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2010年11月 4日 (木)

既成メディアに対する小沢一郎の挑戦状。

 いやはや、マリーンズは惜しかった、というか拙攻で日本シリーズ王手を逃しちまった。勝ってたゲームだけどな。でも、マリーンズのファンには申し訳ないけど、コミッショナーはホッとしたんじゃなかろうか。だって、昨日マリーンズが勝ってたら、今日の試合は優勝がかかった大一番になるところだったんだからね。なのに、地上波では中継はなし。そんなことになったら、物笑いのタネどころじゃないでしょう。プロ野球にとって1年の総決算の試合だというのに、地上波の放送ありませんでは格好つかないもんね。でも、猛省を促す意味でもそうなったほうが良かったのかもしれない。戦っている選手たちが一番迷惑してるんだろうな。

 アメリカの中間選挙で民主党大敗で、日本のメディアは大騒ぎ。ま、騒ぐのは勝手なんだけど、これってあくまでも中間選挙なんだし、ちょっとねじれちゃったねってぐらいだと思うけど。この選挙結果で、共和党支持が増えたというわけではないんだよね。ようするに、景気は一向に良くならないし、雇用の伸びもいまひとつだし、政権交代したってのに何も「チェンジ」してないじゃないかという不満の現われなわけで、どこの国民もこらえ性がないということ。

 オバマにしてみれば、能天気なブッシュの負の遺産に四苦八苦してるわけで、そこにもってきてアフリカ系という人種問題が裏に潜んでいるから余計に厄介なことになっちゃってるんだと思う。超保守派にとってみれば、政治への不満と人種問題を一緒くたにしちゃう絶好の機会でもあるわけだからね。ま、スッカラ菅内閣に比べれば、「核なき世界」(ちょっと色あせてきてるけど)とかのメッセージがあるだけ、オバマ政権はなんぼかマシなんじゃないのかな。

 で、ひるがえって日本はと見てみれば、フランケン岡田君は、小沢君が会ってくれないとウジウジとくっちゃべったり、自民は自民で小沢君が国会招致に応じなければ予算審議に付き合わないよとダダこねてる始末だ。マスメディアは、昨日のニコニコ動画の「小沢一郎ネット会見~みなさんの質問にすべて応えます!」を受けて、一斉に「国会招致を拒否」てな報道を仕掛けている。でも、国会に呼んで、皆さん、何を聞きたいの? 前にも書いたけど、何か新しい証拠でもあるってわけ? そんなのあるわきゃないよね。ようするに、ちょっとした政治ショーやりたいだけでしょ、実際のところは。

 なぜか、国会に出て説明しないことが悪いことのように言うけど、これだけはおさえておきたい。憲法38条には「何人も、自己に不利益な供述を強要されない」とある。そして、議員証言法第4条には「証人は、自己又は次に掲げる者が刑事訴追を受け、又は有罪判決を受けるおそれのあるときは、宣誓、証言又は書類の提出を拒むことができる」とある。つまり、国会で説明するもしないも、それは個人の権利なのであって誰からも強要されないということ。国会での説明を望むなら、そこをわかった上で、理をもって説得しなけりゃダメでしょう。「だって、一郎君が会ってくれないんだもん」なんてことをマスコミに未練たらしく愚痴るだけじゃ、さすがに小沢君も動かんだろう。 

 朝日なんか、「『(政倫審に出るべきだ)という議論が最初の前提にありきだと、それは、ちょっと違うんじゃないか』と不快感を示した」、と書いてるけど、嘘言っちゃいけないよ。小沢君は不快感なんか示しちゃいなかったよ。始終ニコニコしてたじゃん。イヤだね、これだから小沢君に無視されちゃうんだよ。ニコニコ動画への出演は、つまりは既成のメディアに対する小沢君なりの挑戦状なんだと思う。

 マスメディアは都合のよいところだけつまみ食いして余計な印象記事書くから、ここは是非とも動画をご覧あれ。

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» 小沢一郎へのアドバイス 子分編3 [街の弁護士日記 SINCE1992]
宮崎学の子分である。今さら言うまでもないが、自称であるから、誤解せぬよう。 さて、特別抗告されてから裁判所の動きがさっぱり止まってしまった。最高裁は忙しいからな。なかなか小沢一郎までは手が回らないのであろう。 暇だから、思いついたことを書く。 まず、注文がある。裁判書面は、全てネットで公開しろ。行政法は極めて特殊だ。常識では理解できない法律である。そもそも弁護団がどれほど行政法に通じているかも不明... [続きを読む]

受信: 2010年11月 9日 (火) 11時54分

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