« 「大地震活動期」に突入した日本!? | トップページ | 元技術者が語る原発のアンビリバボーな建設現場の実態! »

2011年4月13日 (水)

とうとうストロンチウムまで検出されちまった。

 昨夜遅くに、ブルータス時代の編集者仲間の訃報が届く。彼とは、イタリア特集で、1ケ月ほど一緒に取材に出かけたことがある。彼は北イタリア、僕は南イタリアに分かれて、最後はローマで合流。帰りの飛行機では二人で飲んだくれたのが昨日のように甦る。今日は、そのブルータスを探し出して思い出に耽ってみるか・・・合掌。

 さて、福島第一原発の(人災)事故は、とうとうレベル7に・・・。ま、そんなことはハナっからわかってたわけで、いまさらってことなんだが、これまでレベル4とか5とかゴタク並べていた御用学者のセンセイ方は頭丸めて閉門蟄居してほしいものだ。で、この期に及んでも、「事故の規模はレベル7になってしまったが、形態、内容はチェルノブイリとは大きく異なる」なんて福耳猪八戒・枝野君は哀れな強弁している。さらに、スッカラ菅君は、「今の段階で(稼働中の原発を)停止させなければいけないとは考えていない」とさ。なんとまぁ、ノーテンキな人たちだろう。「今の段階で」停止させないで、いつ停止させるのかねえ。レベル7の(人災)事故なんだぜ、せめて総点検指示するのがトップの責任ってもんだろうに・・・。

 ようするに危機意識がほぼゼロなんだろうね。だから、原発輪出なんてことも平気でやっちまう。どうやら、今日にもヨルダンへの原発プラント輸出につながる協定が衆議院で可決される。いままさに世界中を震撼させる大事故が起きているというのに、安全性に多くの疑問符がつく商品=原発を売りつけようってんだから、その無神経さにはほとほと呆れる。

 プルトニウムに次いで、今度はストロンチウムまで検出されたというのに、こんなにノーテンキな人々に日本をまかせていいのだろうか。もっとも、じゃ誰がやるのって言われちゃうととんと頭を抱え込んでしまうのだが・・・う~ん、なんとも情けないこった。

 情けないといえば、前田捏造検事に実刑判決が出た。証拠を改竄してまでひとを罪に陥れようとした検事の懲役が、たった1年6ケ月か。早けりゃ、来年早々にも保釈されるかもなんて話も出てる。ま、司法の出来レースなんでしょうね。特別公務員職権濫用罪が適用されなかった時点で予想されていたとはいえ、なんとも物足りない判決だこと。そういえば、検察審査会への我ら謎の市民の会の告発はどうなってるんでしょう。何の連絡もないけど、時間かかりすぎじゃないの。ほとぼり冷めるの待ってるとしたら、大間違いだから、そこのところよろしく。

|

« 「大地震活動期」に突入した日本!? | トップページ | 元技術者が語る原発のアンビリバボーな建設現場の実態! »

郵便不正事件」カテゴリの記事

証拠改竄」カテゴリの記事

原発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: とうとうストロンチウムまで検出されちまった。:

» いまさら何を… [ミクロネシアの小さな島・ヤップより]
こんばんは、ヤップから毎回、原発関連の記事ですみません。コメントへのお返事も滞ってて…、実はちょっと引きこもり気分というか、ただいま、あまりクリエイティブな状態じゃありませんね、わたしのオツム。 まあそれはともかく、カンからか~ん政権は、原発推進派現職をたくさん当選させた統一地方選が終わったとたん、フクシマ原発人災事故のレベルを、チェルノブイリと同じレベル7にしたそうで、何をいまさら…というか、被災防止を第一に考えたら、初期の段階で安全をとって広範囲の避難、それから状況に応じて避難範囲を特定し... [続きを読む]

受信: 2011年4月13日 (水) 12時06分

» 宮崎学の子分から「専門家」へのアドバイス [街の弁護士日記 SINCE1992]
久しぶりである。宮崎学の子分である。親分との面識はない。 保安院が、福島第一原発の事故をついにレベル7と認めたそうだな。 3月15日頃には、すでにレベル7に相当する放射能がまき散らされとったちゅう訳だ。 テレビに出演した仰山おった「専門家」は、当時、皆、口を揃えてレベル4だとか、レベル5だとか言っとったな。 うまいこと、国民をだまして、 丸め込もうと、しとったわけだ。 あんたらこそ、流言飛語の源や... [続きを読む]

受信: 2011年4月14日 (木) 12時39分

« 「大地震活動期」に突入した日本!? | トップページ | 元技術者が語る原発のアンビリバボーな建設現場の実態! »