傷。騎手生命に影響はなさそうなのが不幸中の幸い。今年に入って、内田、武、最近では岩田と有力ジョッキーが相次いで落馬負傷している。こんな年もちょっと珍しい。

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2010年9月27日 (月)

反省なき特捜OB

 夜中に地震があったような気がしていたのだが、夢うつつでさだかでなかったので我が家のドラ猫がベッドで暴れたのだとばかり思っていた。ところが、やっぱり地震あったんですね。千葉で震度3というから。東京の東のはしっこの我が家が揺れるわけだ。

 揺れるといえば、日中関係も検察も大揺れが続いている。昨夜のNHKスペシャルは、「堕ちた特捜検察~エリート検事逮捕の激震~」という物々しいタイトルのわりには、いつものぬるいアリバイ番組で肩透かしをくらってしまった。ま、NHKではこれくらいが精一杯だろう。パネリストは、元特捜部長の熊崎勝彦、江川紹子、足利事件の弁護士の佐藤博史のお三方。番宣では、立花隆も出演となっていたが、結局はVTRによるインタビュー出演でお茶を濁して終わり。なんで出演しなかったんだろう。不思議だ。

 それにしても、元特捜部長の熊崎君を筆頭に、どうして特捜関係者ってのは、「昔は良かった」式の検察擁護論しか語れないのかね。自分たちと今の検察とは違うんだということを滔滔と論じられても、まったく議論になりゃしない。とにかく、反省ってものがないんだから、どこまで厚顔無恥なんだか。

 「杜撰な捜査が招いた失態」みたいなことを熊崎君がのたまったのを受けて、「杜撰だからこういう事が起きたじゃなくて、杜撰だからバレちゃった」って江川さんが切り替えした時に熊崎君の目が点になった瞬間は大いに笑わせてもらった。う~ん、できる、江川さん。

 熊崎君は、「ストーリーありきの捜査はあり得ない」なんてこともヌケヌケとのたまってたが、郷原氏は「気は確かか?この人には、過去にやったことの記憶というのはないのか?」とツッイターでつぶやいていた。「過去にやったこと」って是非とも聞きたい。こやつも同じ穴のムジナだったか。

 番組では、これまでに特捜に逮捕・拘留された人たちから、様々な批判の声が上がっていると言いながら、その紹介のVTRが小室哲哉の著書というのには、それこそ開いた口がふさがらなかった。せめて、リクルート事件、できれば元福島県知事の佐藤栄佐久さんの事件をサンプルにしなくちゃ、「堕ちた特捜検察~エリート検事逮捕の激震~」のタイトルが泣こうというものだ。

 今朝の朝日新聞によれば、最高検は前田暴走検事の単独犯という見方を強めている、みたいなことが書かれていたが、やっぱりそちらの方向に舵を切ろうというのだろうか。権力の監視者としてのジャーナリズムにとっても、ここは正念場だろう。検察リークを垂れ流すことなく、どこまで独自取材で事件の本質に迫れるか・・・期待はしないけど、あんた方の監視は続けさせてもらいまっせ。

 さて、中国漁船船長の釈放は「検察の判断」、とスッカラ菅君も改めて強弁したようだ。「検察の判断」がそんなに正しかったら、検察審査会いらないでしょ。こうなったら、誰か、検察審査会に処分保留による釈放は不当ということで告発してくれないかな。「検察の判断」を市民感情で見直すのが検察審査会らしいから、ここは是非とも小沢君を告発した謎の市民団体あたりに告発してもらいたい。小沢君よりも、こちらの方が謎の市民団体の思想性からすれば大きな問題じゃないの・・・と、ふと思ったくろねこなのであった。

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2010年9月26日 (日)

それにしても、融通の利かない内閣だこと。

 すっかり秋めいてどころか、肌寒い日が続いている。今日は立派な秋晴れになるそうだが、この後にまだ残暑がやってくるなんて予報もあったりして、なんだか心が落ち着かない・・・って、なんのこっちゃ。それはともかく、昨日、国勢調査の調査票が届いた。今回はインターネットで回答が可能になったのだとか。セキュリティは大丈夫かとも思うが、ま、知られて困るほどの秘密もないからインターネットでやってみるか。

 で、国勢調査の調査票に学歴の項目があるのだが、卒業と在学中はあっても中退という選択肢がないのが不思議でならない。除籍なんてのがあってもいいと思うのだが、どうもそうしたファジーな回答は必要ではないらしい。中退や除籍は、国勢調査にはなんの意味もないってことか。こちとら中退なんだけど、中退のアイデンティティーはどうしてくれる、クソッ!

 「検察の判断」によるとした中国漁船船長の釈放が、法律論として問題になりそうな気配だ。自民党は早速、記者会見した那覇地検の次席検事の証人喚問を要求する姿勢を見せている。なによりも、「今後の日中関係を考慮した」という検察の一言が問題。検察が外交上の問題を勝手に考慮するなんてことはとんでもないことで、それこそ国内法にのっとって粛々と取調べをするのが検察の仕事なんだから。外交上の問題を考慮するのは内閣の仕事であって、フランケン岡田君のように「検察独自の判断」なんてのは無責任極まりない。それにしても、スッカラ菅君の存在感の薄いこと。仙石内閣と揶揄されるのもむべなるかな・・・って、それじゃ困るんだけどね。

 ハッキリと、「政治的判断の結果」の超法規的処置と宣言しちゃえばいいものを、なんで「検察の判断」にこだわるのかまったく理解できない。そんなんだから、「謝罪と賠償」を要求されちゃうんだよ。つまり、拘留延長までしたのに処分保留で釈放したってことは、逮捕・拘留そのものが不法だったんじゃないのという理屈も無成り立っちゃうわけで、中国としてはそこを突っついてくるのは、ま、国内事情もあって当然といえば当然のことなのかもしれない。

 「岡田幹事長に問いたい。中国人船長問題に対して、日本が「国内法に従って粛々と対応してきただけ」で外交上の対応ではない、と言い切るのであれば、中国側が身柄拘束している日本人4人についても、中国国内法に基づいて粛々とやれば良い、日本政府は外交上の努力をしなくてもよい、ということ? 」・・・と郷原氏がツイッターでつぶやいていたけど、スッカラ菅内閣はとんでもない誤謬をおかしたことになるかもしれない。

 こちらもここまで配慮したんだから、そちらもよろしくね・・・ってことにすればすんじゃったかもしれないのに、「国内法で粛々に」とか「検察の判断」とか、あくまでも逮捕・拘留は正しいという立場を貫こうとするから、そりゃ、中国だって面子が立たない。阿波の古狸やフランケン岡田君を筆頭に、ドグマに取り付かれた教条主義者の集団がスッカラ菅内閣の実態なのかも。世間知らずで頭でっかちの融通の利かない内閣に、世界中は目が点になってるんじゃないか。

 なんだか、スッカラ菅君のオッカアが、BSで小沢君と鳩山ポッポ君のことをろんぴょうしたそうだが、なんとまあ大きなお世話をするもんだ。立場っちゃうものを少しは考えないとね。なかなか天晴れなオッカアだと思ってたんだけど、ちょいと買いかぶりすぎたな。総理夫人としての品格の問題か・・・。

【くろねこの競馬予想】

中山では、天皇賞の前哨戦、オールカマー。ドリームジャーニーの秋初戦だが、ここはひと叩きだろう。狙ってみたいのは、ここが試金石の上がり馬ミステリアスライト。ここで勝ち負けならば、天皇賞に向けて視界良好となるのだが。相手には、去年3着のシンゲン。馬券はこの1点。

阪神は菊花賞トライアルの京都新聞杯。ダービー1の、2着のエイシンフラッシュとローズキングダムの一騎打ちか。菊花賞に向けて両馬がどんなレースをするかを見るレースでありましょう。

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2010年9月25日 (土)

中国漁船船長釈放、小沢狂想曲公判前整理、そして強制代執行

 イチローが10年連続200本安打達成。文句のつけようのない快挙ではありましょう。イチローのプレー以外の“芸風”は好みではないが、芸術的なバットコントロールをはじめとして、50年に一度出るかどうかの天才であることは間違いない。しかし、その天才を発揮するためにはおそらく過剰なまでの努力をしたんだろうね。その凄さをこそ称賛したい。

 郵便不正事件における証拠改竄に目を奪われているうちに、中国漁船の船長が処分保留のまま釈放された。検察の独自の判断、なんてことで阿波の古狸もフランケン岡田君も逃げているが、んなことあるわきゃないだろうってことは子供でもわかる。寝ぐせ男の亀井君が、「事実上の指揮権発動だ」とする意見は正しい。

 事ここに至った経緯を振り返れば、そもそも海上保安庁が逮捕した時点で、何らかの政治的判断ってできなかったのかと思う。代表戦の最中だったから政治的判断が遅れたという声も聞かれるけど、対中国外交という重要性をかんがみれば代表戦直後にすぐにでも手を打っていればここまでこじれることはなかったのではなかうか。

 つまりは、スッカラ菅内閣の外交音痴というか、シロート内閣の実態が露呈されちまったってことじゃないのかな。とにかく、中国政府に対して何もメッセージを発信してないんだからね。中国の脅しにあたふたしちゃって、その時点でこの喧嘩は負けている。

 ニヤケ男の外務大臣なんか、バカのひとつ覚えのように「粛々と国内法にてらして・・・」なんてコメント繰り返すだけ。結局、なんの指導力も発揮することなく、「検察の判断」によって釈放。恥ずかしいよね、外務大臣も、法務大臣も、そして内閣総理大臣も。噂では、阿波の古狸がいろいろ画策したってことだけど、さもありなんって気がする。

 こうした民主党の「弱腰」は、先日書いた「超保守派の台頭を促しかねない民主党の危うさ」そのものであって、どうやらその危惧が現実のものになりそうな気配だ。腹痛持ちの安倍君やレイシスト石原君、おこちゃま知事の橋↓君なんかが喚いているけど、過度なナショナリズムが国内の閉塞感と相俟って大きな輪になっていくことが一番恐い。

 スッカラ菅内閣の倒れる日は、案外早いかもしれない。自業自得か・・・なんのための政権交代だったのだろう!

 ところで、西松建設事件と陸山会事件の公判前整理が始まったが、検察が実証予定のゼネコンから小沢君への資金提供に関して、「起訴内容との関連性をより詳しく説明するように」と地裁が要請しているとか。郵便不正事件の証拠改竄や供述調書の信用性の問題が、ここにも影響を与えているようだ。一連の小沢狂想曲も、ひょっとしたらその裏側に潜む検察とマスメディアの闇が白日のもとにさらけ出されるかもしれない・・・ま、大甘の願望だけど。 

 おまけの話題ということで、渋谷の宮下公園が強制代執行でもめている。そもそもは、命名権ビジネスが発端で、渋谷区は渋谷公会堂などの命名権売却で味をしめてたんだろうね。渋谷公会堂は、サントリーに年間8400万円(5年契約)で売却したってんだから、おいしい商売。で、宮下公園の場合は、区が公園整備などの名目でナイキに命名権を向こう10年にわたり年間1700万円で売却。ナイキは4億円かけて公園を改修して、「宮下NIKEパーク」を開設する予定だった。で、開業後のメンテナンスは年間4700万円かけて渋谷区がやるっていうんだから、ナイキにとってはこんなおいしい話はない。

 そこにもってきて、宮下公園はホームレス問題も抱えていたから、区にとっては一鳥二石だったわけだ。でも、そうなれば反対運動は起こって当然。そうでなくても、いち私企業が都内の一等地を格安で手に入れて、宣伝に使うことができて、なおかつ税金でメンテナンスしますってんだから、クレームつかないほうがおかしい。

 命名権だけ売ってれば問題なかったのに、ようするに宮下公園の再開発を命名権ビジネスにひっかけて姑息にやろうとした行政の責任なんでしょうね。強制代執行までして、ナイキのブランドイメージにキズがつくと思うんだけど、かつてのメセナの理念はどこにいっちゃったんだろうね。

 

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2010年9月24日 (金)

「前田VS検察」・・・こうなったら面白い。

 昨日は買取希望の書籍が、ダンボール7箱分どどっと到着。地質学関係の研究者の方からの依頼で、ハヤカワ・SF・シリーズにはじまり、三笠書房、久保書店のシリーズ物、さらには日本のSFまで、実に400冊近い蔵書は圧巻の一言。しばらくは、400冊近い書籍の検品に没頭しなくてはいけないけど、こういう大変さはいつでも歓迎。まだダンボールはそのままだが、開封する時のワクワク感に今から気もそぞろの週末なのである。

 報道によれば、前田容疑者が証拠改竄を認めたとか。ま、容疑は動かしがたいものなのだろうが、スクープ(?)以来、「朝日の取材によれば」と自慢タラタラだったのが、ここにきて「検察関係者によれば」という記述が目立つようになってきた。独自取材の報道が影をひそめてきたということは、検察のリークにのっとった報道姿勢に変わったということか?

