小沢狂想曲の影に仙石&野中あり・・・ってことか。
朝もはよから、我が家では冤罪事件が発生。カミさんがお弁当用にとっておいたというサケを、昨日の昼にちょいと失敬したのが事の始まり。なんともつましい話だが、それを今朝になって、さあ、お弁当作るぞって冷蔵庫を開けたらないので、起きぬけにメールチェックしている仕事部屋へ尋問にきたというわけ。で、昨日食べちゃったもん、という供述に「なんてこったい」ということなって、これで一件落着かと思いきや・・・今度は、血相変えて仕事部屋に飛び込んでくると、「サトイモも食べたでしょ」と強烈なカウンターパンチが飛んできた。あまりの迫力に、「私はしてません、無実でござります」という供述を繰り返して、ようやく納得(?)してもらったのだが、その後、どうも静かなので、サトイモの行方を尋ねるとなんと冷蔵庫の片隅に発見したのだとか。これって、証拠改竄か、それとも証拠隠滅だろう。もちろん、謝罪を要求したが、家庭内官憲はさすがにしたたかで、笑いとともに誤魔化されたのであった。ふむ、こうして冤罪は闇に隠されていくのか。
JRA(中央競馬会)が、レース中の騎手の過度な鞭使用を制限するそうだが、遅すぎるくらいだ。イギリスでは、回数までしっかりと制限されているくらいなのだ。騎手の使用制限もそうだけど、ゲート・インをむずがる馬に係員が鞭を振るうことのほうがよっぽど野蛮だと思うけどね。愛情のカケラも感じない行為で、見るたびに悲しくなってくる。
さて、鬼瓦・石井君、酒とバラの日々の藤井君、そして偽黄門のご老体による「本音座談会」なる記事が、月刊「文藝春秋」に載っているそうな。まだ未読なのだが、その記事について、小沢一郎の懐刀だった平野君がコラムで書いている。この3人にはかなり含むところがあるとみえ、舌鋒鋭く批判しているのだが、その内容はコラムで読んでいただくとして、その中でちょっと気になる箇所があった。
それは、「政局の流れは、野中元自民党幹事長の指導のもと、仙谷官房長官が見事に「小沢排除」の道を成功させるかの動きである」という一文だ。食えないオッサンの野中君が、裏で阿波の古狸と語らって小沢追い落としを画策しているという噂は、これまでも風の便りで耳に入ってくることはあった。官房機密費を中途半端に暴露したあたりから、なんか別の意図があるんじゃないかなとは思ってたのだが、このコラムからその思いをさらに強くしたのだった・・・と思ってたら、今朝の朝日朝刊に、「全土連、民主政権と和解」という記事が麗々しく載っていた。見出しには、「野中氏「政治的中立」宣言」とあり、おお、これだったかと、思わずガッツポーズをしてしまった(なんのこっちゃ)。
これで合点がいった。やっぱり、仙石&野中君ラインってあったんだね。そもそも、全土連(全国土地改良事業団体連合会)は、小沢君が幹事長の時に予算を大幅に削減され恨み骨髄だったわけで、全土連会長の野中君なんか小沢君に面会申し込んでもケンもホロロで面子丸つぶれ。そりゃ、恨んだでしょうな。で、検察使って小沢君を・・・ってここからは憶測でしかないのだが、そんな構図はシロートだって容易に想像がつく。結果、「強制起訴」で、ここにきて仙石&野中ラインで手打ちをしたってことなんじゃないのだろうか。
考えようによっちゃ、けっこう露骨な振る舞いと言えなくもない。ここまでされたら、小沢君も静観しているわけにはいかんだろう。だからこその弘中弁護士なんだろうね。「強制起訴」の議決が出た時に、「これは権力闘争だ」と小沢君が吼えたと伝えられていたが、かなり核心に迫っていたのだと今になって合点がいったのであった。
いやあ、小沢狂想曲の最終章は、まだまだどんな役者が飛び出してくるかわからない。ひょっとしたら、これをきっかけにして戦後最大の政界再編へとつながっていく可能性もなくはないと沈思黙考するくろねこなのであった。
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