ちょいと疑問な検察審査会経験者の投稿。
どいうわけだか、僕のまわりにはライオンズのファンが多い。ペナントレースで優勝を逃した時には、そろいも揃ってガックリしていたものだ。その余韻も覚めやらぬうちのCS初戦の大逆転負けは、彼らにとって、「在庫扱いで悔しい・・・」と嘆く日航のパイロットのようなやるせなくも情けない心境だったのではなかろうか。4点差で迎えた9回、マウンドには守護神シコースキー。ま、ファンならずとも勝負あったの展開で、まさかの1死満塁。それでも4点差ならどうにか逃げ切れるかとも思ったが、そうは問屋がおろさなかった。結局同点にされて、延長11回にあってはならいホームラン打たれて勝負あり。ライオンズは、これで本当の崖っぷち。これこそ、短期決戦の恐さでありましょう。
前田捏造検事が、証拠隠滅で明日にも起訴されるようだ。同時に、懲戒免職されるとか。大坪トンデモ部長と佐賀ヨウヤク副部長の二人は否認を続け、どちらも徹底抗戦のかまえだから、証拠改竄事件はこの先どう転ぶかわからない。トンデモ部長は、教え子の弁護士らで弁護団をつくったそうだから、ちょいと面白い展開になってきた。
TVでは相も変わらずヤメ検たちが「昔はよかった」式のコメントを垂れ流して、三バカ大将による特殊なケースとして幕引きをしようと目論んでいるようだけど、ここまでくるとさすがに世間は騙せない。可視化を認める代わりに、この事件はここで終わりってことにしようなんて策略も練ってるかもしれないけど、トンデモ部長とヨウヤク副部長が、今後起訴されたとして、公判でどんな手をうってくるかでずいぶんと流れは変わってくるだろう。
願うべくは、ここまできたらトンデモ・コンビには、ケツをまくりにまくって洗いざらい検察の闇をくっちゃべっていだきたい。特に、トンデモ部長が深く関わった検察裏金問題に関しては、おそらく最高検もそっとしておきたいところだろうからね。
中国に拘留されていたフジタの最後の一人がようやく釈放された。「処分保留」ってところが日本への嫌味なんだろうけど、報道によれば保釈金も納めたらしい。ま、中国の法律を犯さなければ1年後には返還されるそうだけど、保釈金ときたか。中国の船長の時は、保釈金はどうなったんだろう。おそらく、そんなもの請求してないと思うけど、もし請求してたら凄いことなってたんだろうね。
ところで、朝日朝刊の「声」蘭に、検察審査会の審査員経験者の投稿が載っていた。投稿者は、小沢君と宝塚脱線事故を引き合いに、「起訴議決が2回も出された案件は、アマチュアの感覚で限りなくクロに近いと判断したということにほかならないと思う」と論じている。ちょっと待って、プレイバックだな。検察審査会は検察の結果に対して異論を挟むだけであって、「黒か白か」は裁判所が判断するんじゃなかったのか。先の議決分のまとめには、そうしたためられていたはずだよ。「起訴相当」が「限りなくクロに近い」という判断だとするなら、そんな裁きはシロート集団の検察審査会にして欲しくはないね。これって、越権行為なんじゃないかな。投稿者の論が成り立つなら、起訴=黒が、起訴=限りなく黒に変わっただけで、ならば仮に裁判で無罪となった時の責任はとってもらいたい。
そして、「検察の不起訴を覆すのはそれなりの理由なり考えがある」と言うのだけど、「それなりの理由」ってのが問題なのだ。最も考慮しなければならないのは、「それなりの理由なり考え」にどれだけ説得力があるかということ。でなければ、「よくわかないから、とりあえず裁判してみましょうよ」なんて理由でも、不起訴を覆せるってことになっちゃう。
今回の議決文を読めば、説得力に極めて乏しいことがよくわかる。なによりも、検面調書に対する信用性をその拠り所としている点は大いに疑問だ。なぜなら、大久保秘書の調書は前田捏造検事の手によるものであり、証拠改竄が問題にされているいま、その調書の信用性にクエッションマークがつくことは自明のことであり、それだけで事件そのものが見直されてしかるべきことなのだ。つまり、調書の信用性を前提とした「それなりの理由なり考え」というのは、いまや何の説得力も持たない。もう一度、審査を見直すのが、審査員に課せられた義務ではないだろうか。
さらに、起訴されることによるリスクが、どれほどその当事者の人生に影を落とすか・・・審査員にはそうした認識が欠如していることも大きな問題なのだと思う。「アマチュアの感覚」でひとの人生弄ばれちゃかなわんな、というのもひとつの「市民感覚」なんだけどね。
【くろねこの競馬予想】
今日の東京競馬場は、秋の天皇賞を占う重要なレース、毎日王冠。思った以上に雨が降ったから、馬場状態が微妙。というわけで、思い切って重馬場巧者のシルポートを狙ってみたい。相手には、アリゼオとショウワモダン。ペルーサが圧倒的な人気だろうけど、渋った馬場で切れ味が総裁されそうな、そんな予感がする。
京都では京都大賞典。ここはオウケンブルースリーで仕方ない・・か? ここはアッサリと勝って、天皇賞、ジャパンカップの王道を歩んでほしい。
| 固定リンク
「検察 」カテゴリの記事
- 河井バカップル買収事件で、検察が「不起訴」をチラつかせて被買収側を供述誘導・・・性懲りもなく司法取引まがいの違法な取調べが常態化する検察の闇!!(2023.07.23)
- 「桜を見る会前夜祭」疑惑で、東京地検特捜部が安倍晋三と不埒な秘書たちを不起訴処分・・・領収書廃棄(証拠隠滅)しちゃえば証拠不十分でチャラだとさ!!(2021.03.31)
