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2010年10月17日 (日)

「可視化議連」は民主党の良心となれるか!?

 猫の額ほどではあるが、それでも庭は庭・・・ってわけで、毎年、この時季になると植木屋さんがやってくる。で、昨日は植木屋さんとお茶を飲みながらの世間話に花が咲いたのだが、なんでもこの夏はさすがの猛暑に植木の手入れなどしていても身の危険を感じることがあったとか。結局のところ「8月は半月仕事を休んじまった」というから、強靭な肉体の職人さんも焼け焦がすほどの猛暑だったということ。これじゃ、毛虫もまいっちゃうわけだ。

 中国で反日デモのニュース。中国の漁船騒ぎもどうやら一段落とホっと胸を撫でおろしかけていたスッカラ菅内閣にとっては、なんとも厄介なニュースだろう。中国の作家の「反日デモは政府に踊らされたマスゲーム」という意見が報じられたばかりだっただけに、なんでだろうと思ってたら、どうも日本における中国大使館への抗議デモがきっかけのようだ。中国大使館への抗議デモは、あの時代錯誤の田母神君を代表とする団体によるもので、中国大使館前で声明文を読み上げたらしい。このデモが計画されたことへの反発で中国の反日デモが起こったとされているが、ま、真相は奈辺にあるのか・・・。

 反日デモのニュースは、朝日などは1面と4面を使って大々的に報じているが、日本における中国大使館へのデモについての詳細はない。田母神君らの右翼勢力によるデモということを隠す理由はないと思うのだけどね。それにしても、小沢君への告発といい、映画『ザ・コーヴ』上映の映画館への抗議活動、そしてそれに伴う上映館館主の家族への脅しなど、右の勢力による示威行動が目立ってきているような気がしてならない。そして、彼らの行き過ぎた行動に、マスメディアが極めて肝要なのがとても気になる今日この頃だ。

 可視化問題ひとつとっても、たとえば社民党や共産党は、デモや市民集会という具体的な行動をなぜ開始しないのだろう。いまこそ、デモや集会を呼びかける絶好の機会だと思うけどね。右の勢力によるまさにドブ板的な活動を馬鹿にしちゃいけない。少なからず暗黙の支援者が増えていることは間違いないんだから。様々な掲示板への書き込みやいくつかの政治ブログに目を通していると、その予感が必ずしも見当違いではないことがわくわかる。もはや、マスメディアは60年代、70年代にあったような市民運動の見方ではないからね。立ち位置を大きく面舵にきってきているんだから、そろそろ具体的な行動を通して訴えていかないととんでもないことになるんじゃないのか。あっ、具体的行動って、テロとかじゃないっすよ。「肉体言語」なんてとんでもない。デモや集会という、地道な活動ってことだから、念のため。

 証拠改竄について、公判部長も認識していたと朝日の朝刊に載っていたが、どう考えてもみんな知っていたのに知らない素振りだったんだろうね。つまり、無罪ということがわかっていながら、どうにか犯人にしちまおうってことで、無実の市民を起訴したというどこぞの独裁国家なみの犯罪を検察がしたってこと。前田捏造君の証拠改竄なんてその犯罪のごく小さなパーツにしか過ぎないわけで、なのにその小さなパーツこそが事件の核心であるかのように筋書きを描くことで検察という組織を守ろうとしているのが現状なんだろうね。

 なんてったって、村木さん起訴にゴーサイン出したのは検察のトップなわけで、最高検だってどうにか公判維持して有罪にもっていけると思ってたはず。つまりは、組織ぐるみで市民を罪に陥れて冤罪を作ろうと画策したわけで、そこをマスメディアも突っ込んでいかなくてはいけなのに、新聞協会賞もらったって浮かれてる阿呆がいるから期待はできない。 でも、郵便不正事件は、単に証拠改竄なんていうレベルではなく、警察、検察、裁判所のあり方そのものが問われている大事件だという認識を持たないと、おそらくこの国は誰もが犯罪者に仕立てられる野蛮な国に成り下がっていくんだろうね。

 取調べの可視化や証拠の全面開示に消極的な政党や議員たちは、そうした国の没落に手を貸しているということをわかっちゃいないんだろうな。ま、叩けばホコリが出るひとたちばかりだから、政治資金規正法を拡大解釈すればすぐにでも小沢君のように告発されたりしちゃうわけで、だからこそそう簡単には検察、警察には手が出せないってことなんだろう。小沢君のことを対岸の火事をいいことに、さんざんバッシングして、「政治とカネ」で政局にしたツケが、そのうちきっと来る。その意味でも、「可視化議連」はいまが正念場。警察、検察に敢然と喧嘩売って出る、最大のチャンスということを、果たしてどこまで認識しているのだろうか・・・そう思うと夜も眠れないナイーブなくろねこなのであった。 

【くろねこの競馬予想】

京都では、アパパネの牝馬3冠がかかった秋華賞。当然のごとく、アパパネが1番人気だが前走のローズSでかかり気味だったのがどうも気になる。優れたマイラーであることは間違いないが、果たしてすんなりと折り合いがついて淀の2000mを勝ち切れるか。で、本命はクイーンSで古馬を相手に先行からスンナリ抜け出しての勝利でひと皮むけたアプリコットフィズ。鞍上が武ちゃんだけに人気になりすぎなのが馬券的には気になるところだが、8月にひと叩きはローテーション的にも好感がもてる。相手には、オークスでアパパネと同着のサンテミリオンを抜擢。オークス以来というローテーションがちょいと気がかりだが、距離はピッタリなだけにここは侮れない。流れ次第で前残りも十分にあるアグネスワルツが単穴。大穴なら紫苑Sを勝ったディアアレトゥーサ。アパパネはおさえまで。

東京競馬場では府中牝馬ステークス。難解なレースだが、ニシノブルームーンとコロンバスサークルの1点で勝負。

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