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2010年11月 8日 (月)

「改革の決意」を消していいのか!?

 近年になく緊迫した日本シリーズを制したのは、パ・リーグ3位のマリーンズだった。それにしても、第5戦、第6戦と延長にもつれこんだゲームは、日本シリーズの長い歴史の中でも特筆すべきものだろう。ドラゴンズVSマリーンズとは、なんという地味な組合せと思っていたが、とんでもない。こんな素晴らしい日本シリーズになるとは。プロ野球って面白いんだよ、ってことを改めて教えてくれた両チームに拍手。でも、地上波での中継云々に関して、コミッショナーはファンに謝罪すべきでありましょう。

 ファンを国民に置き換えれば、謝罪して欲しいのは民主党だ。今朝のテレビ朝日『スーパーモーニング』では、八ツ場の問題が取り上げられていたが、訥弁・鳥越君は日和見男・馬淵君擁護論を展開。八ツ場ダムに関する馬淵君の発言は、中止を全面に押し出していては地元との話し合いも進まないから、ここはいったん白紙に戻す形をとって、様々な観点から検証し直して、最終的には地元を説得する腹なのでは、というようなことを訥々と語っていた。しかし、本当にそうなのかなあ。百歩譲ってそうだとしても、最終的にやっぱり中止となったら地元の怒りは想像もつかんだろう。戦略としては最低だと思うけどな。

 それに、鳥越君の言うとおりだとしたら、現在進行している本体以外の工事はどうなるんだ。あらゆる観点から検証するなら、本体以外の工事も一旦は中止しなくちゃ。元騎手の女房の吉永君にそこのあたりを突っ込まれて、うなずかざるを得なかった鳥越君ではあった。吉永君は、日和見男の表情から「改革への決意」が消えたというようなこともコメントしていたが、ごもっとも。それは、民主党そのものへの言葉でもある。

 八ツ場と同じく、民主党が掲げる「改革の旗」のシンボルのひとつでもあった沖縄の基地問題を見ても、その「決意」はどんどん揺らいでいる。今月末には沖縄知事選があるというのに、独自候補を立てる気概もなく、沖縄県連に所属しない議員の知事選応援を禁じるなんていう愚まで犯している。グアム移設論者の川内君が沖縄入りしたそうだが、心ある民主党の議員は大挙して沖縄に乗り込むべきなんじゃないのかね。少なくとも、最低でも県外に同調する議員にとって、それは義務なんじゃないだろうか。だいたい、辺野古の海をつぶしておいて、米軍には環境対策費は払おうってんだから、冗談もほとほどになのだ。「改革の決意」を、いまこそ取り戻さなくっちゃ。 

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