 今朝の朝刊からは、どうも前田容疑者の資質にこそ問題があるという論調がチラホラ垣間見える。「耕論」のページでは、ヤメ検若狭君が近頃の検事の能力劣化を憂いているが、これも結局のところ前田一人が悪いって言ってるようなもの。そのとなりには、千葉前法相のインタビューが載っているが、こちらはまったく情けないの一言。官僚にがんじがらめにされて、何もできなかったことをエクスキューズするばかり。

 個人の不始末という検察側のストーリーにそったムード作りがそろそろ始まったということは、今後はちょいと気をつけてマスメディアの報道を見ないといかんな。検察のリーク垂れ流して、前田が悪いってことですませるつもりかもしれないからね。小沢狂想曲の際の検察リークのすさまじさは、その事件そのものがどうも胡散臭いということで問題になったけど、今回の証拠改竄は容疑としては疑いがなさそうなだけに、ついマスメディアの報道を鵜呑みにしかねない危うさがある。「検察関係者によれば」という文言が入った記事は、要注意! お馬鹿な検事とはいえ、「推定無罪」は担保しなくちゃね。

 ネットでは、前田容疑者が、「取調べの可視化」を要求し、さらに村木さんの主任弁護士の弘中君に弁護を依頼したなんて噂が飛び交っている。弘中君に弁護依頼は悪い冗談としても、「取調べの可視化」を要求するってあるかも。ここまできたら、自分ひとりがスケープゴートにされるのは前田容疑者としても納得いかないだろうし、検察の取調べのめちゃくちゃさかげんは自分がよく知っているわけだから、「可視化」要求って案外筋が通っているような・・・。検察にしたら、前田容疑者にケツまくられて、何から何まで喋られちゃったら困るだろうからね。そのへんは、やり手の検事だったんだから、当然わかってるだろうし、ちゃんと計算してるんじゃないかな。だからこそ、検察としては第三者機関に捜査を委ねることはできない・・・ってのが本日のくろねこの見立てです。

 前田容疑者が第二の三井さん(元検事。検察裏金問題の告発者)になって、「前田VS検察」って図式になっていったら、面白い展開になるんだけどな。

 ところで、検察にはめられた佐藤栄佐久元福島県知事が、証拠改竄を受けてブログで思いを語っている。是非、ご一読を

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2010年9月23日 (木)

郵便不正事件は小沢狂想曲のピースのひとつ。

 天気予報は当たった。猛暑もすっかり影をひそめ、それどころか雷まで鳴っている。秋雨の季節になったということか。さすがに今年の夏は暑かったから、このまま秋本番に突入してくれればいいのだが。

 予想通りとはいえ、どうやら検察トップも証拠改竄の事実を把握していたようだ。「報告を受けたのであれば覚えているはずだが、そういう言葉は覚えていない」とか、「書き換えられた疑いがあることについての報告を受けていない」とか、弁解に大童だけど、こんな供述を仮に容疑者がしたとすれば検察はまったく聞く耳もたないはずなんだよね。こうなったら、取調室に軟禁して、壁に向かって直立不動させて反省してもらおうじゃないの。地検特捜に逮捕された被疑者はみんなそうした虐待受けてきたんだからさ。

 ま、検察が組織ぐるみで証拠改竄に関わっていたなんてことは百も承知だから、ようは今後どこまで捜査の手が伸びるかが問題だ。郵便不正事件に関わった検事は全員逮捕、なんて過激な意見もあるからトップの何人かが引責辞任したくらいじゃおさまらない。当然、検察特捜部解体論だって囁かれるだろう。

 組織ぐるみってことが見えてきたんだから、当然第三者機関による検証こそが急務だと思うけどな。昨日のテレ朝『スーパーモーニング』では、ヤメ検の大沢君が「シロートに検察の捜査はできない」なんて間の抜けたことをぬかしそうだが、だったら検察審査会のシロートにだって審査なんかされたかないやね。

 ま、それはともかく、犯罪者集団「地検特捜部」の実態は、これをきっかけにどんどん暴かれていくことを期待するとして・・・そのきっかけとなった、郵便不正事件とは何ぞや、という検証もする必要があるのではないだろうか。

 そもそも、この事件はこれまでにも何度も書いたように、小沢狂想曲の一環であり、民主党の鬼瓦、石井一君をターゲットにしたものであることは間違いない。朝日なんかは、最初っから、「裏には民主党の大物代議士の名前が囁かれいる」みたいなこと書いてたからね。つまり、小沢叩き==民主党つぶしを完成させるためのジクソーパズルのピースのひとつでもあったわけだ。

 で、とりあえず末端の村上君を逮捕してギューギュー締め上げた結果、村木さんの指示という供述を引き出したんだけど、ところがどっこいこの方が一筋縄ではいかなかった。どんなになだめすかしても検察のストーリーにまったく乗ってくれないものだから、困っちゃったわけね。そこで、爆弾(=証拠改竄)仕掛けちゃったということになっていく。

 結果、村木さんは冤罪ということになるわけだけど、証明書偽造という事実はあるわけで、ノンキャリアのいち係長が独断でできるわけがない。ましてや、検察にいわせれば政治家案件なわけで、では誰が指示したのか。いま噂になっているのは、村木さんの上司だったS氏の存在だ。この御仁は、検察に村木さんが関与したかのような供述をしたのだが、公判では否認に転じている。部下を貶める検察への供述そのものが噴飯物で、まったくお咎めなしというのは解せない。現在はどこぞの町長をしているらしいが、どうも検察とタッグを組んだんじゃないかというのがくろねこの見立て。あっ、見立てですから、想像ですからね、そこんところよろしくね。

 村木さんは無罪だったけど、郵便不正事件は実際の事件なわけで、その真相を探らないと最終的な解決にはならない。そこで肝になるのが、先にも述べたように小沢狂想曲の一環だったということ。だからこそ、証拠改竄してでも事件にしたかったわけで、そこまで組織ぐるみでやるというのは相当の大物がその先にいなくちゃ辻褄が合わない。そう考えると、西松建設事件や陸山会事件も、もう一度新たな視点で見つめなおす必要があるのではないのだろうか。だって、証拠改竄の張本人が取調べに当たって供述調書も取ってるわけだし、案の定、供述取られた元大久保避暑は起訴後に否認に転じているんだから。郵便不正事件と同じような構図がここにもある。

 なによりも、郵便不正事件と小沢狂想曲とをつなぐミッシング・リンクを解明してこそ、この一連の事件における検察の闇が見えてくるのではないだろうか。郵便不正事件は小沢狂想曲のピースのひとつ。それを忘れちゃいけない。

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2010年9月22日 (水)

もう逮捕・・・はやっ!!

 暑さ寒さも彼岸まで、とよく言われるが、天気予報によれば今年の暑さも今日までとか。明日からはぐんと秋の気配が深まるそうだが、当たらないからなあ、このところの天気予報は。今夜は仲秋の名月・・・月見て一杯か。

 さて、証拠改竄事件がヒートアップしてきた。なんとまあ、朝刊でスクープされたと思ったら、夕方には逮捕ってんだから驚くね。それも最高検が捜査に乗り出してくるという物々しさ。さすがにほっとくわけにはいかないのはわかるけど、このスピード感はちょっと胡散臭い。主任検事一人をスケープゴートに、事件の幕を降ろしたいという魂胆がミエミエだ。

 本来なら、第三者機関を設置して、そこで捜査を進めるべきだと思うけどね。最高検ったって、しょせん身内。身内が身内を裁くんだから、どんなに厳正にしたところでそんなものは信用ならん、ってのが世間の常識だろう。こういう時こそ、法務大臣がしっかりと指揮しなくちゃいけないのに、今度の大臣ときたひにゃ、ただの影の閣僚だからね。コメントらしいコメントも聞こえてこないし、スッカラ菅君は人選間違っちゃったってわけだ。まさか、こんな大事件が発覚するとは思ってなかったんだろうけど、適材適所だそうだからお手並み拝見するしかない。

 それにしても、朝日はこのスクープをどこから手に入れたのだろう。郵便不正事件の片棒担いだことの見返りに、検察からリークしてもらったか? 検察批判するのはいいけど、これまで検察とタッグを組んでさんざんリーク記事垂れ流した共犯者ということを、マスメディアは忘れてもらっちゃ困る。

 証拠改竄した主任検事は、これまで多くの重要な事件(小沢君の大久保元秘書の取調べも担当)に関わってきたんだから、そうした事件の洗い直しもしなくちゃいけないだろうね。朝日なんかは、検察審査会の議決にも影響を与えるかも、と書いていたが、当然予測されることだ。

 検察による証拠改竄なんて、三流ミステリーでも禁じ手なんだから、この組織がいかに腐っているかということ。戦前の特高警察が思想犯でっち上げる時の手口と同じだもんな。自分たちの筋立て(これを「見立て」というそうだが)で事件をでっち上げていくのって、RPGのような面白さがあるに違いない。おそらく、嬉々として証拠改竄したんだと思う。RPGの世界にのめりこんでいく時のワクワク感と同じような感覚があったんだろうな。

 バラエティーのコメンターに成り下がったヤメ検弁護士の多くが、大阪地検特捜部の特殊性や個人の資質の問題に事件を矮小化しているけど、きっとこやつらもかつては似たようなことしたんじゃないの・・・と、TVに突っ込みたくなる今日この頃なのであった。

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2010年9月21日 (火)

地検特捜部の犯罪

 昨日は墓参りの後に、カミさんのお供で丸の内の新丸ビルへ。根岸のお散歩は今回はおあずけ。新丸ビルに何か特別なことがあったわけではなく、たまには気分を変えてという思いつきに過ぎなかったのだが、いやあ、疲れた。エスニック風の冷やし中華に生ビールなんてのをやっちゃったから、帰りの電車は眠気に襲われて爆睡。昼間のビールってのは、なんでこうも酔うのだろうか・・・謎だ。

 さて、連休明けの朝日の朝刊を開けば、一面トップに「検事、押収資料改ざんか」の大見出し。郵便不正事件は、証拠改ざんまでやってたってわけか。公文書偽造で逮捕された上村容疑者から押収したフロッピーデスクの日付を書き換えったってことなのだが、地検特捜部ももはやこれまででしょう。取調べメモは廃棄するわ、証拠は改ざんするわじゃ、むちゃくちゃでござりますがな。

 笑っちゃうのが、改ざんしたとされる主任検事の言い訳だ。「データを書き換えて遊んでました」って、そんなに暇なのか特捜の主任検事ってのは。それにしても、もうちょっとましな言い訳ないもんかね。これはもう立派な犯罪なんだから、しっかりと立件してもらおうじゃないか。

 しかし、証拠改ざんを一個人の仕業なんていう矮小化だけはさせないよ。おそらく、検察は個人の問題として片付けたいのだろうが、そうはイカのおちんちん、タコが引っ張るのだ。これはどうみたって検察という組織そのものの問題であって、断じて個人の不祥事ではない。可視化の問題も含めて、徹底的に追求しなくちゃね・・・それにしても、新しい法務大臣には荷が重いだろうな。スッカラ菅内閣の適材適所が問われることになる。

 そのスッカラ菅内閣だけど、昨日は皆さんお揃いで政策勉強会をしたようだ。大いに結構なことではあるのだが、なんか頼りないんだよね。お勉強会だぜ。パフォーマンスとしてもいただけないと思うけど。こんなことはヒッソリとやるもんだろ。ま、仲よき事は美しき哉ではあるけれど・・・なんかなあ。

 宮崎のセールスマン知事が2期目は不出馬で、都知事も視野に入れてるとかいう聞き捨てならない話があるようだ。ビートたけしに報告をしたとか報道されてるけど、なにかい(?)たけしが入れ知恵してるわけ。都知事ねえ・・・都民も舐められたもんだ。

 もうひとつ、昨日は名古屋の河村君の応援にオコチャマ知事の橋↓君や女性問題で頭の痛い中田君、さらには埼玉知事の上田君などが駆けつけて、なにやらパフォーマンスを繰り広げたとか。市議会リコールに奮闘している河村君には頑張ってほしいのだが、応援に駆けつけた首長集団にはどうも好感がもてない。前にも書いたけど、改革の皮を被った狼であることは間違いないことで、憲法改定したくてウズウズしてる奴らなのだ。中田君なんかは任期途中で横浜市長の座をホッポリ出しただけでなく、こともあろうに、「新しい教科書をつくる会」の教科書採択を置き土産にした奴だからね。河村君がこうした連中とつるむのがどうも解せないのだ。

