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2011年1月25日 (火)

消費税増税内閣の薄汚さ。

 いやはや、昨日の二日酔いにはまいった。それでも1日何もせずに開店休業状態だったおかけで、どうにか回復。それにしても、辛かった。しばらくは、連チャンの飲み会はセーブしよう。

 で、ロシアの空港では自爆テロで30人以上の死者が出ている。分離独立を求める北カフカスの武装勢力の可能性と伝えられているけど、自爆テロってのは厄介なものだ。報復の連鎖にならなければいいのだけれど。

 緊張が支配する国際情勢とは裏腹に、小沢バッシングにうつつをぬかす日本の政界のなんとお気楽なことか。それにつけも、スッカラ菅君の施政方針演説の情けなさ。民主党がすっかり自民党になっちゃったね。ようするに、「消費税増税」内閣を宣言したわけで、ならば解散総選挙してくれないかなあ。2009年のマニフェストでは、「4年間は消費税増税はなし」だったんだからね。

 マニフェスト選挙なんてあれだけ騒いでおいて、マスメディアはいまとなっちゃ「マニフェスト見直し」を煽りに煽ってるんだから、無責任なやつらだ。ま、それでもさすがにバツが悪いと思ったのか、朝日の社説では、「公約の見直しとは、有権者と交わした約束を無造作にほごにせよ、ということではない」とエクスキューズ。で、「公約の根本にあるのは、どんな社会をめざすのかという目標だろう」とくる。で、最後は、「何をめざすのか、理念や目標を整理し、それに沿って公約を組み立て直すことが不可欠だ。そうすれば野党との協議の際、どこを譲れるのか、何が譲れない点かも見えてくるに違いない」ときたもんだ。

 どこか転倒した意見だと思う。そもそも、「マニフェスト」とは目指すべき社会を実現するための具体的な政策であり、それ自体が努力目標なのであって、まずはどこまで努力したかということが大切なんじゃないの。でなかったら、公約にも何もならんのじゃないか。「(09年の公約作成時は)政権にいない時で、霞が関(の官僚)から、 民主党には十分な情報を提供してもらえず、心眼で見て作った部分がある」、だからマニフェスト見直しも仕方ないとのたまった江田五月人形のへ理屈と一緒なんだよね、朝日の社説は。「見直し」ありきで、努力を放棄しちゃうってのは薄汚い裏切り行為だと思うけどね。

 政治とは、政党とは、政治家とは・・・いったいなんなんでしょう。そこには倫理観のカケラもないような気がする。その典型が、よごれ髪・与謝野君なんだろうけど、朝日のインタビュー読むと、思想も哲学もない単なる官僚のスピーカーなんだってことがよくわかる。「消費税増税の覚悟 菅首相は本気だ 私の信念でもある」なんて見出しをつける朝日新聞の節操のなさは毎度のことだけど、つまりは「消費税増税」のためにスッカラ菅内閣に入ったってことなんだから、やはりスッカラ菅君は解散しなくっちゃ。

 そもそも、参議院選に負けたのは、「消費税増税」を唐突に口走ったのが原因なんであって、つまり民意の裁定は下ったってことなんだよね。それをまったくないがしろにしたまま、あたかも「消費税増税」が当たり前の道筋であるかのように勝手に政策変更することは許されることではない。ましてや、マスメディアがそれを後押しするなどもってのほか。主権在民って言葉があるのを忘れちゃったかな、お馬鹿さんたちは。

 よごれ髪が大臣になって、「消費税増税」を声高に叫ぶ現実に、民主党議員はいったい何を思うのだろう。

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