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2010年11月13日 (土)

「改悛の情がない」などとどの面下げて・・・。

 阿波の古狸・仙石君と芸人弁護士の丸山君が、くだらない痴話喧嘩をやっている。なんでも、芸人弁護士が阿波の古狸を告訴するとかしないとか息巻いているようなのだが、私的な電話を国会で暴露されたら「いい加減な人」くらいの発言はされても仕方ないんじゃないの。おそらく、これまでも電話でいろいろ話すような仲で、時にはデリケートな会話もあったんだろうね。で、今回は国会で質問するんだし、ちょいと目立っちゃおうかなってことで、ペラペラしゃべっちまったっんだと思う。結果、窮した阿波の古狸は、「いい加減な人」と揶揄することで逃げたんだけど、ここで終わらせておきゃよかったのに、告訴だなんだっていうから子供の喧嘩になっちまったというお粗末な展開になっちゃったというわけ。こんなことしてる暇ないだろうにね。

 それにしても、阿波の古狸はやることなすこと、どんどん自民党化している。国会内における写真取材の規制強化に言及したのもそのひとつ。望遠レンズで写された資料が極秘だなんだと難癖つけてるわけだが、国会ってのはオープンな場なんだからさ、そんなに人に見られちゃ困るものを持ち込まないこと。それが情報管理の基本でしょ。「くそ、やられたか。敵ながらアッパレ」とエールを送る器量もないわけね・・・ま、期待しちゃいないけど。情報公開をマニフェストで謳っておきながら、実際にはどんどんクローズされる方向に進んでいる民主党ってのは御しがたい政党になっちまったものだ。

 御しがたいといえば、何も反省していない検察ってのもどうしようもない。布川事件の再審が始まっているが、どうやっても無罪判決が出るだろうと予想されてるってのに、性懲りもなく無期を求刑した。しかも、「改悛の情がない」なんていう暴言付きなんだから、何をかいわんやなのだ。「改悛の情」がないのは、検察の方でしょう。この事件でも、検察に不利な証言などを隠蔽したりと、当初見立てたストーリーに都合のいい証拠ばかりで事件を組み立てていったんだから、根っこは郵便不正事件と同じ。こんな奴らに「改悛の情がない」なんて言われる由縁はない。

 ところで、尖閣ビデオ流出なんかよりも情報管理という面で極めて重大なテロ情報流出は、遂に世界11ケ国に広がっているとか。尖閣ビデオ流出は国内問題だけど、こちらはそうはいかない。アメリカなんか怒髪天をつく勢いで怒ってるんじゃないのかなあ。警視庁は海上保安庁の問題の影に隠れてノホホンとしてるけど、テロ情報流出によって国際社会での信用度はかなり失墜したことは間違いない。こんなことしてたら、重要な情報は日本に知らせるとまずいぞってことになって、どんどん孤立していくんじゃないだろうか。

 尖閣ビデオ流出は、テロ情報流出の重大性を隠蔽するダミーか・・・ってのは、ちょっとばかりうがちすぎでしょうかね。

 最後に、「一人一票実現」を目指す伊藤塾の伊藤真さんが、今朝の朝日新聞「be」の「フロントランナー」で紹介されていた。「一人一票実現」については、「一人一票国民会議」のHPをご覧いただくとして、この記事の最後で伊藤さんが語った一言がとても印象的だった。

「法律家で大事なのは、いかに相手の立場に立てるか。それには、イマジネーションを鍛えるしかないんです」

 イメージ貧困だから証拠改竄してでも事件をデッチ上げたりするんだろうな。布川事件再審公判で無期を求刑した検察官にこそ聞かせたい、としみじみ思った土曜の朝なのであった。

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