 改革面した超保守派に騙されちゃいけない、と改めて思った初秋のくろねこなのであった。 

 

 

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2010年9月20日 (月)

超保守派の台頭を促しかねない民主党政権の危うさ。

 今日は、敬老の日で、彼岸の入りでもある。というわけで、墓参りの一日となるのだが、どうやら天気はもちそうだからまずはひと安心。

 ひと安心できないのが、中国との関係だ。スッカラ菅内閣にとっては、船出早々の難事ってわけだが、海上保安庁と中国漁船との間に何があったんだろう。そこのところが、いまひとつわからない。衝突したのは事実なのだろうが、それは不可避の事故だったのか、それとも海上保安庁の言うように漁船が故意にぶつけてきたのか、はたまた海上保安庁側の操船ミスでぶつけちまったのか・・・その検証はどうなってんだろう。

 以前、台湾の遊漁船と衝突した時に、海上保安庁は台湾側にミスがあったという発表をしたが、実は嘘だったということが発覚して大騒ぎになったことがある。沈没した遊漁船の乗客がビデオで衝突の瞬間を写していたのがわかり、海上保安庁の嘘がばれちまったのだ。台湾議会は軍事行動も辞さないという決議をしたほどなのだが、このことについて日本のメディアはほとんど報道しなかった。つまり、戦争の危機みたいな雰囲気が台湾にはあったということだ。 

 今回の中国漁船との衝突も、果たして真相は奈辺にあるのか。中国漁船の船長の拘留延長を受けて、「閣僚級交流を停止」なんて脅しもかけてきているんだから、ニヤケ男前原君も注視ばかりしている場合じゃないと思うけどな。お得意の「中国脅威論」に対しての、中国側からのキツーイ牽制球かもしれないよ。おそらく、中国としては、新任の外務大臣のお手並み拝見、なんて意味も込めていろんな手を打ってくるはず。

 ただの衝突事件から、領土問題にまで発展しそうだから、どうやって落としどころを見つけるか。尖閣列島の領土問題に関しては、鄧小平が棚上げしましょうってことで今日まで来たわけだけど、そろそろ誤魔化しはきかなくなってるのかも。

 領土問題は、尖閣列島の他にも、日韓関係の小骨ともいえる竹島の領有権問題がある。スッカラ菅政権のお好きな会議やって、皆さんの意見とりまとめてなんてやってるうちに、どんどん中国、韓国に押し切られちゃうかもしれない。民主党政権の危うさって、実はそこにあるような気がする。国際社会での発言権がどんどん弱まって、そのうち超保守派が戦前のように台頭することだって、あながち考えられないことはない。そういう意味でも、スッカラ菅内閣の責任は重いんだけど、権力をいかに維持するかに汲々としているだけだから期待はできないんだろうな、情けないけど。

 スッカラ菅君がポッポの後に代表の座についた時には、とりあえずエールを送ったのだが。いまとなっては、それが痛恨の極みだ。反省の意味を込めて、今日はご先祖様に、民主党のマニフェスト復活をお願いしてこよう。

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2010年9月19日 (日)

朝日に名指しで喧嘩売られたんだから・・・戦え、鳥越君!

 白鵬が54連勝達成。偉業のわりには地味な報道は、ちょっとかわいそうかも。相撲協会と暴力団とのズブズブの関係が何も解決しないままなんだから、ま、仕方ないか。公益法人にこだわって付け焼刃の改革なんかやってると、そのうち神事としての相撲本来の姿が希薄になって、ただの力自慢のぶつかりあいというつまらないスポーツになっちゃうよ。

 スッカラ菅君が記者会見で、「どこのグループを外すとかは全く念頭になく、客観的にもそんなふうに見えないと思う」なんてほざいたようだが、とうとう自分自身を客観視することもできなくなっちゃたようだね。それとも、国民をバカにしてるのか!?

 「ノーサイド」なんてこと言っちゃって、ラガーマンの反感買ってるようだけど、本当にこの御仁は、「巧言令色、鮮し仁」って言葉がお似合いだ。もっとも、「巧言令色」というには言語感覚は恐ろしく不毛だが、誠実さに欠けていることは人後に落ちない。どなたかが、菅ポチ内閣と喝破していたが、ワンフレーズソーリのポチさ加減に勝るとも劣らない腰砕けぶりは市民運動化の成れの果てと言うにはあまりにも哀しすぎるぞ。

 ところで、朝日の社説ブログが、押尾判決を取り上げていたので、嫌だけどちょいと呼んでみた。「市民の力が発揮された」という見出しから、芸能人の裁判といえども、様々な報道に影響を受けることなく、毅然とした判決を導き出した裁判員(=市民)へエールを送っているのか、と思っていた。ま、大筋は当たっていたのだが、

(これより引用)

 事件報道のあり方は裁判員法の制定のころから論点の一つになっていた。日本新聞協会などは、法律で規制することに反対する一方、取材・報道ルールを見直した。法曹界も、あくまでも証拠に基づいて結論を出すよう裁判員を導くことが自分たちの重大な使命であると確認し、審理の進め方や立証活動の改善に取り組んだ。
 いまの報道に反省すべき点がないとは言わない。だがこうした議論と実践、そして何より、責任感をもって事件に向き合った裁判員が、この日の判決を導き出したといえよう。
 市民の力を信じる――。

(引用おわり)

  というあたりから、朝日の社説ブログの本領が発揮される。その肝は、「市民の力を信じる」にあったのだ。これに続いて、唐突に、

(これより引用)

 ごく当たり前の話なのに、それを軽んずる姿勢が、社会的立場の高い人の言動に垣間見えることがある。
 裁判員と同じく一般の市民がかかわる検察審査会制度について、小沢一郎氏が「素人がいいとか悪いとかいう仕組みがいいのか」と述べたのは記憶に新しい。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は新聞のコラムで「“市民目線”と持ち上げられてはいるが、しょせん素人の集団」と書いた。
 もちろん市民の判断がいつも正しいとは限らない。個々の疑問や批判はあっていい。だが市民への信頼を抜きにして、私たちの社会も制度も、そして民主主義も成り立たない。

(引用終わり)

 と、テーマは検察審査会とその判断に疑問を投げかける声の批判となる。そっか、これが言いたいがために押尾判決を持ち出したわけね。でなければ、「高尚・高潔」な大朝日の社説がいち芸能人の裁判判決を取り上げたりはしないもんな。それにしても、訥弁・鳥越君もいい迷惑だろうね。鳥越君、喧嘩売られたぜ。こうなったら、同じ土俵に引きずり出して、検察審査会のみならず、官房機密費なんかも含めて、朝日と戦ってくれないかな。そろそろ、TVでも本音で語る時期なんじゃないか。

 そもそも、裁判員制度と検察審査会を一緒くたにして論じていることが、この社説まがいのヨタ原稿の大きな間違い。まずは裁判員には匿名性が希薄だ。押尾判決でも裁判員は記者会見に応じている。判決を下すということの、それが最低限の責務。しかし、検察審査会には匿名性は担保され、記者会見すら開かれない。ましてや、小沢君の件に関しては、告発人すら明らかにされていない。ま、マスメディアが書かないだけで、謎の市民団体とやらの正体はわかってるけどね。

 検察審査会があたかも市民目線であるかのように言うのであれば、そのメンバーの構成くらいは発表しなくちゃね。そして、審査会のメンバー選考のためのプロセスを可視化すること。それすらやってないわけだから、正体不明の「市民」(=シロート)なんかに僕だって審議されたかない。

 裁判員と検察審査会という条件の違う制度を比べて、「シロート」だからという共通項だけで、検察審査会の正当性を語ること自体、詭弁を弄したうえの世論操作なんじゃないの。ジャーナリズムを気取りたいなら、「世論操作」でなく「世論啓蒙」にこそ腐心してほしいものだ。

 もうひとついえば、検察審査会は、検察の出した結果について審査してるんだからね。被告を審査してるんじゃないんだよ。そして、地検特捜部が30億という税金使って1年以上かけて捜査した結果、不起訴となったことを忘れちゃ困る。ここまでの捜査を、「シロート」が「市民目線」で見直して、不起訴を起訴にもっていくことができるなら、そんな司法のあり方自体危険だと思うけどね。

 さらに、検察審査会は、被害者のいる事件で、被害者もしくはその家族が検察の結論に納得いかない時に、その心情を救済するために開かれるのが本来の目的だと思う。だから、小沢狂想曲における謎の市民団体の告発は、それ自体有効性があるのかどうかも本来疑わしい。検察の結論に関して、誰も彼もが告発できるなんてことはないんだからね。だからこそ、小沢君がらみの告発が受理されたことに対して疑問を投げかける声もあるのだ、マスメディアは一切取り上げないけど。

 さらにさらに、検察審査会の不起訴不当議決を受けて、再捜査の結果逮捕された、1974年に起きた甲山事件の例がある。結果、最高裁で無罪が確定したのが1999年。実に、25年にわたって裁判が続けられたわけだ。しかも、その間、何度も控訴審がありながら一度も有罪になっていない。遺族の気持ちはわかるが、本来なら問題は警察と検察の捜査そのものにあるわけで、いたずらに被告と被害者が裁判で争い続けなければいけなかったことにどれほどの意味があったのだろう。

 つまり、市民目線はけっこうだけど、甲山事件で不起訴不当の決議をした検察審査会のメンバーの責任はどうなるのだろう、という素朴な疑問がある。しかも、どこの誰かもわからないんだからね。被告にしたらたまったもんじゃないだろう。

 こうした検察審査会の問題点を深く考察しての論議ならいくらでもすべきだと思うが、今日の朝日の社説のように「小沢憎し」を正当化するために検察審査会を利用しようとする論議はまやかし以外の何ものでもない。

 小沢憎しで、小沢追い落としのためなら何でも賛成っていう朝日の見苦しさに辟易の日曜日。村木さんの冤罪の片棒を危うく担ぐところだった君たちに、裁判員制度や検察審査会について語る資格は断じてない。

【くろねこの競馬予想】

中山では、菊花賞トラアイアルのセントライト記念。フランス帰りの武豊がアロマカフェに騎乗。ここはチャンス。7月のラジオNIKKEI賞に勝って、猛暑の夏をお休み。ローテーションも好感がもてる。相手にはラジオNIKKEI賞2着で中山得意の上がり馬クォークスター。馬券はこの1点で。

阪神では、秋華賞トライアル、ローズステークス。牝馬3冠を狙うアパパネが出走。おそらく2着ははずさないと思うけど、穴にレディアルバローザ。アパパネがどんなレースを見せるかが焦点。

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2010年9月18日 (土)

霞ヶ関の高笑い。

 プロ野球のパ・リーグでは、ライオンズにいつのまにかマジックが点灯していた。日本のプロ野球に興味がなくなってから久しいが、マジック点灯なんて言葉を聞くと、ああ、秋なんだね、とつくづく思う。それにしても、プロ野球の人気低迷は、いかんともしがたい。やっばり、読売グループが牛耳っている限りは、プロスポーツというよりも単なるスポーツ興行という域を出ないんだよね。コミッショナーすら読売の息がかかっている人選しかできないんだから、おそらくこのままだとプロスポーツとして衰退の一途を辿るに違いない。その意味では、サッカーから読売が撤退したのは本当にいいことだったと思う。読売の社名のロゴつけた選手がピッチを走り回っていたかと思うと、ゾッとするね。

 さて、菅シロート内閣の組閣が終了。マスメディアは「脱小沢」が色濃くなったとはしゃいでるけど、相も変わらず学習しないひとたちだこと。ほっかむり男で論説ブロガーの星君もめちゃくちゃな原稿書いていた。恥ずかしくって批判する気もしないので、興味のある方は朝日の「記者有論」を読んで笑ってやってください。

 今回の組閣でクエッションマークが10個くらい付いちゃうのが法務大臣の人選。経歴から見ても法務行政はズブのシロートだし、記者会見でも死刑執行について暗に前向きな姿勢だったし、可視化にいたってはこれからお勉強するみたいだし・・・。これで適材適所か、笑っちゃうどころか、泣きたくなっちゃう。可視化については、まったく期待できないということはヒシヒシと伝わってくる。この人事1点だけで、菅シロート内閣が政権交代時の改革路線を大きく修正することは明確になったんじゃないかな。

 でも、「ころころ総理大臣を代えるのはみっともない」ということで選挙に勝ったんだから、「マニフェストをころころ変えるのもみっもない」と思って欲しいものだ。聞くところによれば、「国家戦略室」に格下げした「国家戦略局」を復活させるとか。どこにポリシーがあるんだろう。「マニフェスト」へのスタンスすらころころ変わるんじゃ、これは民主党に投票した有権者への裏切りというものだ。

 ところで、日和見・馬淵君は、もめてたようだけどまんまと国土交通大臣の席を射止めたようで、慶賀(?)の至り。論功行賞もここまで露骨だとお見事でごじゃりまする。でも、日和見・馬淵君って国土交通副大臣だった時に何してきたのかね。若手のホープだなんて言われて図にのってるみたいだけど、政治的な立ち回りが上手なだけのTV議員かもしれないな。八ツ場ダムに日航問題・・・難問山積の国土交通大臣は荷が重いんじゃないの。それに、沖縄・北方担当大臣でもあるんだよね。沖縄の基地問題は、菅シロート内閣にとってアメリカへの踏み絵になってるからね。だからこその、前原外務、馬淵国土交通なのかも。

 もうひとつわからんのが、福耳枝野君の幹事長代理ってやつ。おいおい、幹事長辞任した奴が、その舌の根も乾かないうちに幹事長代理って馬鹿にしてないか。幹事長辞任は責任とりましたっていうパフォーマンスだったってわけか。フランケン岡田君にくっついて自民党に挨拶に行った時のヘラヘラ顔は情けなかったなあ。結局、無責任な奴ってだけなんだね。

 今回の組閣でわかったことは、菅・仙石ラインの民主党は、この国をどう舵取りするかよりも、「脱小沢」を図って、小沢君を政界から締め出すことが最重要課題なんだということ。そんな政局が目的化しちゃってるんだね。だから、国家的なヴィジョンなんてものは、ツユほども聞こえてこないわけだ。これで喜ぶのは、官僚だけでしょう。霞ヶ関の高笑いが聞こえてきそうな菅シロート内閣の船出なのであった。

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2010年9月17日 (金)

外務大臣にあの男が・・・!?

