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2010年9月10日 (金)

どうやら、メディアもネット調査が気になりだしたようだ。

 昨夜は幼馴染の母上が亡くなり、お通夜へ。なによりも、涼しい一日でよかった。さすがに猛暑の中での葬儀は辛いからね。上着を着ていてもまったく苦にならなかったけど、今日からはまた暑くなるらしい。

 熱くなっているといえば、アメリカの牧師が「コーランを燃やす」と叫んでいるらしい。なんでも多発テロの現場であるグランド・ゼロの近くにモスク建設計画が持ち上がっていることが気にくわないのだとか。いくら地方都市の小さな協会の牧師とはいえ、「コーランを燃やす」なんて挑発されたら、イスラム信者がほっとくわけない。案の定、国を挙げての騒ぎになって、どうやらコーラン焼却計画は中止になったようだが、オバマ政権にとってははた迷惑な話だろうな。

 ところで、日本振興銀行がとうとう破綻した。どうやら、「ペイオフ」が初めて適用されるようだが、一千万以上の預金者はちょっとパニックかも。ヘイゾー君もTVで民主党批判してる場合じゃないよ。亀井君もここらでヘイゾー君を告発してくれるといいんだけど。

 民主党のサポーター登録に不正があるらしいと朝日が朝刊で騒いでいる。ノルマを達成するために架空名義で登録したりして水増しを図っていたというのだが、これって小沢君が代表戦に勝ったときに「サポーター票に不正があった」っていちゃもんつけるための布石かも、なんて勘繰りたくなってしまった。そういえば、ついこの間は、民主党の高松議員が党・サポーター票の取りまとめを依頼したという飛ばし記事を毎日新聞が書いていた。この記事を書いた記者は、高松議員から捏造記事だと猛抗議を受け、謝罪を求められている。

 サポーター票の集計に関しては、けっこう杜撰なシステムのようで、とこまで正確な開票ができるのか疑問の声があがっているのは事実だ。このままだと、どちらが勝っても「不正」疑惑が出てくるかもしれない。サポーター票の票読みなんかしてるメディアもあるようだが、そもそもそんな票読みできるのだろうか。選挙の出口調査じゃあるまいし、なんかこのへんにも世論調査と同じような作為があるような気がするのだけど・・・。

 もうひとつ、朝日4面の政治蘭に、「民主代表戦を聞く」という東大の准教授へのインタビュー記事が載っている。で、世論調査結果を取り上げながら、「小沢氏はインターネット調査と違うと不満げです」という質問があるのだが、それに応えて准教授曰く、「小沢氏の言うのは、いわゆるネット調査ではなくネット人気投票だ。設けられた投票所に自分の支持者が殺到した結果に過ぎない。それを根拠に発言すること自体、小沢氏のリーダーとしての判断能力が問われる。大切なのは、現時点で世論の支持を受けていないことをまず認めた上で、将来的に支持を集められる政治家だと訴えることではないか」

 なんとまあ、乱暴な意見だろう。読売ネットの調査もあるんだけど、それもネット人気投票だったんだ。それはともかく、マスメディアの世論調査は人気投票ではないって根拠がどこにあるんだ。っていうか、そもそも菅と小沢どちらを支持しますかなんて設問は、人気投票みたいなもんなんだよ。それはマスメディアの世論調査であれ、ネットの調査であれ変わらない。だから、ネット調査を根拠に発言する小沢君のリーダーとしての判断能力が問われるなら、マスメディアの世論調査を根拠に発言する菅君のリーダーとしての判断能力も問われなければいけない。東大の准教授ねえ。何を勉強してんだか。

 露骨な小沢君へのネガティブキャンペーンもそろそろまずいからってんで、この准教授の口をかりてこっそりネガキャンしようって寸法なんだろうね。それにしても、なんて悪質な選挙妨害だこと。もっとも、こうまでしてネット調査を貶めようというのは、それだけネット調査の結果が無視できない「民意」の流れを形作っているということなのかも。そう思えば、こんな記事も冷静に読めるってことか。

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