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2010年10月27日 (水)

証人喚問はリンチ裁判・・・よくぞ言った。

 この2、3日、拙ブログへのアクセスが凄いことになっとりまして、昨日はなんとアクセス数が2000超、訪問していただいた方も1000超という大賑わい。1日数万というアクセス数を誇る有名ブログに比べればなんてことない数ではありますが、うれしい限りではあります。で、なんで急激にアクセスが増えたのかとアクセス解析を辿ってみると、これがなんと、ヤフーの「みんなの政治」で、25日のエントリー「負けるべくして負けた北海道補選」が紹介されていたのでした。垣根に現われた健気なイモムシの話なんかが冒頭に飛び出して、政治ブログを期待して訪問していただいた方にはとんだ艶消しだったかかも^^; それにしても、ヤフー、恐るべし!・・・なのでありました。

 さて、民主党がまたやってくれた。マニフェストの目玉でもあった、企業・団体献金全面禁止を棚上げにして、受け入れを再開するのだとか。一応は、企業・団体献金全面禁止ののための政治資金規正法改正のメドがたたないための暫定措置となっているが、おそらくなし崩し的に企業・団体献金禁止は反故にされるだろう。

 ハッキリ言って、民主党政権はもう浮上できないと思う。少なくとも、今の執行部では逆立ちしたって政権交代時の支持は得られないだろう。ま、自業自得だね。来月には、沖縄知事選もあるし、その結果いかんでは沖縄で反基地運動に火がつくことだって考えられる。そうなったら、民主党政権の最終章ってことになるんじゃなかろうか。こうなったら、いっそのこと小沢君は離党して、それこそ政界再編に向けて一歩踏み出したほうがいいんじゃないか。これから始まる裁判があるから、そう簡単に事は進まないだろうけど、第2自民党に成り下がった今の民主党にまかせておいたら国が沈没するかもよ。

 で、そんな動きを本能的にかぎわけたのか、よごれ髪・与謝野君が小沢君にエールを送っている。小沢君の証人喚問に関して、「小沢氏は刑事被告人になることが確実だ。裁判で争うべきことであって国会で大衆のリンチ裁判はやってはいけない」と反対したのだそうな。まさか、よごれ髪・与謝野君からこんなまっとうな意見を聞くとは思わなかった。本来なら、民主党の議員こそ発しなければいけない言葉だけどね。そして、こうも言っている。「議員辞職を求めたり、証人喚問に出てこいと言うのは国民に訴えるものはあるが、憲法から言えばしてはいけない」。ふむ、よごれ髪から3階級特進で「みだれ髪」にしてあげたい心境だ。ま、その裏には、政界再編を睨んでの思惑があることは間違いないだろうけど、よくぞ言った、とここはほめておこう。

 証人喚問、証人喚問と喚き散らして小沢君を非難するのは勝手だが、ならば郵便不正事件に加担した当時の樋渡検事総長と法務大臣を是非とも証人喚問して、事の真相を問い質していただきたい。小沢狂想曲とは、西松事件、陸山会事件そして郵便不正事件という一連の輪の上に成り立っているんだからね。

 ところで、今日の朝日の「声」蘭の投書には、思わず深くうなずいてしまった。「誤検罪」「誤裁罪」設けては・・・という見出しで、「冤罪が起きたら、検事は「誤検罪」、裁判官は「誤裁罪」とし、刑期はそれこそ、無実の人が失った年月と等しくする」という提言だ。いいね、いいね。その通り。「そんな風にすれば、取調べはおのずと慎重になり、裁判は緊張の中で行われるだろう。人を断罪するには、それくらいの覚悟と慎重さが必要なのではないだろうか」と結ばれているが、第5検察審査会の審査員にも聞かせてあげたいくらいだ。

 郵便不正事件の証拠改竄が明るみに出てからというもの、検察への風当たりが強いのは当たり前だが、実は裁判官にもかなりの責任がある。まさに、検察とグルになって冤罪を作り出しているといっても、けっして過言ではない。「誤裁罪」なんできたら、慌てるだろうね。「我が身をつねって、他人の痛さを知れ」って、亡くなったおふくろがよく言ってたが、検事と裁判官こそ、その言葉を噛みしめるべきでしょう。

 

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