 起き抜けはやけに空気がヒンヤリしていたが、10時をまわってそろそろ陽射しが強くなってきた。天気予報通りに今日は残暑か。短パンにTシャツなんてスタイルにも飽きてきた今日この頃。上着が離せなくなる季節が待ち遠しい。

 さて、3年前に起きた認知症患者への「爪切り事件」の控訴審で、看護師に無罪判決がおりた。この事件は、「爪切り看護師」なんて報じたメディアもあったくらいで、当初からとんでもない老人虐待というイメージで捉えられていた。僕もそのひとりだったのだが、今回の控訴審では供述調書の信用性が争われたようで、その点では郵便不正事件と似ている。

 判決によれば、どうやら強引な取調べがあったようで、その点を裁判所は相当程度斟酌したようだが、その反面、「爪を故意に深く切ったことは傷害罪にあたる」と認定している。ここが看護に従事するひとたちには悩ましいところだと思う。この事件が起きた頃、ちょうど母親の介護をしていたので、老人の爪のケアがいかに大変かはよくわかる。手の爪ならまだいい。足の爪となると、岩のように硬くなって変形しているから、そう簡単に切れるものではない。切るというよりも、削ると言ったほうがいいかもしれない。

 認知症の患者さんなら、突然体を動かしたりすることもあるだろうから、そんな時には深爪どころかもっと大きなケガをすることだって容易に想像できる。結果としてケガをしたことで、それが虐待と言われても現場は困るだろうなと思う。愚考するに、こうした事件の背後にあるのは、病院、看護師、患者、患者の家族といった介護の輪におけるお互いの信頼性の欠如なのではないだろうか。

 警察の強引な取調べは大いに非難されるべきだが、同時に介護医療におけるコミュニケーションのあり方も大いに問われるべきだと思うのであった。

 菅シロート内閣の人事が進んでいるようだが、幹事長はフランケン岡田で決定。マスメディアは、これで「反小沢」路線は明確に、なんてはしゃいでるけど、もういいよ。そんなことより、この内閣が何をしようとしているのかを、しっかりと見つめるのがメディアの仕事だろう・・・ま、期待してないけど。総務大臣にはどうやら元鳥取県知事の片山君が就任するらしい。キューピー原口君はお役ごめんか・・・わかりやすい人事だこと。

 予想される顔ぶれの中で、こりゃだめだとガックリきたのがニヤケ男前原君の外務大臣。名護市の元市長と密会していたような輩が外務大臣じゃ、辺野古問題は何も解決しないだろう。それどころか、地元からはますます反感買うんじゃないかなあ。沖縄担当大臣でもありながら鳩山ポッポ君の「最低でも県外」にまったく反応しなかったんだからね。「県外は無理」と言い放ったフランケン岡田君が幹事長でニヤケ男が外務大臣? これだけで、もう沖縄の基地問題は前に進まないことは確実か!?

 ニヤケ男は八ツ場ダムだってほったらかしだし、いつのまにか本体以外の工事は着々と進行している。日航の再建問題だって前途多難。国土交通大臣として、何も解決しないまま席替えとは、これが本当なら菅シロート内閣の政治的センスのなさを象徴する人事であることは間違いない。 

 日和見・馬淵君の入閣が揉めているようだ。そりゃそうだ。すんなり入閣させたら、ミエミエの論功行賞になっちまう。いくらなんでも、それは恥ずかしいからね。いっそのこと、路チュー細野君あたりを入閣させたら面白いけどね。そんなサプライズ人事をやれるほどのセンスはないだろうな。日和見・馬淵君入閣よりは、数段インパクトあると思うけど・・・無理か。ついでに、法務大臣に寝ぐせの亀井君なんて・・ないよな。

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2010年9月16日 (木)

「私には夢がある」と「脱小沢」

 小さい秋どころか、大きい秋がどどっと押し寄せたようで、今日はさすがに肌寒い。秋雨が降ってるし、気温も25度を割り込んでるようだから、上着がないとちょっと辛いか。我が家のドラ猫も、久しぶりに丸まって寝ている。

 菅シロート政権の人事が動きだしたようだ。幹事長にフランケン岡田君の名前があがっているが、ちょっと待て。福耳枝野君の続投がないなら、なぜ参議院選の惨敗直後に辞任しなかったんだろう。昨日も書いたけど、参議院選惨敗の責任を誰もとろうとしないから、代表戦に突入したんじゃなかったのか。少なくとも、代表戦開催の理由のひとつにはなっていたはずだ。福耳枝野君はこれをなんと説明するのだろう。もっとも、辞めるのを止めるつもりはないんだけど、あなた方のお好きな説明責任とやらをこういう時こそしてもらわなくっちゃね。

 マスメディアは早速世論調査をしたようで、朝日の結果では、首相続投「よかった」72%なんだとか。ところが、首相続投で「政治がうまく進む」というひとは28%しかいないそうな。ふむ、この差はなんなんだろうね。つまり、反小沢でスッカラ菅君を支持するけど、正直なところは、「こいつじゃ政治はよくならない」と思っているのかしらん。そのへんのところを解説してこそ大新聞じゃないんだろうか。ちなみに、今回もコンピュータが勝手にはじき出した電話番号(固定電話)にかけたそうだが、その数1820件。有効回答は1065人で、回答率59%。これが朝日の世論調査です。

 で、一面でそんな世論調査結果を載せながら、社説では、

 世論に迎合せよと言うのではない。支持率が下がると人気の出そうな首相に代える昨今の風潮には問題がある。
 世論の支持が低くても、確信を持っているなら説得を試みればいい。
 民意とは本来、その時々の気分や印象ではなく、議論を通じ時間をかけて醸成されるべきものだ。有権者に説明し、対話を重ね、民意形成を促すことこそ、政治家本来の役割である。

 とほざいている。よくもまあ言えたものだ。はっきりいって、反論するのも馬鹿馬鹿しい。不遜な新聞だこと。社説そのものは、党首選のあり方を改めようというもので、公選制とはいわないまでも国民の意志が反映するようなシステムに変える必要があるんじゃないのという内容なのだが、途中から小沢君批判にすりかわって、上記の記述へとつながっていく。ようするに、ネチネチと小沢君いじめをしているわけだ。

 そういえば、代表戦後は挙党態勢云々なんていってたくせに、その舌の根も乾かないうちに、一面では「脱小沢」路線維持をそそのかしている。どうやら、今後は「脱小沢」が民主党批判のための「呪文」になっていくようだ。

 ほっかむり男の星君の原稿もひどいもんだ。あまりにも程度が低くて語る気にもならないけど、今日の三文記事読んじゃうと、絶対に官房秘密費もらってるなと確信した次第・・・根拠ないけど。

 最終演説で、「私には夢があります(I have a dream)」と、小沢君はキング牧師の言葉(演説原稿を書いた人間は絶対に意識していたと思う)を引いたけど、その後にスッカラ菅君もパクっちゃったのには目が点になると同時に、大いに笑えた。相手の美味しい言葉をとっさにつかまえて自分の演説に活かすのはかなり高度なテクニックだから、そういう意味ではパクリもありなんだけど、キング牧師の言葉の引用だからね。それをパクっちゃ哀しすぎるぞ。ひょっとして、知らなかったのか・・・んなことあるわきゃないよね、市民運動家だったんだからさ。

 ちなみに、キング牧師の演説動画(12分過ぎからI have a dreamの演説になります)はこちら。I have a dream演説の全文はこちらです。 

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2010年9月15日 (水)

「412人内閣」・・・いらんぞ、そんなもの。

 民主党の代表戦が終わったと思ったらすっかり秋の気配。スッカラ菅君の先行きを暗示するような物悲しい風が吹いている。ま、なんだかんだ言ったところで、スッカラ菅君が勝っちまったという実実は変わらないわけだけど、マスメディアが声高に言い募るほど大勝したわけではないというのも事実だ。確かに、ポイントでは230という大差がついたけど、これは党員・サポーター票が総取り方式だったため。実際のところは、菅6:小沢4という微妙な均衡の上に成り立った選挙結果と言えるだろう。

 選挙から一夜明けて、マスメディアがどんな報道の仕方をするか興味津々だったが、朝日の朝刊は、「民意」「民意」のオンパレード。田原総一朗がツイッターで、

菅さんがこれほど勝ったのは、各新聞の世論調査のためだと思う。どの新聞もほぼ菅さん7:小沢さん2弱で菅支持が圧倒的に多かった」

つまり投票の直前に新聞やテレビが菅優勢を打ち出した。このために少なからぬ国会議員が勝ち馬に乗りたい、ということで菅支持に振れたのだと思う。世論調査が、圧倒的に菅支持が多かったのは実は菅支持ではなく、小沢不支持が多かったのだと思う」

 なんてことをつぶやいていたが、そうなんだよね。朝日が言う「民意」ってのは自分たちの都合のいいように調査した世論調査の結果ってことにすぎないわけで、 それを声高に「民意」って叫ばれても眉に唾するしかないんだよね。田原君は、こうもつぶやいている。

その要因はマスコミの報道のせいだと思う。検察が西松事件、そして世田谷の土地購入事件などで、小沢さんをつぶそうと、小沢さんは汚い、悪いというリークをしまくった。そして新聞やテレビは素直に、というかリーク情報を氾濫させた。」

「国民で小沢さんを知っている人はほとんどいない。氾濫するマスコミ情報で、国民の多くが小沢さんは汚い、悪いと思い込んだのだろう。改めてマスコミの影響は甚大だと思う」

 これまたその通りなんだけど、電波芸者の田原君にはいまさら言われたくないんだけど・・・。 さんざんに小沢が悪いってCSの番組で言ってたの知ってるよ。

 それはともかく、朝日の社説がこれまたひどい。小沢憎しに凝り固まるのは勝手だけど、これはもう社説じゃないね。朝日の論説委員が独断と偏見で語るブログなら許してやるんだが、新聞じゃそうはいかない。腹立つだけだからあまり多くは触れたくないが、書き出しからして、「民意をおおむね反映した選択が示された。まっとうな結果といえる」ときたもんだ。貴様は何様のつもりかとここから突っ込みたくなるのだが、この後は小沢の悪口の連続。「仮に小沢氏が勝ち首相になったら、民主党政権は衆参のねじれに加えて、民意との大きなずれに苦しむことになったに違いない」とここでも「民意」が出てくる。ようするに、朝日の社説が展開する論理は、「民意」こそがよりどころってわけだ。

 続けて、「就任わずか3カ月の現職の首相を、総選挙も経ずに党の事情だけで交替させることには、やはり大義はなかったというほかはない」とくる。そうだろうか。先の参議院選で、朝日のお好きな「民意」は菅不支持だったんじゃないのか。一新聞社の世論調査なんかと違って、こちらは選挙だからね。これこそが「民意」でしょ。で、その責任を菅も仙石も枝野も誰ひとりとしてとろうとしないから、代表戦になったんだぜ。しかも、その選挙は党の規則で決まっていたこと。もし、参議院選でスッスカラ菅君の民主党が勝っていたら、おそらく無投票で決まってたんだよ。そうなるために、鳩山ポッポ君も小沢君も辞任したということを忘れてもらっちゃ困る。それを菅君が消費税なんてヘタ打って選挙に負けて、誰も責任取らないから代表戦になったんであって、だから代表戦をする「大義」はあったんだよ。

