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2011年1月30日 (日)

ネット革命の嵐&トンデモ元特捜検事保釈

 アジアカップの決勝は、前半終了時点で睡魔に襲われダウン・・で、一夜明ければ延長戦で日本の勝利とは。前半戦に限って言えば重苦しいゲーム展開だったけど、途中出場の李がよくぞ決めた。決勝戦まで失点1のオーストラリアのゴールに一発のシュートが突き刺さった瞬間に、「ドーハの悲劇」が「ドーハの歓喜」に変わったってことか。祝、日本代表!

 で、「ドーハの歓喜」の舞台となった中東は、歓喜とは程遠く革命の嵐が吹き荒れている。王族や長期政権による支配、その裏側に暗躍する石油メジャーとアメリカ。貧富の差は広がるばかりだし、さすがに市民の堪忍袋の緒が切れたってことなんだろうけど、インターネットの存在が大きな役割を果たしていることは間違いない。ネット革命はドミノ倒しのように中東に広がり、その後はアフリカへとつながっていくのかもしれない。

 一番慌てているのはアメリカなんだろうけど、この流れはもう押しとどめることはできないんじゃないだろうか。つまり、アメリカの国際戦略が綻び始めたことでもあるんだよね。日本にとってもけっして対岸の火事ではないんじゃないかな。こんな時に、スッカラ菅君はダボス会議の講演で、「(TPPについて)今年6月をめどに交渉参加に結論を出す」なんてことを「熟議」もなしにくっちゃべったみたいだが、これって、「アメリカについていきまっせ」って世界に向けて宣言したようなもんで、こんなタイミングでなんともまあ、ひょっとして世界の笑いものになってるかも。

 さて、そんな緊迫した国際情勢の中、陽だまり日本では村木さん冤罪事件の立役者、大坪トンデモ元特捜部長と佐賀ヨウヤク元副部長が保釈された。トンデモ元特捜部長は、「自分の名誉のために戦う」なんて格好つけてるけど、特捜の手によって罪に陥れられたひとたちは、みんな「名誉」のために戦ったんだよ。「自分の名誉のために戦う」なんて言うのは百万年くらい早い。それよりも、「他人の名誉」のために公平な取調べをしてこなかった自らの不明をこそ恥じるべきでありましよぅ。

 トンデモ元特捜部長は、「私も彼女と同じ『とらわれの身』になり、彼女がどんな思いだったか、と思うこともあります」てなこともノウノウとくっちゃべってたようだが、「我が身をつねって他人の痛さを知れ」っていうことをこれからは肝に銘じるこった。

 それと、2人とも村木さんに謝罪の言葉を述べていたけど、村木さんにだけじゃないんじゃないの、謝罪するのは。これまでだってさんざん勝手なストーリー組み立てて、多くの人を刑務所に送り込んでいるんだろうから、自分が関わった事件のすべてを自ら検証するくらいのことしなきゃ、ま、まっとうな社会人にはなれないんじゃないのかねえ。

 裁判で戦うというのは権利だからけっこうなことだけど、そうやっていまも検察と戦っている人々がいることを思い出してほしいものだ。

【くろねこの競馬予想】

中山から東京開催となり、今日は2月のフェブラリーSの前哨戦ともいえる根岸Sがメイン。ダート1400mは微妙な距離だが、ここは5戦連続連対中のダノンカモンに期待。相手は2連勝中のスターボード。ここでは格上のサクセスブロッケンは7ケ月の休み明けが気にかかる。フェブラリーSの叩き台とみて、ちょいと狙いを下げたい。

京都では京都牝馬S。武豊が騎乗停止でアプリコットフィズは安藤勝に乗り代わり。55kgの斤量がちょいとひっかかるだけに、本命は逃げてしぶといアグネスワルツ。相手筆頭は前走の愛知杯を牡馬相手に2着と健闘したブロードストリート。ショウリュウムーンの巻き返しにも期待したい。

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