- 香典疑惑の菅原前経産相に「起訴相当」、賭けマージャンの黒川元検事長は「略式起訴」・・・検察審査会の真っ当な議決で、検察が赤っ恥!!(2021.03.14)
- 黒川前東京高検検事長、起訴猶予・・・テンピンで月1、2回なら賭けマージャン合法化!!&「命の選別」発言で揺れるれいわ新選組!!(2020.07.11)
- いつまでたっても給付されない持続化給付金・・・760億円で業務委託されたのは電通とパソナ設立の幽霊法人だった!!&河井バカップルの買収疑惑で自民党本部関係者を事情聴取!!(2020.05.28)
「可視化法案」カテゴリの記事
- 長期拘留、密室の取調べ、接見禁止・・・ゴーン逮捕でさらされる日本の司法制度の闇!(2018.11.26)
- 改正刑事訴訟法成立。「司法取引」「通信傍受拡大」で検察・警察の焼け太りか。なんてこったい。(2016.05.25)
- 原爆の日の前日に「核兵器は武器じゃない」と答弁するイカレポンチ&「アメリカの盗聴に「電話で抗議」なんてのは「電話でキス」みたなもんだろう&盗聴拡大、司法取引導入、可視化は限定的・・・刑訴法改悪案で検察・警察が焼け太り。(2015.08.06)
- 神戸の事件は取り調べの可視化が絶対必要&ハイサイおじさんの出馬表明で沖縄知事選大混乱?&「原発再稼動は100%安全確保されない限り行わない」(安倍晋三)。てことは、原発再稼働は永遠にありませんね。(2014.09.25)
- 制裁一部解除したのにミサイル発射されちゃって、拉致被害者を駆け引きの材料に使った罰があたったね&集団的自衛権の影に隠れて司法改革じゃなくて捜査権の拡大を議論してたようだ。(2014.07.10)
「検察審査会」カテゴリの記事
- ロシアのウクライナ侵略を口実に、自民党が防衛費のGDDP2%引き上げを画策中!!&菅親子が絡んだ東北新社の総務省接待事件で、不起訴処分を不服として検審申し立て!!(2022.04.09)
- 香典疑惑の菅原前経産相に「起訴相当」、賭けマージャンの黒川元検事長は「略式起訴」・・・検察審査会の真っ当な議決で、検察が赤っ恥!!(2021.03.14)
- 森友学園疑獄の公文書改ざんに「不起訴不当」の検審議決・・・なんとも生温い!! タイミングを見計らったかのように新元号発表直前というのも胡散臭い!!(2019.03.30)
- 東電元幹部強制起訴。「全電源喪失はない」って喚いてた安倍晋三も起訴相当だね&米政府による日本盗聴が発覚。厳重抗議どころか「国交断絶だ!」ぐらいのブラフかませなくっちゃ主権国家とは言えません。(2015.08.01)
- 富山検察審査会協議会が審査員と記者を情報漏洩で告発。たかが審査員OBによる全国検察審査協会連合会の地区組織がここまでやるのは、やっぱり審査員は作為的に「選ばれし者」なのかもね。この告発にはただごとでない「悪意」を感じる。(2014.08.25)
「検察裏金問題」カテゴリの記事
- 日中首脳会談ドタキャンと可視化議連の頑張り。(2010.10.30)
- ちょいと疑問な検察審査会経験者の投稿。(2010.10.10)
- 特別公務員職権濫用罪・・・これがあったか。(2010.10.02)
- 検察裏金問題も再検証しなくっちゃ。(2010.09.29)
- 検察とカネ(2010.05.17)
「中国」カテゴリの記事
- 農水大臣の「汚染水」発言を束になって非難する政治家やメディアの“言葉狩り”・・・正直者が馬鹿を見る!!(2023.09.02)
- 河井バカップル買収事件で自民党支部から選挙スタッフに200万円の振り込み・・・買収資金の疑い!!&「やってる感」だけの中身スカスカの小池式コロナ対策新指標!!&中国が「香港国家安全維持法」を可決。「一国二制度」が形骸化の危機!(2020.07.01)
- 上海の食品会社ってアメリカ企業の子会社なんだね。どうりで中国が潜入取材するわけだ&都知事はいつから政府のパシリになったんだ&汚染水、もうどうにも止まらない。(2014.07.24)
- 未成年者を泥酔させたあげく強姦しておいて、どこが「一身上の都合」なんだろう。スキャンダルじゃなくて立派な犯罪だろ&不満ありありの前強化委員長の俺様会見&中国のレーダー照射を今になって発表した真意とは・・・。(2013.02.06)
- 自縄自縛の検察。(2010.10.31)
「証拠改竄」カテゴリの記事
- 自民党の尻馬に乗った新聞・TVに「TPP公約違反」を糾弾する気力なんてありません&「有罪とされたことは耐え難い屈辱。事実と向き合わない裁判所に深く失望した」(大坪元特捜部長)。権力をほしいままにしてきてあげくに冤罪事件に関わった反省、悔悟ってのがカケラもなんいんだから、あきれたもんだ。。(2013.10.09)
- 「不起訴不当」の議決を引き出した補助弁護士は、札付きのヤメ検弁護士だった。こんなのを推薦した弁護士会ってのもちょいとクエッションマークだね。(2013.04.23)
- 「私利私欲のためではなく、検察を守るために行っており、執行猶予は妥当だろう」ってほざくヤメ検の愚かしさ。(2012.03.31)
- 検審前田不起訴相当+モロッコで爆弾テロ?+原発は殺人産業(2011.04.29)
- とうとうストロンチウムまで検出されちまった。(2011.04.13)
コメント