 そして、こうも言う。小沢君の指示が広がらなかったのは、「政治とカネの問題だけではない。数の論理を追い求め、説明責任には後ろ向きで、ばらまき的手法をいとわない選挙至上主義といった小沢氏の「古い政治」への拒否感が、根底にあるに違いない」と言い募る。政治とカネ、数の論理、説明責任、ばらまき・・・小沢君を非難するときの「呪文」のオンパレードだ。これを言ってりゃ、小沢批判が成立しちゃうんだから重宝な言葉だ。でも、こうした「呪文」に寄りかかった時点で、もう思考停止になってるんだよね。朝日の社説も落ちたものだ。

 民主党代表戦は、ジャーナリズムが死んだ選挙という意味で、歴史に残るんだろうなあ。

 ところで、菅君の最終演説ってサイテーだったね。「412人内閣」だってさ。多様な人間が参加しているってことで、会社員から始まって49種の職業をあげつらった挙句にこれだもんな。ちなみに、会社員って職業なのか、って突っ込みたくなっちまった。それにしても、代表戦の最終演説が、「412人内閣」じゃ、たまったもんじゃないな。衆愚政治だね、これじゃ。スッカラ菅君の最終演説に感動したなんてアホな議員がいたけど、ちょっと寂しすぎるぞ、民主党。

 直後の記者会見も覇気なかったしね。なんか気の抜けたビールというか、女生徒のいない女子校というか、とても重要な何かが抜けてる感じながするのはくろねこだけだろうか。「政権交代の原点に戻ろう」という小沢君の気迫を、少しは勉強して欲しいものだ。

 脱官僚はもとより、可視化、記者会見のオープン化、公務員改革、消費税・・・マニフェスト見直すんなら、解散総選挙で、それこそ「民意」を問うてもらわなくっちゃね。

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2010年9月14日 (火)

ぼったくり、300万、そして琴光喜の逆襲。

 いやー、まいったまいった。昨日は危うく水漏れ工事でぼったくられるところだった。事の発端は、ここ2週間ほどシャワーヘッドとホースの接点が傷んで、水漏れしていたことだった。自分でシャワーホース・ヘッドを買ってきて交換しようと思い、近くのホームセンターに見に行ったりもしたのだが、そもそも工作や技術の時間は大の苦手だったので、早々に諦め、こうなったらクラシアンみたいなところに頼むしかない。というわけで、クラシアンは高いのでやめて、いつだったかポストにチラシが入っていたイー○○イルというところにとりあえず幾らくらいかかるか聞いてみることにした。

 で、ホームページを見てみると訪問見積無料とのことでコールセンターに電話。午前中には来てくれることになった。ま、シャワーホース・ヘッド交換で訪問見積というのもおおげさな話だが、水回りの工事業者ってこうしたところが多いんだよね、理由はわからんが。そして、工事部部長とかの名刺を持ったオッサンがやってきた。風呂場に案内すると、開口一番、「いやー、これは高いですよ」。なんのこっちゃと思ってたら、どうやら蛇口ごと丸ごと交換することになりますよってことらしい。なんてことをおしゃまんべ。こちとらシャワーホース・ヘッドだけ交換してくれと言っとんじゃい、てなことを丁寧に説明すると、「あっ、知ってました。ま、そういうこともできるんですけど」みたいな顔をして、渋々納得。で、いまにも交換しそうな勢いでいるので、「ちょっと待て。幾らかかるか」と問いただすと、な、なんと、シャワーホース・ヘッドが9000円、基本料金が5000円、それに工事費入れて20000円というたいそうなお答え。いったいどこのシャワーホース・ヘッド使うつもりじゃ。

 結局、低調にお断りをして、お引取り願ったが、それでも「このくらいいだくのは普通ですよ・・・」みたいなことをぬかしてるから、見積だけという約束はどうなったと言ってやったら、ああ、そうだっんだですか、とさも何も聞いていませんでしたという顔で出て行ったのであった。

 どうも怪しいので、ネットで調べてみると、これがなんと今年の初めに業務停止命令を受けてる会社で、名前を変えて営業していたことが判明。その他の悪質業者も出てくる出てくる。水回りの工事業者ってみんな怪しいんじゃないのと疑いたくなるほど苦情に溢れていた。最初の「蛇口ごと交換しなきゃ」みたいな発言というのは、つまり騙しのテクニックだったわけ。シャワーホース・ヘッドだけ交換できることを知らなければ、うっかり騙されるひともいることだろう。おそらく、昨日来た業者も平日の午前中だからお年寄りか主婦しかいないと思っていたのに違いない。ところがどっこい、いい年こいたオヤジが出てきたから驚いただろうね。そういえば、こちらを見るなり「あれっ」て顔してたもんね。

 結局、いつもメンテを頼んでいる近くの大工さんに電話して、速攻交換してもらった。ハナからそうしておけばよかったのだが、ま、これも経験ってことか。それにしても、ぼったくろうなんてフテー野郎だ・・・プンプン。

 さあ、本日は民主党代表戦の日。朝日の社説は、「私たちはこの選挙について、繰り返し疑問を投げかけてきた」という書き出しで、相も変らぬ上から目線のたわごとを書き連ねている。さんざん菅支持が「民意」と煽っておいて、何を偉そうに。結果はどうなるかわからないけれど、マスメディアあげての選挙妨害がなんらかの形でこの選挙に影響をもたらしたことは事実だろう。ま、マスメディアが、公平・中立というジャーナリズムの根幹を自ら放棄した記念すべき代表戦だったことは間違いない。

 トッポジージョ安住君が、先の参議院選で落選した小沢支持の河上みつえ氏を300万で買収しようとしたことが彼女のツイッターでバレちゃったみたいだ。

8月25日、『生活困ってるでしょ?300万振り込んであげるから好きなもの買いなさい』BY安住淳選対本部長。『結構です。』BY ME。

 これって、選挙の買収と言うより、飲み屋のオネーさんくどいてるみたいにも聞こえるけど・・・。それはともかく、この300万って官房機密費、それとも党費。党費だとしたら、小沢君が代表だった時の金の流れについてイチャモンつけてたけど、それとどう違うの? なんだか、他人の金のことばかり批判してるけど、実際は自分たちも薄汚いことしてるようだね。どんなに小沢君の「政治とカネ」を突いたところで、しょせんは己に唾してるようなものかも。

 琴光喜が地位保全を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。いよいよ、琴光喜の逆襲か。スケープゴートにされて、これで暴力団との関係も一件落着なんてされちゃ黙ってらんないもんね。だいたい、他の賭博力士は謹慎で、当初賭博をしていませんって嘘ついてたから解雇だなんて理屈が通ちゃったことがおかしい。おそらく、裁判になったら相撲協会負けるんじゃないの。そうなったら面白いけどな。

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2010年9月13日 (月)

決戦は火曜日!!

 名護の市議選で移設反対の市長派が過半数の16人当選。辺野古移設のハードルがこれでまたひとつ上がった。日米合意を基本にしつつ、沖縄の説得を図ろうなんていうすっから菅君の甘い目論見は、どうやら絵に描いた餅になりそうだ。

 民主党代表戦の期間中、すっから菅君は、頭の中も政策の中身もスッカラカンだということが露呈してしまったが、土曜日の有楽町での街頭演説では、「リーダーシップは一人の政治家が一人でできるものではない。チームプレーでないとできない」なんてことを口走っていた。学級会じゃあるまいし、みんなで仲良く相談はないだろう。

 自らのリーダーシップを放棄して何しようとしてるんだろう、すっから菅君は。チームプレーったって、福耳マン枝野や阿波の古狸仙石、ニヤケ男の前原、それにフランケン岡田もいるわけで、しょせんは「船頭多くして船山に登る」ってこと。結局は、自分が総理になったらこれをやるっていうヴィジョンが何もないってことなんだろうね。こんなのに国の舵取りまかせて本当にいいんだろうか。

 「白い猫でも黒い猫でも、鼠を取るのが良い猫」という鄧小平の言葉にならうなら、脱官僚に向けて力強いリーダーシップを発揮できる政治家こそが民主党政権に期待されている総理大臣像なのだ。おそらく、すっから菅君では、民主党は沈没する・・・かもしれない。

 いずれにしても、決戦は、明日、火曜日!!

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2010年9月12日 (日)

「巨悪」とは地検特捜部とみつけたり。

 谷啓が急死! 階段で転倒して顔面強打して入院していたそうだが、最期の「ガチョーン」がこれだったとは・・・。コメディアンとしての名声は誰もが知っていることだけど、実はジャズミュージシャンとしても、スイングジャーナルのトロンボーン奏者の人気投票で上位にランクされる実力者だったことを知っているひとももう少なくなっちゃったんだろうな。小林信彦の『植木等と藤山寛美』(新潮社)に、谷啓の話も出てくるのだが、どうやらクレージー・キャッツのコミック・バントでありながら高度な音楽性は谷啓によるところが大きいらしい。また、彼の奇人、奇才ぶりは青島幸男の『わかっちゃいるけど・・・ シャボン玉の頃』に詳しい。日本の冗談音楽の先駆者のひとりがまた逝ってしまった。合掌!

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 さて、郵便不正事件の無罪判決が出てからというもの、TVも新聞も地検特捜部の捜査方法に対する批判を声高に叫び始めた。郵便不正事件に深く関わり、ほぼ共犯といってもいい朝日新聞なんかは、検証記事なんか組んじゃって言い訳に大童。テレビ朝日『報道ステーション』には、元東京地検特捜部検事でロッキード事件の捜査にあたったあの堀田某が出演し、大阪地検特捜部の捜査のあり方を得々と批判したそうだ。観てはいないけど、自分のことは棚に上げてネチネチとやったんだろうことは想像できる。

 また、昨夜は、NHK『追跡AtoZ』がやはり郵便不正事件における検察捜査の検証をやっていた。ま、番組としては上っ面をなでただけの煮え切らないもので、アリバイ作りのための番組としか思えないものだった。こちらにもリクルート事件の捜査に関わったというヤメ検弁護士が出演していたが、大阪地検特捜部の特殊性ということで、事件を矮小化するばかりで、地検特捜部全体の問題という視点がまったく抜け落ちている。郷原氏がこの番組に関してNHKから取材を受けたそうだが、「特捜検察の構造的問題を指摘するはずだったのに、なぜこういう番組になってしまったのか、そちらの方の検証が必要だと思います。」とツイッターでつぶやいていた。

 NHKの番組では、取調べの可視化にも触れたのだが、ヤメ検弁護士は、「特捜の捜査は証拠などがある事件を対象にしているわけではないので、可視化になると捜査がしにくくなる」なんて意味のことをさらっと口走っていたが、これって脅しがきかなくて供述がとれないから困るのよ、ってこと? 「小沢をやれば一生飯がくえる」ってことが特捜検事の合言葉になっている、と週刊朝日の山口編集長が書いていたが、これはもう司法とはいえない。

 地検特捜部の作文による違法な供述調書については、リクルート事件の江副君を筆頭に、ホリエモン、佐藤栄佐久元福島県知事、そしてムネリン鈴木君も著書に書いているが、これまで誰も見向きもしなかった。裁判で有罪になったということが、もうひとつ説得力に欠けるところがあったのかもしれないが、ジャーナリストなら判決いかんに関わらず特捜の違法な取調べについてもっと追求すべきだったんだよね。知っていながら知らないそぶり・・・それが、日本のジャーナリストと称するひとたちの習性であり、そうした腰の引け具合が地検特捜部をのさばらすことにもつながったのだと思う。

 ところが、郵便不正事件は無罪が出ちゃったからね、そうそう無視するわけにはいかなくなっちゃったというところなんだろうね。だから、検証記事や番組はとりあえずやるけれど、可視化や特捜解体論までは踏み込まないようにしてるのかも。

 いずれにしても、巨悪を摘発するはずの地検特捜部が、実は自らが「巨悪」だったということがバレちゃったのは事実だから、それだけでも郵便不正事件の無罪判決には意味があったということ。できれば、郵便不正事件に関わった検事を、法的に告発してほしいのだが、難しいんだろうなと心を痛める今日この頃なのであった。

【くろねこの競馬予想】

中山では、秋の名物レース、京成杯オータムハンデ。ハンデ戦とはいえ斤量が接近しているだけに、難解なレースとなった。おそらく、人気は関谷記念2着のセイクリッドバレーだろうが、ここは安田記念以来となった休養十分のサンカルロを狙ってみたい。中山1600なら3着をはずさないというコース適性も魅力。相手は手広く、フライングアップル、ムラマサノヨートー、キョウエイストーム。セイクリッドバレーはおさえまで。

