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2010年9月26日 (日)

それにしても、融通の利かない内閣だこと。

 すっかり秋めいてどころか、肌寒い日が続いている。今日は立派な秋晴れになるそうだが、この後にまだ残暑がやってくるなんて予報もあったりして、なんだか心が落ち着かない・・・って、なんのこっちゃ。それはともかく、昨日、国勢調査の調査票が届いた。今回はインターネットで回答が可能になったのだとか。セキュリティは大丈夫かとも思うが、ま、知られて困るほどの秘密もないからインターネットでやってみるか。

 で、国勢調査の調査票に学歴の項目があるのだが、卒業と在学中はあっても中退という選択肢がないのが不思議でならない。除籍なんてのがあってもいいと思うのだが、どうもそうしたファジーな回答は必要ではないらしい。中退や除籍は、国勢調査にはなんの意味もないってことか。こちとら中退なんだけど、中退のアイデンティティーはどうしてくれる、クソッ!

 「検察の判断」によるとした中国漁船船長の釈放が、法律論として問題になりそうな気配だ。自民党は早速、記者会見した那覇地検の次席検事の証人喚問を要求する姿勢を見せている。なによりも、「今後の日中関係を考慮した」という検察の一言が問題。検察が外交上の問題を勝手に考慮するなんてことはとんでもないことで、それこそ国内法にのっとって粛々と取調べをするのが検察の仕事なんだから。外交上の問題を考慮するのは内閣の仕事であって、フランケン岡田君のように「検察独自の判断」なんてのは無責任極まりない。それにしても、スッカラ菅君の存在感の薄いこと。仙石内閣と揶揄されるのもむべなるかな・・・って、それじゃ困るんだけどね。

 ハッキリと、「政治的判断の結果」の超法規的処置と宣言しちゃえばいいものを、なんで「検察の判断」にこだわるのかまったく理解できない。そんなんだから、「謝罪と賠償」を要求されちゃうんだよ。つまり、拘留延長までしたのに処分保留で釈放したってことは、逮捕・拘留そのものが不法だったんじゃないのという理屈も無成り立っちゃうわけで、中国としてはそこを突っついてくるのは、ま、国内事情もあって当然といえば当然のことなのかもしれない。

 「岡田幹事長に問いたい。中国人船長問題に対して、日本が「国内法に従って粛々と対応してきただけ」で外交上の対応ではない、と言い切るのであれば、中国側が身柄拘束している日本人4人についても、中国国内法に基づいて粛々とやれば良い、日本政府は外交上の努力をしなくてもよい、ということ? 」・・・と郷原氏がツイッターでつぶやいていたけど、スッカラ菅内閣はとんでもない誤謬をおかしたことになるかもしれない。

 こちらもここまで配慮したんだから、そちらもよろしくね・・・ってことにすればすんじゃったかもしれないのに、「国内法で粛々に」とか「検察の判断」とか、あくまでも逮捕・拘留は正しいという立場を貫こうとするから、そりゃ、中国だって面子が立たない。阿波の古狸やフランケン岡田君を筆頭に、ドグマに取り付かれた教条主義者の集団がスッカラ菅内閣の実態なのかも。世間知らずで頭でっかちの融通の利かない内閣に、世界中は目が点になってるんじゃないか。

 なんだか、スッカラ菅君のオッカアが、BSで小沢君と鳩山ポッポ君のことをろんぴょうしたそうだが、なんとまあ大きなお世話をするもんだ。立場っちゃうものを少しは考えないとね。なかなか天晴れなオッカアだと思ってたんだけど、ちょいと買いかぶりすぎたな。総理夫人としての品格の問題か・・・。

【くろねこの競馬予想】

中山では、天皇賞の前哨戦、オールカマー。ドリームジャーニーの秋初戦だが、ここはひと叩きだろう。狙ってみたいのは、ここが試金石の上がり馬ミステリアスライト。ここで勝ち負けならば、天皇賞に向けて視界良好となるのだが。相手には、去年3着のシンゲン。馬券はこの1点。

阪神は菊花賞トライアルの京都新聞杯。ダービー1の、2着のエイシンフラッシュとローズキングダムの一騎打ちか。菊花賞に向けて両馬がどんなレースをするかを見るレースでありましょう。

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