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2011年2月 6日 (日)

「憲法9条こそが基地問題を解決する」という日野原医師の卓見。

 ああ、名城、負けちゃった。ロハスのテクニックが勝っていたということなんだろうけど、自分のボクシングをして負けたんだから仕方ないか。捲土重来を是非とも期してもらいたい。 

 昨日は、「税と社会保障の検討会議」の初会合が開かれた。いやあ、メンバー見渡すと、おりゃ、政権交代したはずなのに、昔の名前で出てきた方々のお顔が。極めつけは、生む機械発言の柳沢君。ここによごれ髪の与謝野君ときたら、これはもう自民党の会合であって、悪夢を見る思いがする。ま、勝手にやっとくれ。

 悪夢といえば、都知事選。ただの宮崎のセールスマンが、心を宮崎に置いたまま都知事選に出馬する意向なんだとか。レイシスト石原君もお得意の後だしジャンケン狙ってるみたいだし、選択肢はこの2人だけになったりしたら、これは悪夢どころの騒ぎじゃないね。もっとも、宮崎のセールスマンとレイシストはどこかでつながっているような気がしないこともない。テリー伊藤とたけしのつながりもあるからね。案外、レイシストの後継者は宮崎のセールスマンだったりして。そうなったら、鼻づまりの猪瀬君の立つ瀬はなくなるだろうけど。今度の都知事選は誰がでてこようと、都民の見識が問われることになるのは確かだ。

 それにしても、このところすっかり話題にも上らなくなった辺野古の基地問題はどうなってるんだろう。大相撲の八百長なんかで大騒ぎしてる場合じゃないと思うけどね。報道によると、仲井真知事が来月の訪米を見送るそうだ。「戦術を練り直す」とかコメントしてるようだけど、「熟慮の結果、県外移設は無理と判断しました」なんてことにならなければいいけどね・・・大いにありそうなんだけど。

 昨日の朝日の別刷り「be」のコラムで、聖路加国際病院院長の日野原重明氏が、沖縄の基地問題について、シンプルだけど、とても鋭い意見を述べられていた。「99歳・私の証 あるがまゝ行く」という連載コラムで、「憲法9条を守る運動」と題された一文でのことだ。ちょっと長いけど途中まで引用します。

(これより引用)

 憲法9条をなくそうという改憲政策が、安倍内閣以来、国会の中にうごめいています。国民投票になった場合、日本の若者はこぞって改憲阻止運動をすべきだと、私は2008年の5月にこの欄に書きました。そのときまでに日本人の選挙権を20歳から18歳に下げ、若者の力で改憲を阻止しようというのが私の主張でした。

 あのエッセーから、2年半が経ちました。米軍基地を県外へ移設せよとの沖縄住民の声が日に日に高まる中で、鳩山内閣を継いだ菅内閣が米軍と約束した案には、失望させられました。どんなに大きな規模の国家予算を基地住民のために捻出することになったとしても、基地を移転させて、沖縄の人たちの生活環境を好転させなければいけないのが今日の情勢だと考えます。

 全国民が沖縄の住民と共に、基地をできるだけ早く国外に移す具体案を政府に確約させない限り、解決の道は考えられません。憲法9条を守る運動こそが、沖縄の問題を解決する唯一の方法であると、私は思います。(後略)※太字はくろねこ

(引用終わり)

 この後も、氏の憲法9条への思いは綴られているのだが、「憲法9条を守る運動こそが、沖縄の問題を解決する唯一の方法である」というメッセージのなんと力強いことか。つまり、四の五の言ってないで、原点を見つめ直せ、ということ。どこかの幹事長のようなご都合主義ではない、至極まっとうな原理・原則重視の姿勢がここにある・・・「2009年のマニフェストに返ろう」という掛け声もまったく同じだと思う。

 迷った時こそ原点回帰・・そんな勇気が民主党にカケラほどでもあれば、こんな無残な政権交代にはなっていなかったのにと悔やまれてならないくろねこであった。

【くろねこの競馬予想】

東京はマイルの重賞、東京新聞杯。実績馬が揃いなかなか面白いレースとなった。昨秋のマイルCS(G1)で出遅れながらも2着に突っ込んだダノンヨーヨーに期待。相手は4歳のゴールスキーが有力だが、狙って面白そうなのはこちれらも4歳のフラガラッハ。東京コースは2戦2勝の巧者で、骨折などによる休養をはさんで3連勝というのも心強い。隠れた逸材に本格化の兆しか。

京都は、春のクラシックを占うG3、きさらぎ賞。実力伯仲で難解なレースとなったが、ラジオNIKKEI杯4着で1800m2勝という距離実績もかってウインバリアシオンに注目。ま、馬券というよりは見るレースかも。

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