「政治主導」はうかつな発言!?
エリザベス女王杯は、まったくノーマークだった外国勢のスノーフェアリーにあっさりと勝たれてしまった。イギリスとアイルランドのオークスを勝ち抜いた実力は、本物だったということか。多くの馬が4コーナーを回って外に持ち出すところを、ポッカリあいたインを一直線に駆け抜けたジョッキーの腕前も見事。日本馬の中では、まったく人気のなかったコロンバスサークルがただ一頭インをついたのは武ちゃんさすがだった。もっとも、負けちゃしょうがないけど。
良の発表ではあったが、若干重めの馬場が幸いしたということもあるのだろうが、それにしても素晴らしい末脚だった。セリで買い手がつかず生産者引取りになったというストーリーも、新たな女王誕生にふさわしいエピソードだ。寺山修司がいたら、どんな物語を語ってくれただろう。
福岡市長選で、民主党推薦の現職が敗退。自公が支援した地元の局アナ出身で、36歳という若手に現職が惨敗ということは、もう来年の地方選の結果が見えたようなものか。スッカラ菅内閣が「政治とカネ」にかまけて、本来やるべき政策をどんどん後退させているうちに、すっかり支援者の心も離れてしまったということ。ここまで来ると、もう何をやっても支持率は回復しないだろうなあ。ま、何もする気力も気迫も、覚悟もスッカラ菅内閣にはないようだから、このまま沈没するのが関の山か。
そんな現状を憂えるどころか、福耳枝野君は、昨日の講演で、「与党になって、こんなに忙しいとは思わなかった。『政治主導』とうかつなことを言い大変なことになった。今、何よりも欲しいのは、ゆっくり考える時間と相談する時間だ。ゆっくり考え相談して、皆さんの声に応えないといけない」とのたまったそうな。産経ニュース(電子版)が伝えることだから、おそらくキャッチーな部分だけをかいつまんで取り上げているのだろう。だから、どんな文脈で語られたのかはさだかでない。しかし、こんな発言が出るということは、政権交代にあたって、何の「覚悟」もなかったってことなんだろうね。
少なくとも、政権与党の中枢にいる「政治家」が吐いてはいけない弱音だろう。「ゆっくり考える時間」なんて誰にもないんだよ。どうやら、政権交代そのものが「うかつ」だったようだ。もう、やめたら!!
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コメント
座布団一枚!!
投稿: ヨッチー | 2010年11月16日 (火) 08時26分
ホント腹立たしい限りですね。
確かに限定的な情報だけで判断すべきではないのかもしれませんが、政治家たる者自分の発言がどうとられるかを考えて発言するのはイロハのイ。
「こんなに忙しいとは思わなかった」とは語るに落ちたとしか言いようのない発言です。
当たり前だろう!そんな事。
民主党に政権を担うだけの能力が無かったと言う事を告白しているようなモノ。
以前小沢氏の民主党は政権を担うにはまだ未熟な政党だ、と言った事を追認したようなものですが、となると今後枝野氏は小沢氏と協同していくのかな?
もう一度小沢家の雑巾がけから始めた方が良いのかも。
投稿: こじ | 2010年11月15日 (月) 10時35分