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2011年2月26日 (土)

「マニフェスト絶対主義」と揶揄する恥知らず。

 あるSNSで知り合いの日記を覗いたら、「カップヌードルごはん」なるものが紹介されていた。「カップライス」ってのはその昔にあったけど、「カップヌードルごはん」とは何ぞや?・・・というわけで調べてみたら、ネーミングそのまんま、「カップヌードルの味がするごはん」で、去年の夏に近畿地区で先行発売されたものなのだとか。で、日清食品のホームページによれば、一時販売休止になっていた「シーフード味」が3月から販売再開されるそうな。ふむ、地域限定とはいえ、なかなかの人気・・・らしい? おそらく夏くらいには全国展開するのかも。想像するに、チャーハンみたいな感覚なのでしょうか・・・ちょっと、興味あるかも。

 さて、リビアの内戦はどうなっちゃうんでしょうか。傘をさした画像といい、その往生際の悪さといい、カダフィの現状はまるで笑えないマンガだ。カダフィに雇われた傭兵の中には16歳の少年もいるっていうから、子供が戦争に借り出されるという悲劇はまだ続いているというわけ。そういえば、バーレーンでは、デモに子供も参加しているという報道もあった。

 湯上りの害務大臣は、「(カダフィ大佐は)頭を冷やして考え直してもらいたい」てなことをここぞとばかりにコメントしてたようだが、いっそのことリビアに飛んで、直談判でもしてきたらいかがだろう。ま、相手にもされないだろうけど・・・そもそも、カダフィに会ったことないんじゃないの、ニヤケ男は。

 ところで、ここからが本題。スッカラ菅君が総理大臣になってからというもの、「政権公約」がこれほど軽く扱われた時代はないのではなかろうか。「マニフェスト」「アジェンダ」とかなんとか言い方をいろいろ変えたところで、選挙における「公約」ってのは国民との約束事なんであって、それを状況が変わったからってそう簡単に変更したり反故にされてはかなわんのだ。そんなことがまかり通るなら、選挙なんかいらないわけで、それをまたマスメディアが後押しするってのがわからない。

 その典型が今日の朝日のコラム「記者有論」だ。ひょっとこ麻生君のゴーストライターとも噂される曽我某による「続・3月危機説 『菅で解散』共同幻想論」と題されたコラムで、「政局の先々が見通せないのには三つほど、根拠となる矛盾や逆転現象がある」と書き出し、その1が「建設なき『公約絶対主義』」ときたもんだ。つまり、予算関連法案を通すには野党との連携が必要なのに、それが行き詰まってしまったのは会派離脱した16人のような「マニフェスト絶対主義」が問題なのだと述べる。

「彼らに菅政権を立ち往生させる潜在力はあるが、その大義名分は衆院マニフェスト(政権公約)絶対主義であって、つまりは自公両党との門戸を完全に閉ざす理屈だ。非主流派には本来、主流派の行き詰まりを解消する旗印が必要だが、今回は破壊できても国会多数派の建設はできそうもない」(太字表記はくろねこ)

 いやはや、野党とうまくやるにはマニフェストなんかにこだわっちゃいけないってことか。ひょっとこ麻生君のゴーストライターと噂されるだけのことはある。でもね、そもそもは2009年のマニフェストが支持されたからこそ政権交代が実現したわけで、いまのようなねじれ現象を起したのは、参議院選でスッカラ菅君が「消費税増税」を突如持ち出し、「マニフェスト違反」したからに他ならないのだよ、明智君。つまり、民意は、まだ2009年のマニフェストを支持しているってこと。ねじれを解消するために、「マニフェスト絶対主義」を放棄して野党と歩み寄れってのは、本末転倒というものだ。

 まずはマニフェストを実現するため血反吐を吐くほどの努力をすることが先決であって、本来なら、「マニフェストを守れ」って叱咤激励するのがマスメディァの姿勢だろうに、鳩山ポッポ君が辺野古問題で「最低でも圏外」って主張した頃から、次第にマスメディアの民主党叩きが露骨になっていく。小沢狂想曲もその一環だし、郵便不正事件だってそもそもは石井一を陥れようというのが検察の筋書きだったわけで、朝日はその時の社説でしきりと政治家の説明責任を問い質していたのを僕は忘れない。そういえば、村木さんのことも、「疑われること自体問題だ」ってまくしたててたっけ。結局、郵便不正は冤罪だったわけで、朝日にこそ説明責任を求めたい。

 それはともかく、政権交代は容認するけど、マニフェストに忠実な政治をされちゃ困る勢力がどこかにいるわけで、「最低でも圏外」はそのための絶好のきっかけだったんだと思う。そこに「政治とカネ」を重ね合わせて、一気にマニフェストを骨抜きにしようという策略を練った奴がいるんじゃないのか・・・いないかもしれないけど。マスメディアは、その実働部隊として重要な役割を担ってきたんじゃないのだろうか。そうだとすると、これほどまでに罵詈雑言と感情論が跋扈するのも合点がいく。

 で、曽我某は、この駄コラムをこんな文章で締めくくっている。 

「解散か否かのあとさき、ここが衆参逆転の矛盾の解消へ知恵の絞り時である。大連立、部分連合、政界再編、次を見据えた大きな見取り図の表明者が政局の主人公になるしかないではないか」

 ようするに、ここが言いたかったのね。小沢を粛清して早く大連立しなさい、消費税増税、TPP参加も、そうすればうまくいくから・・・って、ほっかむり男の星君と同じ立派な朝日人としての原稿だこと。

 でも、「次を見据えた大きな見取り図の表明者が政局の主人公になるしかない」ってことは、小沢一郎待望論にも聞こえなくはないんだけど・・・まさかね^^

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