「心眼マニフェスト」とはおそれいりました。
イタリアの首相、ベルルスコーニが少女買春疑惑で火だるま状態になっている。ま、愛人を大臣にしちゃったんじゃないの、なんて噂もあるくらい下半身には節操のない政治家であることは間違いないが、今度ばかりは相手が悪い。17歳の少女だもんな。とはいえ、このロリータもかなりしたたか。「狂ったふりするから5億円ちょうだい」っておねだりしたそうだから、さすがのベルルスコーニもこれには口をアングリかもね。
そんななか、捜査する検事の弁がなかなかふるっている。「憲法の下で国民は平等だ。罪を犯せば、司法の裁きを受けなければならない。ただし、裁判の前は推定無罪だ」。ふむ、小沢君に政倫審出席を強要する民主党幹部に聞かせてやりたいものだ。もっとも、この検事にベルルスコーニの息がかかっている可能性は否定できないけどね・・・。
暴走市長が落選して、新しい市長になった阿久根市でなにやら壁画が問題になっている。前市長の肝いりで公共施設の壁などにスプレーアートが描かれているのだが、市民の中からも中止しろという声があるようで、新市長が中止の方向で検討を始めたってんだが、これにスプレーアートの第一人者(?)とされる作者が噛みついた。ま、壁画をどうするかなんてことは話し合いすればいいことだけど、問題は壁画の中に様々なキャラクターが描きこまれていることだ。ビカチュー、クレヨンしんちゃん、スヌーピー、ペコちゃんなどの有名キャラにまじって「崖の上のポニョ」や「地デジカ」なんてものまである。なんちゃってミッキーで大騒ぎした中国の遊園地もかくやという有様。
当然、著作権侵害になると思うのだが、スプレーアートの第一人者(?)とされる作者のコメントに唖然呆然。「営利目的でないし、子供たちが喜んでるんだからいいんじゃない」だとさ。知的財産権に対するなんという無知、無理解。そもそも、そうおっしゃるご本人が、市から500万で依託されたというのだから、営利ではありませんって理屈は通らないんじゃないの。ニュースでは新市長の慌てぶりなど、面白おかしく報じられているけど、就任早々壁画をどうするかで揉めることの滑稽さということに矮小化するのではなく、知的所有権という観点からもっと真摯な態度で報道すべきだと思うけどね。中国のパクリをけしからんというなら、阿久根アートに対してパクラれた企業は断固抗議すべきなんじゃなかろうか。
さて、政治家がそれを言っちゃおしまいよってことってあると思うのだけど、マニフェスト見直しに関して江田五月人形がこんなコメントをしたそうな。
「(09年の公約作成時は)政権にいない時で、霞が関(の官僚)から、 民主党には十分な情報を提供してもらえず、心眼で見て作った部分がある」(読売電子版)
だから、マニフェスト見直しを支持するんだとか。「心眼」とはおそれいりました。でも、一言言わせてもらえば、「心眼」とは「物事の大事な点を見通す、鋭い心の動き」(岩波国語辞典より)ってことだから、いやしくも裁判官だったんなら言葉は正しく使いましょうね。ま、それはともかくとして、これってマニフェストに期待して民主党に一票を投じた国民を馬鹿にした話だし、つまりは舐められちゃってるわけ。もうどうしようもないね、民主党は。人権派、市民派といわれた江田五月人形にしてからがこの腑抜け具合じゃ、遠からず民主党政権は崩壊でしょう。というより、こんな民主党ならいらない・・・自民党はもっといらないけど。
それにしても「心眼マニフェスト」とは・・・凄いことになってきたものだ。次はどんな言い訳が飛び出すか興味津々なのだ。
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