朝日新聞のTVCMで初笑い。
クリスマスに息子からカミさんにプレゼントされた電動自転車の初乗りをかねて、昨日は柴又の帝釈天に初詣。こちらもいつものボロチャリではなく、カミさん用のギア付きの自転車を借用。ノーマル走行のギア比がちょいと高いものの、その乗り心地は普段のボロチャリとは比べ物にならない快適さ。ふむ、今年は自転車を買い替えちゃおうかなあとつぶやきつつ帝釈天に到着。
去年に比べると混雑ぶりは3割減というところか。おかげでお参りも楽ちん。もう少し混んでた方が盛り上がるのにと思うほどだ。参道はさすがに混み合っていたが、年末のアメ横に比べたら月とスッポン・・・ていうか、アメ横と比べちゃいかんか。去年は参道を突き抜けるのに一苦労で、お団子買う気も起きなかったが、今年はちょいと亀家に立ち寄りみたらしを数本・・・。そして、参道の出口にある船橋屋で恒例のくず餅をおみやにしたのであった。
年末から正月にかけてのTV番組の能無しさ加減にほとほと呆れつつも、ついつい『とんねるずのスポーツ王・・・』なんたらとかいう番組を観ちゃったりするのが正月か・・・なんてことを自戒しつつ、ザッピングしながらTVを観ていたら、どこのチャンネルだったか朝日新聞のTVCMが流れたのだった。いくつかのバージョンがあるらしく、ま、朝日新聞はこんなスタンスで新聞作りをしてまんねん、という正月にはありがちなメッセージをメインにしたTVCMで、たとえば、
「明るいニュースを広めるのも,ひとつの景気対策です」
なんてコピーで訴えているというわけ。ようするに、交通標語みたいなもんです。でも、新聞って景気対策でニュース報道されても困るんすけど。
ずいぶん前のことだが、吉本の芸人を使って「朝日新聞のウケウリです」ってTVCMがあったが、それに比べるとなんとまあストレートでひねりのないTVCMだろうと思っていたら、次のコピーに開いた口が塞がらなかったのである。
「検索するだけですべてがわかるほど、世の中狭くないですよ」
ポカンとした後にきたのが大笑い。いやはや、腹を抱えて初笑いなのだった。言いたいことは痛いほどわかる、わかるよ。でも、ここまでストレートに言うか。そうか。言っちゃったか。おそらくD通あたりがからでいるんだろうが、これを企画したクリエイターたちの間延びしたしたり顔が眼に浮かび、それにも大笑い。『ペケポン川柳』の方がよっぽど気が利いてらあ。
それにしても、これってある意味ではネットジャーナリズムに喧嘩売ってるね。だから、素直にコピーの言わんとしていることが伝わらないのだと思う。上から目線でネットジャーナリズムを批判してやろうという薄っぺらな魂胆が見え透いて、どうにも鼻持ちならない。メディアとしての自らの立場への自虐的な視点が込められていればきっと「クス」っと笑えて、やるじゃないってことになったんだろうけど、ここまで能天気に直球投げられちゃうと、その心根の貧しさに同情したくなっちまう。
「頭ばかりでも体ばかりでもダメよね」っていうプチダノンのアンビバレンツな感情をひとつにまとめた見事なコピーの爪の垢でも煎じて飲んでみることだね。ようするに、「新聞だけでもネットだけでもダメよね」って意味を込めたメッセージこそが2011年の年頭に求められているのではないだろうか・・・なんてことを偉そうに口走ってみた松の内なのだった。
| 固定リンク
「初詣」カテゴリの記事
- 朝日新聞のTVCMで初笑い。(2011.01.03)
- 初詣は帝釈天(2010.01.03)
「朝日新聞」カテゴリの記事
- 「安倍(元)総理がインタビューの中身を心配されている」・・・安倍晋三の顧問を名乗り、インタビュー記事の事前検閲を要求した朝日新聞編集委員の罪深さ!!(2022.04.08)
- 「賭けマージャン」問題で、朝日新聞社員に停職処分・・・事の本質は「権力との癒着」にあることを忘れちゃいけない!!(2020.05.30)
- 誹謗中傷をスピンオフで煽ったフジテレビと権力機構との賭けマージャンにうつつをぬかす新聞は、このままお咎めなしでいいのだろうか!?(2020.05.27)
- ペテン総理との会食についてお粗末な言い訳する朝日新聞!!&東京新聞・望月記者を叩きまくる毎日新聞!!(2020.02.16)
- 森友・加計学園疑獄報道で朝日新聞がジャーナリズム大賞受賞。TVはなぜスルーするのか!?&改憲について「拙速は駄目だが、機運が大事。いま機運が半分ぐらい出てきており、これを加速すべきだ」(二階自民党幹事長)。クズだな!!(2018.01.13)
コメント