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2010年9月 5日 (日)

地検特捜部の脅迫。

 さすがに炎天下の霊園は暑かった。あまりの強い陽射しに、そうそうに蕎麦屋にゴー。気がつけば、焼酎のボトル2本を開けて、その後どうやって帰ったのかあまり記憶にないのだが・・・^^;

 昨日は岐阜では39度を超えた猛暑だったそうだが、新宿ではその暑さの中で菅・小沢の立会い演説会があったそうな。その演説会で、菅君は「いま新薬を開発して、それを使おうと思っている。その薬の名前は『日本を元気にする薬』」と訴えたんだとか。ああ、なんとまあセンスのない表現でありましょう。そういえば、菅君語録には「未納三兄弟」なんてのもあったっけ。それにしても、こんなドロ臭い表現力じゃ、人をひきつけるのは難しいだろうに。「人生いろいろ」なんて能天気なワンフレーズソーリも困ったものだったが、政治家だったらもう少し言語感覚を磨いたほうがいいんじゃないか。菅君の演説ってなぜか心に響かないのは、こうした無理無理の表現にも原因があるのかもしれない。

 ところで、朝日の社会面に郵便不正事件の判決を前にした村木厚子氏のインタビューが載っていたのにはちょいと驚き。その中で、村木氏は、自分たちのストーリーにそった供述を強要する検察について語っているが、こうした特捜の取調べのあり方ってもっと問題にされてもいいのではないだろうか。『リクルート事件・江副浩正の真実』でも、検察のそうした取り調べの現状が生々しく語られているが、これはもう取調べというよりは、検察のストーリーを完成させるための脅迫といっても過言ではない。

 おそらく、これまで特捜が絡んだ事件は、すべてこうした違法とも思える取調べがあったのに違いない。福島県知事だった佐藤栄佐久氏の汚職事件にまつわる特捜のでっ上げは記憶に新しいが、そうした事実がありながら検察の責任問題に発展しないことが不思議でならない。

 10日には郵便不正事件の判決があるが、おそらく無罪になるだろう。郵便不正事件の経緯を当初はまったくといっていいほど報じなかった新聞、TVには、懺悔の意味を込めて、判決後は検察の違法性を是非とも追及してほしいのだが・・・西松事件で検察のリークを垂れ流した張本人なんだから、期待するのが無理ってものか。

 圧力に屈して村木氏の指示があったと供述した元担当係長の村上氏の言葉を検察だけでなく、メディアは何と聞くのだろう。

「村木さんの指示を認めた時、取調室で思わず『ちくしょう』とつぶやいた。涙がズボンや手に何滴も落ちた」

【くろねこの競馬予想】

本日のメインは、小倉、新潟でそれぞれ2歳ステークス。新潟には、ディープインパクトの子が2頭出走。人気になるだろうけど、まずはどの馬も無事に走ってほしい。果たして今日の2歳ステークス出走馬に来年のダービー馬がいるだろうか。馬券よりもなによりも、必見のレース。

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