阪神のセントウルステークスは、断然人気になるはずのG1馬、キンシャサノキセキが出走取消。こちらも難しいレースとなったが、開幕週ということもあり前が止まらない馬場状態から、ショウナンカザンが本命。相手には、香港のグリーンバーディー。本来なら実力はこのメンバーなら一枚も二枚も上手だが、59kgの斤量と狙いは次走のG1スプリンターズステークスとみて、ここは2番手に。穴なら、コース得意のタモノナイスプレイか。

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2010年9月11日 (土)

郵便不正事件における朝日の役割。

 残暑が戻ってきたとはいえ、あの凶暴な猛暑に比べればなんと過ごしやすいことか。やっぱり、台風が秋を連れてきたんだね。

 郵便不正事件は予想通りに無罪判決が出て、特捜のデッチ上げが白日のもとにさらけ出された。判決文の中に検察の捜査に対しての批判が書かれていないのは納得いかないが、検事調書の信憑性に疑問を投げかけた大阪地裁には拍手を送りたい。

 それにしても、密室における取調べの恐さはハンパじゃない。脅しと懐柔というヤクザも顔負けの手口で無理やり引き出された供述は、検事の作文といえども公判ではなによりも強固な証拠として採用される。だからこそ、取調べの全面可視化が必要なのに、すっから菅君のマニフェストには、可視化の可の字もないんだから嫌になる。

 それはともかく、そもそも郵便不正事件は、民主党の鬼瓦、石井君つぶしを最終目的に仕組まれたもので、この事件を最初に報道した朝日も当初はそれを匂わすような記事を書いていた。小沢狂想曲に続く、民主党の大スキャンダルになるところだったわけで、おそらく検察もそうしたストーリーを組んでいたはず。でも、ちょっと調子こいちゃったんだろうね。村木さんの部下の供述を強引に引き出したところで、手をぬいちゃったわけね。一番肝になるはずの石井君のアリバイもチェックしてなかったんだから。

 この事件で朝日が担った役割も忘れるわけにはいかない。検察リークを垂れ流すだけ垂れ流して、どうも雲行きがあやしくなったらピタっと報道することをやめちゃったからね。今朝の朝刊には、「朝日新聞の報道検証」なる言い訳だらけの記事を載せていたが、恥知らずにもほどがある。事件・事故報道の新指針にのっとり、メディアスクラムの防止に努める取材をしてきましたなんてことを冒頭にふりつつ、こんなに真摯に取材をしてきました、落ち度はありません、とよくもまあここまで言い訳三昧の記事が組めるもんだとあきれ返ってしまった。

 郵便不正事件は、自らの作文である供述調書にたよった検察と、検察のリークをあたかも事実であるかのように報道したマスメディアの双方によりデッチ上げられた事件ってのが本当のところだと思う。小沢狂想曲とまったく同じだね。というより、鬼瓦石井君つぶしという、小沢狂想曲の延長線上にこの事件はあったわけで、民主党たたきの一環というのが裏の構図なんだと思う。

 この判決をきっかけに、取調べの全面可視化に向けて動きだしてほしいのだが、すっから菅君が代表に居座ってる限りは無理なんだろうな、とため息をつくくろねこなのであった。

【くろねこの競馬予想】

秋競馬も本格始動。阪神では、朝日チャレンジカップにアドマイヤメジャーが出走。天皇賞へ向けてどんな競馬を見せてくれるか注目の一戦。相手に休養明けで猛暑の疲れがないベストメンバー。馬券は、これ1点で勝負。

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2010年9月10日 (金)

どうやら、メディアもネット調査が気になりだしたようだ。

 昨夜は幼馴染の母上が亡くなり、お通夜へ。なによりも、涼しい一日でよかった。さすがに猛暑の中での葬儀は辛いからね。上着を着ていてもまったく苦にならなかったけど、今日からはまた暑くなるらしい。

 熱くなっているといえば、アメリカの牧師が「コーランを燃やす」と叫んでいるらしい。なんでも多発テロの現場であるグランド・ゼロの近くにモスク建設計画が持ち上がっていることが気にくわないのだとか。いくら地方都市の小さな協会の牧師とはいえ、「コーランを燃やす」なんて挑発されたら、イスラム信者がほっとくわけない。案の定、国を挙げての騒ぎになって、どうやらコーラン焼却計画は中止になったようだが、オバマ政権にとってははた迷惑な話だろうな。

 ところで、日本振興銀行がとうとう破綻した。どうやら、「ペイオフ」が初めて適用されるようだが、一千万以上の預金者はちょっとパニックかも。ヘイゾー君もTVで民主党批判してる場合じゃないよ。亀井君もここらでヘイゾー君を告発してくれるといいんだけど。

 民主党のサポーター登録に不正があるらしいと朝日が朝刊で騒いでいる。ノルマを達成するために架空名義で登録したりして水増しを図っていたというのだが、これって小沢君が代表戦に勝ったときに「サポーター票に不正があった」っていちゃもんつけるための布石かも、なんて勘繰りたくなってしまった。そういえば、ついこの間は、民主党の高松議員が党・サポーター票の取りまとめを依頼したという飛ばし記事を毎日新聞が書いていた。この記事を書いた記者は、高松議員から捏造記事だと猛抗議を受け、謝罪を求められている。

 サポーター票の集計に関しては、けっこう杜撰なシステムのようで、とこまで正確な開票ができるのか疑問の声があがっているのは事実だ。このままだと、どちらが勝っても「不正」疑惑が出てくるかもしれない。サポーター票の票読みなんかしてるメディアもあるようだが、そもそもそんな票読みできるのだろうか。選挙の出口調査じゃあるまいし、なんかこのへんにも世論調査と同じような作為があるような気がするのだけど・・・。

 もうひとつ、朝日4面の政治蘭に、「民主代表戦を聞く」という東大の准教授へのインタビュー記事が載っている。で、世論調査結果を取り上げながら、「小沢氏はインターネット調査と違うと不満げです」という質問があるのだが、それに応えて准教授曰く、「小沢氏の言うのは、いわゆるネット調査ではなくネット人気投票だ。設けられた投票所に自分の支持者が殺到した結果に過ぎない。それを根拠に発言すること自体、小沢氏のリーダーとしての判断能力が問われる。大切なのは、現時点で世論の支持を受けていないことをまず認めた上で、将来的に支持を集められる政治家だと訴えることではないか」

 なんとまあ、乱暴な意見だろう。読売ネットの調査もあるんだけど、それもネット人気投票だったんだ。それはともかく、マスメディアの世論調査は人気投票ではないって根拠がどこにあるんだ。っていうか、そもそも菅と小沢どちらを支持しますかなんて設問は、人気投票みたいなもんなんだよ。それはマスメディアの世論調査であれ、ネットの調査であれ変わらない。だから、ネット調査を根拠に発言する小沢君のリーダーとしての判断能力が問われるなら、マスメディアの世論調査を根拠に発言する菅君のリーダーとしての判断能力も問われなければいけない。東大の准教授ねえ。何を勉強してんだか。

 露骨な小沢君へのネガティブキャンペーンもそろそろまずいからってんで、この准教授の口をかりてこっそりネガキャンしようって寸法なんだろうね。それにしても、なんて悪質な選挙妨害だこと。もっとも、こうまでしてネット調査を貶めようというのは、それだけネット調査の結果が無視できない「民意」の流れを形作っているということなのかも。そう思えば、こんな記事も冷静に読めるってことか。

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2010年9月 9日 (木)

検面調書至上主義の闇。

 台風が通り過ぎたら、すっかり秋の風。ちょいと湿気はあるものの、なんとまあ涼しいこと。このまま秋になだれ込み、なんてことはないにしても、これで暑さも峠を越してくれればいいのだが・・・。

 ムネリン鈴木君の上告が最高裁で棄却された。異議申し立てはするようだが、ま、認められることはほぼ絶望的だろうから、収監されておよそ2年の懲役となりそうだ。ムネリン鈴木君の関わったとされる汚職事件が表面化した時には、とうとうやられたか。金まみれのムネリンだろうから、これも当然と思っていた。ましてや、外務省に深く食い込んでる実態や、外務省のラスプーチンと称された佐藤優君や「ムネオハウス」なんてものまで出てきた日には、逮捕は当然、検察もよくやった・・・なんて快哉をあげたものだ。

 でも、ムネリン鈴木君が強行に無罪を主張するなか、汚職事件の経緯を見ていくといまひとつ釈然としない思いが募ってきた。なぜなら、確たる証拠らしきものがないんですね、これが。すべては贈賄したとされる側の供述調書のみ。つまり、検面調書というやつを根拠に事件が組み立てられている。これって、明日判決が出る郵便不正事件と同じ構図であって、この検面調書至上主義が冤罪を生んできた元凶であるということがわかってくると、どうもムネリン鈴木君の汚職事件も実際のところはわからんぞと思えてきたのだった。

 西松建設事件だって、石川君や大久保君が検察のストーリー通りの供述してたら、小沢君逮捕ということもあったんだからね。結局、供述がとれなかったことが、検察の思惑通りに事が運ばなかった原因であって、郵便不正事件もまったく同じ。つまり、証拠よりも供述を優先した強引な捜査が、失態を招いたってこと。

 そもそも、このテの汚職事件で懲役2年という判決は、執行猶予付きでもおかしくないのだ。執行猶予が付かなかったのは、頑強に無罪を主張し、反省の色を見せなかったからとも噂されている。他人がなんと言おうと自らの信念で無罪を主張したら、そりゃ反省の色なんか見せませんて。

 それはともかく、おそらくムネリン鈴木君は収監されるのだろうが、昨日の検察審査会の議決日程といい、このムネリン鈴木君の上告棄却といい、なぜこのタイミングってのは、どうしても思ってしまう。どうしたって民主党代表戦との関係、特に小沢君への牽制ってのは疑いたくなるのが人情というもの。一説には、明日の郵便不正で無罪が出そうなので、地検特捜部の面子のためにもムネリンの有罪を確定したかったなんて憶測も飛んでいる。さらに、昨日は、小沢君の記者会見があったんだよね。ムネリンの件がなければ、おそらく一面トっプはこちらでしょ。皇室や靖国問題など、けっこう踏み込んだ発言してだんだよな。

 確かなことなんて誰にもわからないけど、憶測が飛ぶだろうことへの配慮がないことが問題なのだ。痛くもない腹を探られるだろうことがわかっていて、敢えてこのタイミングというのは、よほどのKYか、そんなことは織り込み済みの居直りかのどちらかだ。おそらく、後者なんだろうけどね・・・。陰謀説には与したくはないんだけど、あまりにも出来すぎてると感じるのは果たしてくろねこだけであろうか。

 大相撲がまたやってくれた。スイーツ親方の芝田山が暴力行為で書類送検されるらしい。躾という名のもとに殴る蹴るしたあげく、クビにしたってんだから、これが本当なら書類送検だけじゃすまないと思うけどね。スイーツ親方も指導はスイートじゃなかったってことか。ところで、暴行を受けたモンゴル人力士の弁護人が、行列のできる弁護士の丸山君なんだけど、参議院議員しながらそんな暇あるのかね。それとも、よほど暇なのかしらん、参議院議員って。老婆心ながら、心配してみた次第。

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2010年9月 8日 (水)

数の論理。

 台風9号の影響なんだろうね、久々のお湿り。猛暑が襲って以来、床にベッタリねそべってばかりいた我が家のドラ猫も、今日はお気に入りのソファで寛いでいる。ずいぶんと過ごしやすい気候になったってことなんだろうな。ま、台風一過の明日は、また暑さもぶりかえしてきそうだけど、今日はちょっとした息抜きってところか。

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 検察審査会の議決が来月末にも出そうだという記事があったが、ここにきてってことは小沢君を牽制してるわけね。牽制って言えば、朝日の社説がまたやってくれた。「派閥の論理と縁を切ろう」って見出しで、「民主党議員へ」なんて呼びかけのサブタイトルも付けちゃうという念の入りようだ。ようするに、派閥のしがらみにとらわれることなく、議員自らの信念で投票して欲しいということなんだろうが、その意見は至極当然。しかし、朝日の下衆なのは、「日本の政治はその改革の歩みの中で、「数の論理」「派閥の論理」を乗り越えようと試みてきた。(中略)にもかかわらず、党内に巨大な議員集団を作り上げたのが小沢氏である」ってなっちゃうところだ。つまり、小沢君が悪の元凶なんだよって言いたいわけ。

