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2010年9月17日 (金)

外務大臣にあの男が・・・!?

 起き抜けはやけに空気がヒンヤリしていたが、10時をまわってそろそろ陽射しが強くなってきた。天気予報通りに今日は残暑か。短パンにTシャツなんてスタイルにも飽きてきた今日この頃。上着が離せなくなる季節が待ち遠しい。

 さて、3年前に起きた認知症患者への「爪切り事件」の控訴審で、看護師に無罪判決がおりた。この事件は、「爪切り看護師」なんて報じたメディアもあったくらいで、当初からとんでもない老人虐待というイメージで捉えられていた。僕もそのひとりだったのだが、今回の控訴審では供述調書の信用性が争われたようで、その点では郵便不正事件と似ている。

 判決によれば、どうやら強引な取調べがあったようで、その点を裁判所は相当程度斟酌したようだが、その反面、「爪を故意に深く切ったことは傷害罪にあたる」と認定している。ここが看護に従事するひとたちには悩ましいところだと思う。この事件が起きた頃、ちょうど母親の介護をしていたので、老人の爪のケアがいかに大変かはよくわかる。手の爪ならまだいい。足の爪となると、岩のように硬くなって変形しているから、そう簡単に切れるものではない。切るというよりも、削ると言ったほうがいいかもしれない。

 認知症の患者さんなら、突然体を動かしたりすることもあるだろうから、そんな時には深爪どころかもっと大きなケガをすることだって容易に想像できる。結果としてケガをしたことで、それが虐待と言われても現場は困るだろうなと思う。愚考するに、こうした事件の背後にあるのは、病院、看護師、患者、患者の家族といった介護の輪におけるお互いの信頼性の欠如なのではないだろうか。

 警察の強引な取調べは大いに非難されるべきだが、同時に介護医療におけるコミュニケーションのあり方も大いに問われるべきだと思うのであった。

 菅シロート内閣の人事が進んでいるようだが、幹事長はフランケン岡田で決定。マスメディアは、これで「反小沢」路線は明確に、なんてはしゃいでるけど、もういいよ。そんなことより、この内閣が何をしようとしているのかを、しっかりと見つめるのがメディアの仕事だろう・・・ま、期待してないけど。総務大臣にはどうやら元鳥取県知事の片山君が就任するらしい。キューピー原口君はお役ごめんか・・・わかりやすい人事だこと。

 予想される顔ぶれの中で、こりゃだめだとガックリきたのがニヤケ男前原君の外務大臣。名護市の元市長と密会していたような輩が外務大臣じゃ、辺野古問題は何も解決しないだろう。それどころか、地元からはますます反感買うんじゃないかなあ。沖縄担当大臣でもありながら鳩山ポッポ君の「最低でも県外」にまったく反応しなかったんだからね。「県外は無理」と言い放ったフランケン岡田君が幹事長でニヤケ男が外務大臣? これだけで、もう沖縄の基地問題は前に進まないことは確実か!?

 ニヤケ男は八ツ場ダムだってほったらかしだし、いつのまにか本体以外の工事は着々と進行している。日航の再建問題だって前途多難。国土交通大臣として、何も解決しないまま席替えとは、これが本当なら菅シロート内閣の政治的センスのなさを象徴する人事であることは間違いない。 

 日和見・馬淵君の入閣が揉めているようだ。そりゃそうだ。すんなり入閣させたら、ミエミエの論功行賞になっちまう。いくらなんでも、それは恥ずかしいからね。いっそのこと、路チュー細野君あたりを入閣させたら面白いけどね。そんなサプライズ人事をやれるほどのセンスはないだろうな。日和見・馬淵君入閣よりは、数段インパクトあると思うけど・・・無理か。ついでに、法務大臣に寝ぐせの亀井君なんて・・ないよな。

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