« 司法過程論・・・なんのこっちゃ。 | トップページ | 「可視化議連」は民主党の良心となれるか!? »

2010年10月16日 (土)

大臣答弁と民主党の体たらく。

 毎朝、ヤフオク(ヤフーオークション)のアラート登録をチェックするのだが、時折、いったい誰が買うんだろう、なんて珍品が出品されることがある。で、今朝のアラートをチェックしていると、なんと「西洋の棺桶」なるものを見つけた。「吸血鬼」というアラートなので、「棺桶」はキーワードとしては定番みたいなものだが、フィギュアならいざしらず、さすがにホンチャンの棺桶には唸ってしまった。商品解説には、「インテリアとして5年ぐらい前に購入しました。購入価格は90万円でした。状態は未使用になります。アイリッシュタイプの棺桶になります。蓋を開ける時は、十字架のネジを4箇所はずします。大きさは、170cmぐらいの大人が入れる長さです」とある。

 で、オークション開始価格は5万円から。即決価格として16万円が設定されている。値段もさることながら、インテリアとして90万の棺桶を購入するその感性にこそ興味津々なものがある。このオークションは果たしてどんな結果となるのか、しばらくは目が離せない今日この頃になりそうだ。

 さて、昨日は何の気なしに国会中継を見ていたのだが、たちあがれ日本の議員の武器輸出三原則に関する質問に、防衛音痴の北沢君が性懲りもなく、見直し検討を口にしていた。閣議決定ではないというエクスキューズがあるものの、このオッサンの「雇用促進のため」とかいう見直しの理由には、とても危険なにおいがする。経済発展のために武器輸出三原則を見直すというその理屈って、戦前に資源を求めて大陸や東南アジアに踏み込んでいった時のへ理屈とそっくりだ。

 これって、かなり危険な話だと思うのだが、国会では野次が飛ぶこともなく坦々と議論されていることに、そら恐ろしささえ感じた。スッカラ菅君はまるで他人事のようにシラっとして鎮座ましましていたが、これが市民運動出の政治家の成れの果てかと思うと虚しさは高まるばかりだ。

 虚しいといえば、影も形もない法務大臣と官僚発言丸出しの国家公安委員長も同じ。社民党の福島君の、全面可視化と証拠の全面開示に関する質問に、この二人は「いろいろ意見を交わしている最中で・・・」なんて答弁してたが、そんな場合か。どちらの案件も、財源なんか関係なしに、政治家のやる気ひとつで今日からだって実現することだ。社民党以外の野党も情けないったらありぁしない。「柳腰」外交云々でキャンキャン吼える程の労力を、可視化と証拠の全面開示にも注いでほしいものだ。ま、スピッツ議員にそんなこと望むべくもないのだろうが。

 しかし、法務大臣と国家公安委員長の誠意のないと答弁から、民主党がこのふたつの案件にまったく真剣でないことは良くわかった。ついこの前まではマニフェストの目玉でもあったはずなのだが、なんという体たらくでありましょう。幽霊大臣の柳田君は、福島君の「命をかけて決意してほしい」という追及に、「意欲はよくわかります」とかなんとかそれこそ柳に風。バカだね、意欲をもたなくてはいけないのは民主党なんだよ。まったく、たるんだ内閣だこと。

 谷亮子が現役を引退した。その決意には拍手。ま、片山さつきのような嫌味タラタラのオヤジおばさんは相手にしないこったね。朝日も、1面と社会面を使って大々的に報道してるけど、1面記事の最後に、「柔道界では孤高の存在になっていた谷さんは、進むべき道を政界に求めた。最後に頼りにしたのが、小沢氏だった」の一言。いやあ、朝日も小さくなったものだ。

 社会面の片隅には新聞協会賞受賞式の記事が。「改ざん事件取材班」の代表のいけずうずうしいコメントには大笑い。「権力の監視、チェックこそがジャーナリズムの本来の使命であるということを改めて心に刻んでいます」だとさ。郵便不正資源の片棒かついでおいてこの言い草とは。本当に反省という言葉のないひとだちだこと。大沢親分じゃないけど、「喝!」なのだ。

|

« 司法過程論・・・なんのこっちゃ。 | トップページ | 「可視化議連」は民主党の良心となれるか!? »

朝日新聞」カテゴリの記事

民主党」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大臣答弁と民主党の体たらく。:

« 司法過程論・・・なんのこっちゃ。 | トップページ | 「可視化議連」は民主党の良心となれるか!? »