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2010年9月 7日 (火)

翼賛報道は言論の危機でもある。

 帝京大学病院で発生した多剤耐性菌に次いで、今度は独協医科大学病院で新型の多剤耐性菌「MDM1」とやらが見つかった。押尾裁判の最中なもので、「MDMA」と聞き間違って赤っ恥かいちまった・・・トホホ。ま、それまともかく、けっこう恐い話になってきた。パンデミックにならないうちに早期の対応を切に願ってしまう。

 さて、民主党代表戦にまつわるヒステリックな小沢叩きもどうやら一段落したような・・・。先週末からのTV出演や街頭演説の効果かどうかわからないけれど、ひょっとしたらさすがに恥ずかしくなったのかも。翼賛報道続けたあげくに、誹謗中傷まがいの悪口雑言。ここまでやられるとさすがにまわりも引くからね。

 今朝のテレ朝『スーパーモーニング』では、ANNの世論調査を持ち出して、菅支持多数とは解説しつつも、代表戦は人気投票じゃないんだから政策で選んで欲しい、なんてエクスキューズを入れていた。ちょいと風が変わってきたことを敏感に察して、小沢総理が万が一誕生したらまずいぞってんでいまのうちに保険かけてるのかもしれない。

 それにしても民主党代表戦に突入してからというもの、ニュースキャスター、評論家、政治記者といった面々が、放送法や報道倫理規定違反とも思える言動を繰り返した事実は変わらない。小沢だろうが菅だろうが、どちらが総理大臣になるかということよりも、ジャーナリスト気取りの御仁たちの諸々の犯罪的とも言える発言の方がよっぽど問題だと思うけどね。公平・中立、不偏不党なんて言葉はどっか行っちゃってる。でも、誰もそのことに危機感を抱いてないのがこの国の不幸なところだ。戦前の戦意高揚報道と、質的には何も変わってないことがよくわかった。

 どうせなら、反小沢でも、菅支持でもいいから、旗幟鮮明にして物事を言ったらどうだ。前にも書いたけど、公平・中立を装って、偏向報道することほど汚い手口はないんだからね。それはもはや犯罪です。何度も言うぞ、民主党代表戦は、マスメディアが静かに死んでいく終わりの始まりになるかもしれない。

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