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2011年2月20日 (日)

「青少年健全育成条令改正案」の影響が出始めたようで・・・。

 昨日は夕方から浅草のロシア料理店で中学時代の恩師を囲んで食事&飲み会。今年で80歳になる先生は昨年もホノルルマンラソンを完走したというつわもの。長年にわたって陸上競技に携わり、東京マラソンの実行委員長も務めただけあって、いまでもかくしゃくとした紳士である。あっという間の2時間半で、先生と別れた後も飲み足りない不肖の生徒たちは、地元に戻って夜が更けるまでオダをあげたのであった。

 さて、レイシスト石原君がゴリ押しし、民主党都議団も修正案を受け入れるというヘタレ具合のおかげで成立してしまった「青少年健全育成条令改正案」の影響がポツポツと出始めたようだ。ひとつは、西武百貨店渋谷店の美術画廊で開催されていた「デパートdeサブカル」が会期途中で打ち切られていた。これは、絵画や人形などの作品展だったのだが、当然ヌードやエロスをテーマにした作品が出品されていた。そこに、「百貨店にはふさわしくない」というクレームが複数あったのだとか。で、慌てた百貨店は中止にしたのだそうな。もちろん、「都の条令とは関係ありません」とはコメントしているが、そんなもの誰が信じますかいな。つまりは、西武百貨店は、表現の自由よりも一部のクレームに屈したわけで、高輪プリンスホテルが右翼の圧力に負けて日教組の教研集会を拒否した事件ととても似ている。

 さらに、エキサイティングブックストア「ヴィレッジヴァンガード」がアダルト系商品を全店舗から撤去したというニュースも伝わっている。

 どちらもいらぬ自主規制の結果なのだが、こうした動きこそが、「青少年健全育成条令改正案」の恐いところで、知らないうちにどんどん自主規制という名の強制が浸透していくのは間違いない。一度動き出したその流れは既成事実化していって、気付いたときには条令の拡大解釈が横行することになる。こんな条令に賛成した都議会議員ってのは何考えてんだか。きっと、何も考えてやしないんだよね。

 そもそも、首長と地方議会の関係ってのは、チェック&バランスがしっかりと保たれていないといけないのに、なあなあかもしくは首長の独裁という歪な形しかないんだからいやになる。地方から国を変えていきましょうなんてのは、いまのままでは絵空事にしかすぎないわけで、まずは都議や県議、区議や市議といった地方議員のレベルアップを図らないと何も解決しないと思う今日この頃なのだ。

 で、「青少年健全育成条令改正案」について、ワタミの渡辺君は、こんなコメントをしている。

「実際に規制の対象になるようなマンガを、何冊か買って来させて、読んで見た。正直、気持ち悪くなった。犯罪(行為を描いた作品)を芸術だと言っている事は理解できない。
18歳以上なら、自由に読んで構わないが、子供が見て良いものではない。昔だって、ビニ本は大人しか見られなかった。今回の東京都の判断は正しい」

 これは、ブロガーミーティングでの発言なのだが、レイシスト石原君の後継を狙っているとも噂される渡辺君だけのことはある。レイシスト石原君は都知事選出馬にあまり前向きでないかのようなニュースも流れているが、ひょっとしたら裏では渡辺君と石原都政を引き継ぐということで折り合いついてたりして。ここは、築地の移転についてもダンマリ決め込まずに発言してくださいな・・・よろしくね。

【くろねこの競馬予想】

東京では、今年のG1第一弾、フェブリーステークス。エスポワールシチー、スマートファルコンの両横綱がいないここは、4歳のバーディバーディに期待。相手は、ダノンカモンとマチカネニホンバレ。この3頭のボックスで勝負。

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