 世論調査の結果こそが「民意」なんであって、それを無視しちゃいけないよって、立場を決めかねているヘタレ議員を恫喝してみたけれど、どうもうまくいってそうもない。それどころか、熱狂的な小沢支持の声も聞こえてくる。このままだと小沢総理大臣誕生も、あながちあり得ないわけではない。ならばってことで、今度は派閥がどうしたこうしたってことで、揺さぶりをかけてみたってことなんだろう。

 でも、菅君も小沢君を批判するときに、「数の論理」ってことを良く言うけれど、まずは多数意見を集約していくことが民主主義の根幹なんじゃないのか。菅支持65%なんてのも、その「数」に意味があるからこそ、これが「民意」だってマスメディアは言ってるんでしょ。つまり、「数」を否定したら、世論調査なんて成り立たないってこと。政治だって同じこと。なにも、「多数=正義」なんてことじゃなくて、とりあえずの目安なんだよね。だから、「数の論理」を否定するってことは、民主主義を否定することにもつながるんじゃないかと思うけどね。

 それはともかく、手を変え品を変えて小沢批判を繰り返すマスメディアにはほとほと呆れるばかり。民主党の議員には、朝日の社説なんかに惑わされずに、菅だろうが小沢だろうが自らの信念に基づいて投票してもらいたいものだ。君の一票が、この国を左右することになるんだからね。他人の顔色うかがってる場合じゃないんだよ。

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2010年9月 7日 (火)

翼賛報道は言論の危機でもある。

 帝京大学病院で発生した多剤耐性菌に次いで、今度は独協医科大学病院で新型の多剤耐性菌「MDM1」とやらが見つかった。押尾裁判の最中なもので、「MDMA」と聞き間違って赤っ恥かいちまった・・・トホホ。ま、それまともかく、けっこう恐い話になってきた。パンデミックにならないうちに早期の対応を切に願ってしまう。

 さて、民主党代表戦にまつわるヒステリックな小沢叩きもどうやら一段落したような・・・。先週末からのTV出演や街頭演説の効果かどうかわからないけれど、ひょっとしたらさすがに恥ずかしくなったのかも。翼賛報道続けたあげくに、誹謗中傷まがいの悪口雑言。ここまでやられるとさすがにまわりも引くからね。

 今朝のテレ朝『スーパーモーニング』では、ANNの世論調査を持ち出して、菅支持多数とは解説しつつも、代表戦は人気投票じゃないんだから政策で選んで欲しい、なんてエクスキューズを入れていた。ちょいと風が変わってきたことを敏感に察して、小沢総理が万が一誕生したらまずいぞってんでいまのうちに保険かけてるのかもしれない。

 それにしても民主党代表戦に突入してからというもの、ニュースキャスター、評論家、政治記者といった面々が、放送法や報道倫理規定違反とも思える言動を繰り返した事実は変わらない。小沢だろうが菅だろうが、どちらが総理大臣になるかということよりも、ジャーナリスト気取りの御仁たちの諸々の犯罪的とも言える発言の方がよっぽど問題だと思うけどね。公平・中立、不偏不党なんて言葉はどっか行っちゃってる。でも、誰もそのことに危機感を抱いてないのがこの国の不幸なところだ。戦前の戦意高揚報道と、質的には何も変わってないことがよくわかった。

 どうせなら、反小沢でも、菅支持でもいいから、旗幟鮮明にして物事を言ったらどうだ。前にも書いたけど、公平・中立を装って、偏向報道することほど汚い手口はないんだからね。それはもはや犯罪です。何度も言うぞ、民主党代表戦は、マスメディアが静かに死んでいく終わりの始まりになるかもしれない。

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2010年9月 6日 (月)

世論調査という名の世論操作

 アフガニスタンで武装勢力に身柄を拘束されていたフリージャーナリストの常岡さんが、5ヵ月ぷりに解放された。とにかく無事でなにより。邦人拉致事件のたびに思い出されるのが、かつて日本人が人質被害にあった時に、「自己責任論」をのたまっていた自民党、公明党の議員たちだ。なかでも、平和の党とかごたくならべておきながら、日本人の安否にまったく思いをいたさなかったのが公明党の冬柴君だ。人質被害者に対して、「(人質解放のための)費用負担は当然だ」なんて罵詈雑言も言ってたっけ。ちょっと飛躍しすぎだけど、菅シロート政権を見ていると、冬芝君みたいな発言をしかねない官房長官がいるからなあ。民主党がどんどん変節しているというイメージがあって、その心もとなさが小沢君を後押ししてるのかもしれない。

 昨日、大阪の立会演説会では、「小沢コール」が起きた。YouTubeの動画で観たけど、けっこう盛り上がってたね。横にいた菅君の所在なさはいかんともしがたい。小沢ワンマンショーの露払いってところか。小沢支持派を動員したんだろうって負け惜しみの声もあるけど、仮にそうだとしたってあれだけの数を動員できたらそれはそれで凄いパワーだと思う。ま、マスメディアがどんなに菅君支持の世論を煽ろうと、思ったほどは成功してないってことなんじゃないかな。

 で、今朝の朝日一面は、お得意の世論調査。菅支持65%なんて数字が一面トップを飾っていたけど、ご苦労さんなことだ。世論調査するのは勝手なんだけど、今回の調査方法がしょぼいのなんの。コンピュータで無作為に作成した番号に調査員が電話をかけたんだとか。ま、適当な番号をコンピュータにはじきださせたってことなんだろうね。もちろん、固定電話。有効回答率は60%で、その数は2149人。固定電話を持っているひとという条件があって、なおかつ有効回答が2149人だよ。ここからはじきだされた数字が世論だなんて、それこそ「開いた口がふさがらない」わけで、ましてや麗々しく一面トップの見出しに掲げる数字とはとても思えない。

 記事では、「代表戦の投票権を持つのは党の国会議員、地方議員、党員・サポーターだけだが、こうした民意が投票にどう影響するか注目される」とある。ははは、たった2149人の調査結果が「民意」とは、国民も舐められたものだ。確か、日曜の新聞には、ネットの調査では小沢支持が圧倒的、みたいな記事が載っていたけど、どうせならネットの調査結果と朝日の世論調査の結果を比べて、分析のひとつもしてこそ公平・中立なジャーナリズムと言えるんじゃないか。

 ようするに、マスメディアの世論調査は、立場を鮮明にしていない風見鶏議員に対する脅しの材料ってこと。世論はこうなんだよ、世論にさからって小沢君に投票すると次の選挙は危ないよ、ってわけだ。世論の顔色ばかりをうかがうおバカな議員は、政策なんかどうでもいいってことさ。どっちについたら得か、それだけだもんな。マスメディアに足元見られるわけだ。

 いくら公職選挙法は適用されないからって、結果として総理大臣を選ぶ選挙なんだから、マスメディアは世論調査と称して恣意的な数字を掲げるのは控えるべきだと思うけどね。それとも、世論調査という名の世論操作をやってるのでしょうか。

 それにしても、自民党の総裁選でこんなに世論調査なんてしてたかね。あまり記憶にないんだけど、ようはこの代表戦が、「菅VS小沢」ではなくて、「小沢VSマスメディア」の戦いってことなんだと思う。しかし、素朴な疑問として、マスメディアがこれほど代表戦に関わることの危うさを誰も感じていないのだろうか。マスメディアって何様のつもりなのだと小さな胸を痛めるくろねこなのであった。

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2010年9月 5日 (日)

地検特捜部の脅迫。

 さすがに炎天下の霊園は暑かった。あまりの強い陽射しに、そうそうに蕎麦屋にゴー。気がつけば、焼酎のボトル2本を開けて、その後どうやって帰ったのかあまり記憶にないのだが・・・^^;

 昨日は岐阜では39度を超えた猛暑だったそうだが、新宿ではその暑さの中で菅・小沢の立会い演説会があったそうな。その演説会で、菅君は「いま新薬を開発して、それを使おうと思っている。その薬の名前は『日本を元気にする薬』」と訴えたんだとか。ああ、なんとまあセンスのない表現でありましょう。そういえば、菅君語録には「未納三兄弟」なんてのもあったっけ。それにしても、こんなドロ臭い表現力じゃ、人をひきつけるのは難しいだろうに。「人生いろいろ」なんて能天気なワンフレーズソーリも困ったものだったが、政治家だったらもう少し言語感覚を磨いたほうがいいんじゃないか。菅君の演説ってなぜか心に響かないのは、こうした無理無理の表現にも原因があるのかもしれない。

 ところで、朝日の社会面に郵便不正事件の判決を前にした村木厚子氏のインタビューが載っていたのにはちょいと驚き。その中で、村木氏は、自分たちのストーリーにそった供述を強要する検察について語っているが、こうした特捜の取調べのあり方ってもっと問題にされてもいいのではないだろうか。『リクルート事件・江副浩正の真実』でも、検察のそうした取り調べの現状が生々しく語られているが、これはもう取調べというよりは、検察のストーリーを完成させるための脅迫といっても過言ではない。

 おそらく、これまで特捜が絡んだ事件は、すべてこうした違法とも思える取調べがあったのに違いない。福島県知事だった佐藤栄佐久氏の汚職事件にまつわる特捜のでっ上げは記憶に新しいが、そうした事実がありながら検察の責任問題に発展しないことが不思議でならない。

 10日には郵便不正事件の判決があるが、おそらく無罪になるだろう。郵便不正事件の経緯を当初はまったくといっていいほど報じなかった新聞、TVには、懺悔の意味を込めて、判決後は検察の違法性を是非とも追及してほしいのだが・・・西松事件で検察のリークを垂れ流した張本人なんだから、期待するのが無理ってものか。

 圧力に屈して村木氏の指示があったと供述した元担当係長の村上氏の言葉を検察だけでなく、メディアは何と聞くのだろう。

「村木さんの指示を認めた時、取調室で思わず『ちくしょう』とつぶやいた。涙がズボンや手に何滴も落ちた」

【くろねこの競馬予想】

本日のメインは、小倉、新潟でそれぞれ2歳ステークス。新潟には、ディープインパクトの子が2頭出走。人気になるだろうけど、まずはどの馬も無事に走ってほしい。果たして今日の2歳ステークス出走馬に来年のダービー馬がいるだろうか。馬券よりもなによりも、必見のレース。

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2010年9月 4日 (土)

「アンパイアシップ(審判魂)」とは笑わせる。

 今日は若くして亡くなった仕事仲間の墓参りで多磨霊園へ遠征。僕たちにとっては、かれこれ10数年続いている恒例の夏の風物詩(?)だ。墓参りの後は、ゆかりの三鷹の蕎麦屋で飲み会。それにしても、猛暑の霊園はちょっときつそうだ。

 帝京大学病院で多剤耐性菌の感染で9人死亡。院内感染ほど恐ろしいものはない。おそらく、病院の管理体制に問題あったんだろうね。病気治すために入院したのに、そのために別の病気に感染しちゃったら何を信じていいのかわからんもんな。感染経路の究明に全力をつくしていただきたい。

 さて、昨日の小沢君は朝に夜にTV出演して、声高らかに闘争宣言。朝出演したテレ朝『スーパーモーニング』は、後半だけだったが観ることができた。記者会見のオープン化、沖縄海兵隊不要論など、かなり突っ込んだ発言があったのは収穫だった。鳥越、山口、三反園、大谷を相手に時に笑顔を見せながらの質疑応答は、ちょっと和気藹々すぎるんじゃないのという気がしないでもないが、それだけ小沢君にユトリがあったってことか。

 それにひきかえ、三反園、大谷の両君は、ちょっといつもの調子とは違ってたね。特に三反園君の腰のひけた態度には、いつもの反小沢節はどこにいったのよと突っ込んでみたくなった。TVで小沢批判する政治記者や評論家によくあるタイプ。本人前にすると、借りてきた猫になっちまう。夜のNHK『ニュース9』は観れなかったが、どこかで動画流してないだろうか。ちなみに、『スーパーモニング』は、「誰も通らない裏道」さんが動画をアップしてくれてるので、そちらをどうぞ。

 昨日のTV出演における注目すべき発言は、検察審査会の議決に対して宣戦布告したことだろう。これを受けて、今日の朝日は、「刑事裁判に出廷する可能性があることの是非は論議を呼びそうだ」と、フランケン岡田君と同じたわごとを抜かしていた。「論議を呼ぶ」ことは確かだろうね。それもまた小沢君の狙いなんだから。ま、朝日にすれば、だから代表戦に出馬する資格がないんだよって言いたいんだろうけど、いえいえ、堂々と無実を訴えて裁判闘争する総理大臣がいたっていいじゃないか。なぜダメなの? 仮にその容疑が冤罪だったりしたら、それこそ戦う意義があろうってものじゃないか。だからこその「推定無罪」なんだよ。

