« 速報! 告発が最高検に受理されたもよう!! | トップページ | 小さな漁船を数隻の巡視艇で追っかける摩訶不思議。 »

2010年11月 5日 (金)

流出した尖閣ビデオ観賞記

 昨夜、速報でお伝えした告発受理の一報は、ジャーナリストの岩上安身さんもツイッターでつぶやいていた。いまのところ、最高検から直接のコンタクトはないが、連絡あり次第、拙ブログにて報告しますです。でも、当事者である「健全な法治国家ために声をあげる市民の会」に連絡がある前に、情報が洩れるというのもなんだかなあではあります。

「告発状」提出した仲間たちのブログ

・誰も通らない裏道
最高検に告発状を提出~「一般来庁者出入口」への未知は遠かった

・たぬきちの「リストラなう」日記
桜田門の検察庁に行って、前田検事を告発してきました

・八木啓代のひとりごと
最高検に告発状を出してきました

・千恵子@詠む...
ツイッター

・カトラー:katolerのマーケティング言論
顔の濃い怪しい市民団体はファシズムに対抗できるか

 さてさて、我が家のドラ猫の「起きようニャン」コールに起こされて眠い目をこすっていると、先に起きていたカミさんが、「YouTubeに尖閣のビデオが流れたみたいだよ」とご注進。な、なんと、早速にPCを立ち上げ、流出ビデオを検索。なんなくヒットしたので、じっくり拝見。6本のビデオがあっておよそ40分ほどのもの。

 まずは、「よなくに」からの映像。「停船後5分経過」とか、けっこう冷静にルポしている。そのうち、「よなくに」が漁船の船首を回り込むように包囲し始める。漁船をグルっと取り囲む感じ。そうこうしているうちに、「本船に船首を向けて挑発的であります」という状況説明があり、あれれ、という間に「よなくに」の船尾に漁船の船首が衝突。そう、あくまでも衝突という雰囲気なのだが、見るひとによっては故意にぶつけたと言うかもしれない。そのあたりはかなり微妙。中国漁船が制止もきかずに突っ込んできたというのは、おおいに無理がある。

 次に、「みずき」からの映像では、「衝突した」という声が聞こえる。中国漁船の横をピタリと並走。中国人の船員が映し出されているが、特に慌てる様子もなく並走する巡視船を見ている。まったく緊張感は感じられない。故意に激突したなら、もう少し必死こいて逃げるのではなかろうか。で、突然、「みずき」の右舷に漁船がぶつかるのだが、お互いに接近しすぎて接触したんじゃないのという程度に見えたけどどうなんだろう。

 最後は、「はてるま」からの映像になるのだが、ここでは笑い声も聞こえる。つまり、海上保安庁にはかなりの余裕があるということ。「この野郎、ぶつけやがって。ちょいとこらしめてやるか」ってな具合だったんじゃないのかなあ。

 ビデオを見て感じたのは、衝突したのは事実だけど、故意かどうかの認定はかなり難しいということ。そして、言われているほどの緊迫感はまるでなし。ま、見る人によって印象はいろいろだろうが、スッカラ菅内閣が大問題のようにして隠し続けた理由が奈辺にあったのかはこのビデオからではわからない。こんなのだったら、ハナっから公開してりゃすんだことじゃないの。そして、中国には、「こんなことがあったけど、ちょっと調べるからね」って説明してればよかったと思うけどね。風呂上りのニヤケ男が事を大きくしちまったってことなんじゃないのかなあ。

 とにかく、一度ビデオを見て、自分なりに判断するのがいいのではないでしょうか。

・独立系メディア「今日のコラム」
You Tubeに流出した尖閣ビデオ

 それよりも、なんでビデオが流出したのかねえ。そちらの方がよほど問題で、スッカラ菅内閣の危機管理ってまったくなってないってことが、これでわかっちゃった。

 もうひとつの重大ニュース。「検察のあり方審議会」に、郷原さんと江川紹子さんが選任された。激しく期待するくろねこであった。

|

« 速報! 告発が最高検に受理されたもよう!! | トップページ | 小さな漁船を数隻の巡視艇で追っかける摩訶不思議。 »

尖閣諸島」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 流出した尖閣ビデオ観賞記:

« 速報! 告発が最高検に受理されたもよう!! | トップページ | 小さな漁船を数隻の巡視艇で追っかける摩訶不思議。 »