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2010年9月16日 (木)

「私には夢がある」と「脱小沢」

 小さい秋どころか、大きい秋がどどっと押し寄せたようで、今日はさすがに肌寒い。秋雨が降ってるし、気温も25度を割り込んでるようだから、上着がないとちょっと辛いか。我が家のドラ猫も、久しぶりに丸まって寝ている。

 菅シロート政権の人事が動きだしたようだ。幹事長にフランケン岡田君の名前があがっているが、ちょっと待て。福耳枝野君の続投がないなら、なぜ参議院選の惨敗直後に辞任しなかったんだろう。昨日も書いたけど、参議院選惨敗の責任を誰もとろうとしないから、代表戦に突入したんじゃなかったのか。少なくとも、代表戦開催の理由のひとつにはなっていたはずだ。福耳枝野君はこれをなんと説明するのだろう。もっとも、辞めるのを止めるつもりはないんだけど、あなた方のお好きな説明責任とやらをこういう時こそしてもらわなくっちゃね。

 マスメディアは早速世論調査をしたようで、朝日の結果では、首相続投「よかった」72%なんだとか。ところが、首相続投で「政治がうまく進む」というひとは28%しかいないそうな。ふむ、この差はなんなんだろうね。つまり、反小沢でスッカラ菅君を支持するけど、正直なところは、「こいつじゃ政治はよくならない」と思っているのかしらん。そのへんのところを解説してこそ大新聞じゃないんだろうか。ちなみに、今回もコンピュータが勝手にはじき出した電話番号(固定電話)にかけたそうだが、その数1820件。有効回答は1065人で、回答率59%。これが朝日の世論調査です。

 で、一面でそんな世論調査結果を載せながら、社説では、

 世論に迎合せよと言うのではない。支持率が下がると人気の出そうな首相に代える昨今の風潮には問題がある。
 世論の支持が低くても、確信を持っているなら説得を試みればいい。
 民意とは本来、その時々の気分や印象ではなく、議論を通じ時間をかけて醸成されるべきものだ。有権者に説明し、対話を重ね、民意形成を促すことこそ、政治家本来の役割である。

 とほざいている。よくもまあ言えたものだ。はっきりいって、反論するのも馬鹿馬鹿しい。不遜な新聞だこと。社説そのものは、党首選のあり方を改めようというもので、公選制とはいわないまでも国民の意志が反映するようなシステムに変える必要があるんじゃないのという内容なのだが、途中から小沢君批判にすりかわって、上記の記述へとつながっていく。ようするに、ネチネチと小沢君いじめをしているわけだ。

 そういえば、代表戦後は挙党態勢云々なんていってたくせに、その舌の根も乾かないうちに、一面では「脱小沢」路線維持をそそのかしている。どうやら、今後は「脱小沢」が民主党批判のための「呪文」になっていくようだ。

 ほっかむり男の星君の原稿もひどいもんだ。あまりにも程度が低くて語る気にもならないけど、今日の三文記事読んじゃうと、絶対に官房秘密費もらってるなと確信した次第・・・根拠ないけど。

 最終演説で、「私には夢があります(I have a dream)」と、小沢君はキング牧師の言葉(演説原稿を書いた人間は絶対に意識していたと思う)を引いたけど、その後にスッカラ菅君もパクっちゃったのには目が点になると同時に、大いに笑えた。相手の美味しい言葉をとっさにつかまえて自分の演説に活かすのはかなり高度なテクニックだから、そういう意味ではパクリもありなんだけど、キング牧師の言葉の引用だからね。それをパクっちゃ哀しすぎるぞ。ひょっとして、知らなかったのか・・・んなことあるわきゃないよね、市民運動家だったんだからさ。

 ちなみに、キング牧師の演説動画(12分過ぎからI have a dreamの演説になります)はこちら。I have a dream演説の全文はこちらです。 

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