 この議論って、ようするに朝日は小沢君が有罪になるってことを期待してるってことなんだよね。今日も社説を使って、性懲りもなく小沢君の「政治とカネ」を喚き散らしてるけど、だったら小沢君の政治資金の流れのどこがどう法律に触れるのか、証拠をたてて説明してごらんよ。特集組んで、紙面で朝日の疑問を具体的に投げかけたっていいじゃない。2日の公開討論でほっかむり男の星君はさんざん「政治とカネ」で質問してたけど、結局小沢君から何もひきだせなかったでしょ。

 お仲間の誰かが「覚悟してくださいよ」って言い放ったわりには、追求するだけの具体的なネタがないんだってことがよくわかった。小沢君の政治資金をめぐって何を聞きたいのか、整理も何もついてなたんだよね。いやいや、整理も何も、いつも印象批判ばかりしてるから、いざって時に具体的な質問なんて浮かばないんだよ。つまり、一連の検察が無理筋で立件しようとした小沢君の政治資金の流れを、ちゃんと理解していないんだと思う。

 ほっかむり男の星君は、「記者有論」で、自殺したNHKの景山解説委員を引き合いに出して、「政治家の討論を仕切るには、常に中立・公平でなければならない。アンパイアシップ(審判魂)ともいうべき責任感だろう。まさに「解説委員の筋目」である」と呑気にくっちやべってる。それだけならば、まさに正論。ならば、あなたこそ中立・公平な「編集委員としての筋目」を見せていただきたい。「アンパイアシップ(審判魂)」? ジャーナリストとしての魂をどこかに置いてきちったひとに、んなこと言われたかないなとつぶやくくろねこなのであった。

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2010年9月 3日 (金)

朝日的なるものをめぐって・・・。

 民主党代表戦の陰に隠れて、こっそりとシンキロー森君が町村派に退会届を出した。しょせんは、求心力が落ちた自身の立場をどうにか取り戻そうとするパフォーマンスなんだろうけど、「いつもの手だよ」なんて冷ややかな声もあるとか。今日から押尾公判も始まるし、バカ息子の名前が飛び出したりしたら議員辞職だってあるかもしれないからね。そんな思惑もあったんじゃないのと、講釈師みたいなハッタリをかましておこう。

 さてさて、その民主党代表戦だけど、昨日は記者クラブによる公開討論会があった。前列には、朝日、毎日、読売のゴロツキもどきの記者が陣取って無礼な質問を投げかけていたが、射すくめるようなまなざしで真摯に答えていた小沢君は立派だったね。それに引き換え、菅君の情けないこと。公開討論会なんだからさ、『朝生』みたいなディベートの場じゃないんだから、少しは総理大臣らしく政策論を交わしておくれ。

 党首選に入ってからというもの、ますます菅君へのこれまでのイメージが音を立てて崩れていく今日この頃。それは何故なんだろうとちょいと考えつつ公開討論を見ていたら、ハタとひらめいた。菅君ががなりたてる小沢批判のロジックが、これまでメディアや御用評論家がさんざん喚きたててきたロジックそのものなのだ。だから、まったくといっていいほど心に伝わってこない。菅君にとって、代表戦という舞台は、『朝生』と同じなんだね。

 で、面白いことに、菅君が喚きたてればたてるほど、TVのニュースなどでは小沢君の露出が多くなる。まるで小沢マンマンショーの感すらある。局としてはそういう場面を編集して、小沢君を貶めたいんだろうけど、見方によっちゃ逆効果になっている。それは、昨日の公開討論会も同じ。「政治とカネ」がテーマになって、朝日、毎日、読売のゴロツキ3人組が「小沢さん、覚悟してくださいね」なんて無礼な言葉を吐きながら愚にもつかない質問の矢を放てば、その間、菅君は壇上でひとりぼっち。どんどん存在感が希薄になっていく。これって、大いなる喜劇以外のナニモノでもない。

 それにしてもこの期に及んでも「政治とカネ」ってところに、ゴロツキ3人組が代表するメディアの思考停止がある。さらには、小沢批判のためには、コメントにちょいとした操作をしたり、TVでは映像を編集するなんて当たり前。犯罪的な行為としかいいようがない。一昨日の共同記者会見では、NHKが『ニュース9』の中で、普天間をめぐる小沢君の発言と菅君の発言の順番を入れ替えると言う編集を恥ずかしげもなくやっていた。このことは、植草一秀さんの『知られざる真実』に詳しいが、僕も実際に共同記者会見をTVで観ていたので、『ニュース9』のそのシーンをたまたま目にした時には、それこそ「開いた口がふさがらなかった」。

 今朝の朝日朝刊では、一面の「民主党代表戦討論会の論点」というカコミで、それぞれの政策の違いを顔写真付きで載せていたが、「普天間問題」では、記述の仕方に作為がある。「沖縄と米国の双方が納得できる知恵、ぜひ教えていただきたい」というのが菅君の言葉として載っているが、これだけだとあたかも菅君がそうした案を探っているように聞こえる。しかし、この発言は小沢君の意見に対して嫌味で言った言葉にしかすぎない。実際の討論会を聞いていれば、まったく意味が違うことがよくわかる。それにしても、ここまで来るとただの嘘だろう。

 社説に至っては、検証するのも馬鹿馬鹿しい。「政治観の違いが見えた」という見出しで、「「古い政治文化」か、「新しい政治文化」か。これが民主党代表戦の重要な論点に浮かび上がってきた」とは笑止千万。浮かび上がってきたんじゃなくて、無理やり浮かびあがらせて小沢批判に結びつけたいだけだろう。「この20年あまりの日本政治に大きな位置を占めてきた「小沢的なるもの」の是非が、代表戦を通じ最終的に問われることになる」って結んでるけど、いつものようにこうお返しします。

 戦後60余年にわたって日本のジャーナリズムに大きな位置を占めてきた「朝日的なるもの」の是非が、代表戦の報道を通じ最終的に問われることになる。

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2010年9月 2日 (木)

講釈師、見てきたような嘘をつき。

 昨日、菅君と小沢君の共同記者会見をNHKのライブ中継で観た。菅君と小沢君とでは、格が違うなあ、というのが第一の印象。もちろん、菅君の負け。言葉に力がないんだよね。ディベートは上手といわれているけど、相手の揚げ足をとったりして追い込む術には長けていても、自らの信念を力強い言葉のメッセージとして表現する能力には欠けている。というよりも、自らの信念も最早ないのかもしれない。

 普天間について、幹事長としての責任があるなんて小沢君を非難してたけど、ちょっと待って、プレイバックなのだ。君は副総理だったよね。しかも、あの時は内閣と党とは役割分担ができていて、菅君だって小沢君に口は出させないと言ってたはずなんだけどな。そこを突かなかったのは、小沢君のやさしさ(?)だったかもよ。

 会見早々、「いずれの候補者が総理大臣としてふさわしいのか、国民の皆さんに選択していただく選挙だ」なんてのたまってたけど、ついこの前の参議院選で「NO」を突きつけられたのは菅君じゃなかったのか。参議院選で負けたのは、「天の配剤」だなんてわけわかんないこともくっちゃべってたけど、それこそが“民意”なんであっていまさら「国民の皆さんに選択していただく」なんてことは通用しないんだよね。そもそも、参議院選の総括をまったくしなかったことが、この混乱を招いてるんだから、少しは頭を冷やして市民運動家の原点に立ち戻ってみたらいかが。

 いまの菅君見てると、かつて批判しまくっていた自民党の政治家と大差ないよ。「政治とカネ」で小沢君をくさしているつもりだろうけど、そんなことより政策でズバっと突っ込まなくっちゃ。「クリーンというなら、事務所費も含めて全部公表したらいい」と言い放った小沢君の方に凄み感じたもんな。それって正論だよね。民主党に限らず、すべての議員が事務所費も含めて全部公表したらどうなるんだろうね。つまり、「政治とカネ」ってそれほど奥が深いってこと。バカのひとつ覚えみたいに、「政治とカネ」なんて枕詞をつけて小沢君を論じるのはもう止めたほうがいい。菅君の底の浅さが知れるってもんだ。

 ま、少なくとも昨日の共同記者会見を見る限りは、小沢君の貫禄勝ち。政策も明快だもん。「マニフェストの原点に戻ろう」。これほど強いメッセージはないと思う。去年の衆議院戦で民主党に投票した有権者の気持ちがいまひとつ晴れないのは、マニフェスト実現に向けての努力が足りないと思ってるからなんだよね。「政治とカネ」は、二の次だと思うけどな。

 それにしても、共同記者会見の論評なんか聞いていても、政治評論家と称する人たちって、みんな、「講釈師、見てきたような嘘をつき」を地でいってるから凄いもんだ。憶測ならまだしも、ひょっとしたらこのひとたちって自分のシナリオでモノ言ってるんじゃないのか。そんなデマゴーグに惑わされずに自らの信念で、議員も党員もサポーターも民主党代表戦に一票を投じてくれることを切に願ってしまう。

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2010年9月 1日 (水)

菅VS小沢VSメディア、そして辺野古。

 暑い暑いと言いながら、早9月。昨夜は庭で虫の声が・・・。残暑は続くとはいえ、やっぱり秋の気配はそこまで来てるんだなあ。

 で、民主党代表戦は何のことはない、小沢出馬でめでたしめでたし。結局のところ鳩山ポッポ君の仲介ってなんだったんでしょうね。30日には、「トロイカ+1」なんて言っちゃって、菅君も挙党態勢に大いに乗り気なところを見せていたけど、「言葉だけじゃだめだよ。具体的な誠意(人事)を見せてくれなきゃ」って突っ込まれたらとたんに豹変。つまり、腹の内を見透かされたってこと。小沢流の権力闘争もほめられたものではないが、菅君の市民運動にありがちな「なし崩し的な手法」が露呈されたってことか。

 首相就任以来の菅君の言動や行動を見ていると、どうも信用ならない奴だなあというのが正直なところだ。信念に則って行動してないから、あっちにふらふら、こっちにふらふら。挙句の果てに、「トロイカ+1」ってなんのこっちゃと思ってたら、舌の根も乾かないうちにこれも撤回。いやあ、ガッカリなんてもんじゃない。日刊ゲンダイにサラリーマン感覚で政治やられちゃたまらないって揶揄されてたけど、派閥均衡政策で就任したのはいいけど、結局のところ社内の派閥抗争にあたふたするサラリーマン社長って風情だもんね。

 それでも、妙に密室談合でしゃんしゃんにならなくて慶賀の至り。菅君も小沢君も堂々と代表戦を戦っていただきたい。メディアは「選挙戦にうつつを抜かす民主党」なんて言いたい放題だけど、卑しくも総理大臣を決めることになる代表戦に対して何ぬかすか。ひょっとこ麻生君で決まった自民党総裁選の茶番劇に比べたら、よっぽとマシだ。自民党総裁選を必死に煽ってたのはどこのどいつだ。あの時だって、リーマンショックやら何やらで日本の経済は大変だったんだからね。いまとそれほど状況は変わらない。悪人面の大島君なんかが民主党代表戦を批判するのは筋違いと言うものだ。

 菅・小沢会談でどんな話し合いがもたれたのか、憶測を呼ぶのは仕方がないことだが、それをあたかも真実であるかのように報道するのはどんなものなんだろうね。昨日の夕方のテレビ朝日『スーパーJチャンネル』では、ヘビースモーカーの大谷君が法務大臣の人事について小沢君の思惑があったらしいという話をしていたが、正確には「あったとしたら」なんて誤魔化してたけど、そんな憶測話ってTVですることなのか。検察審査会に対する牽制を小沢君があたかもしているかのようなコメントは、ジャーナリストを任じるヘビースモーカー大谷君の言動としてはサイテー。ジャーナリストとしての矜持があるなら、憶測でなく裏をとってから堂々と論じなさい。

  ところで、民主党代表戦のゴタゴタの裏側で、辺野古に関する日米専門家協議の報告書が発表された。朝日は、この記事の中で、「仮に小沢氏が新代表・新首相に就任すれば、辺野古移設は事実上「白紙」となり、日米関係に再び緊張が走るのは必死だ」と、またしてもアメリカ怒らしたら大変だぞとがなりたてている。

 いまだにこんな認識なんだね。天下(?)の朝日が聞いて呆れる。米軍のグアム移転が2017年以降にずれ込んだんだから、2014年のグアム移転を条件とした辺野古移設そのものが何だったのかということをまず問うべきなのに、この大新聞はアメリカ怒らせちゃまずいぞの一点張り。小沢君が首相になったら、「辺野古移設が事実上白紙」になるなら、それだけで小沢君を支持しちゃうけどね。

 いずれにしても、沖縄問題も含めて、民主党代表戦はメディアの腐れ具合を図る意味でも大いに楽しみなくろねこなのであった。

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