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2010年11月25日 (木)

28日から米韓合同軍事訓練・・・沖縄知事選との関係は!?

 いつものことではあるが、どこかで国家間の小競り合いが始まると決まって軍事評論家だとか事情通とかいう方々がメディアを席巻する。今回の朝鮮半島の砲撃合戦でも、待ってましたとばかり様々なコメントが飛び交っている。で、結局のところ、なんで北朝鮮は小さな島に突然砲撃したのかがいまひとつわからない。昨日のエントリーでは、「米韓による対北朝鮮無視作戦に業を煮やして、交渉のテーブルにつかせるための脅しじゃないの」と書いたのだけれど、それもなんだかあやしいらしい。

 「では、なんで?」と小さな胸を痛めていたら、軍事ジャーナリストの田岡君が、「そもそも領海問題で揉めている海域で、これみよがしに軍事訓練したことに原因がある」ってなことを語っていた。つまり、尖閣列島周辺で突然、中国が軍事訓練と称して砲撃するのと同じで、そうなったら日本だって心穏やかでない。北朝鮮なら、当然仕返しのひとつもしたくなる、ってな背景があるんだとか。

 なるほどねえ、そういう見方もあるのか。そういえば、砲撃された大延坪島のことなんか何も知らないもんね。どうやら、この島は軍事境界線の近くに位置していて、軍事的に重要な地域なんだとか。亡くなった民間人も、海兵隊官舎の工事に携わっていたひとというから、北朝鮮にしてみれば軍事施設に向けてぶっ放してやれってつもりがとんでもないことになったってわけか。だからといって、北朝鮮の傍若無人ぶりが許されるわけではないが、韓国が軍事訓練にかこつけて挑発したという側面もあるのかもしれない。って、あくまでも田岡君の受け売りだけど・・・。

 「北朝鮮が韓国に砲撃する前に、米韓が自国領海と主張する海域で軍事演習を行い、北朝鮮が主張する海域に砲撃してきたため北朝鮮がそれに報復した」というアメリカのメディアの報道もあるようだから、田岡君の指摘はあながち的外れではないのかも。

 さらに、28日から12月1日まで、黄海沖で米軍の空母も参加して合同軍事訓練が行なわれるという。以前から計画されていたことで、今回の砲撃事件とは無関係なんて言ってるらしいけど、そんなもの信じられますかいな。「抑止力として地域の安定に貢献する米軍の存在感を示す機会」なんてこともくっちゃべってるところを見ると、駄々っ子・北朝鮮の狼藉とばかりは決めつけられないかも。

 28日から米韓による合同軍事訓練か・・・沖縄知事選の投票日だよね、28日は、とつぷやいてみるくろねこであった。

 それにしても、砲撃事件にかこつけて、朝鮮高校の無償化停止とは。これって、太平洋戦争が勃発したときに、日系人が強制収容所に入れられたのとなんか似てやしないか。どうみたって、報復だよね、これは。ちなみに、母方の祖母は強制収容所で亡くなっとります。

 ところで、ミャーミャー河村君が呼びかけていた名古屋市議会のリコールは不成立となった。でも、なんか変だ。46万人もの署名が集まっているというのに、無効がなんと11万票を超えるという異常事態。何が無効なのか詳しいことは報道を見たり聞いたりしてもよく理解できないのだが、ちょっとひっかかるのが「受任者」の問題だ。「受任者」とは代表者にかわって署名集めをしたひとで、そのひとの名前が所定の欄になかったため書類に不備があるということで万単位で無効票が出ているらしい。つまりは手続き上の問題なのだろうが、なんか釈然としないものがある。市の選挙管理委員会も審査機関を突然1ケ月延長したりと変な動きをしてるし、これじゃ国際監視団送らなきゃ民主的な選挙が成立しないどこぞの国を笑えるわきゃない。やれやれ^^;

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