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2011年4月 5日 (火)

「安全神話」をばらまいたセンセイたちは、いまこそ福島第一原発でフィールドワークしたらいかが。

 原発推進の立役者だった大勲位中曽根君が、ママチャリ野郎谷垣君に、公明も加えた大連立を促したそうな。ま、年寄りの冷や水というかお節介というか、どうやっても政権に返り咲きたくて仕方ないってことか。そりゃそうだ、これから被災地の復興に巨額な予算が投入されるわけで、そのお裾分けに少しでも預かりたいってのが正直なところなんだろうからね。別に大連立しなくったって、閣外協力で十分やっていけるわけで、すべては党利党略、大連立になんの大義もないってことっすね。

 ところで、茨城県の取手市議会が市会議員全員から集めた浄財ということで、福島県南相馬市に義援金として75万円を贈ったそうなのだが、これだけなら美談には違いない。ところが、なんとまあ、この75万円は市議への期末手当の過払い金を流用したものだったんだって。ようするに、税金です。返還義務がある手当てを浄財ということで被災地に贈ってたってんだから、なんともセコイというか、恥知らずというか、開いた口がふさがらないとはこのことか。大震災にかこつけて、返すべき税金使って議員が売名行為をするとは、世も末だこと。

 今朝の東京新聞に、原発の安全性の指針となる「耐震設計審査指針」の改訂作業を中心になって進めた京大名誉教授のインタビューが載っていた。国の原子力安全耐震設計特別委員長でもある立場で、「津波想定甘かった」と謝罪する発言をしているのだが、いまさら「何があっても多重防災で大丈夫って言ってきたのが、うそだった。人災だと思う」と言われても、時すでに遅しという感は否めない。

 「想定以上のことが起こっても安全なように設計されていないといけない。科学の力が及ばないということは絶対に言ってはいけない。それが原発の『設計思想』のはずだ」、「自然の怖さを知って原発を設計することです。自然のせいにしてはいけない。自然では人知を超えたものが起こりうるんです」とも語っているのだが、原発の危険性を訴えて、象牙の塔から忌避された研究者たちは、そんなこと前々から警鐘してたんだよね。でも、その声には誰も応えようとしないばかりか、少数派として異端扱いしてきたんだから、今どんなに謝罪したってその罪は重い。

 このところ、原発の「安全神話」をばらまいてきた学者センセイたちが、手の平返したように「すまんこって」と謝罪の言葉を吐いているけど、それより前に福島第一原発の現場に一度は行って、資材の運搬くらい手伝ってきたらどうだろう。そうすれば、被曝の恐怖が体感できるし、いい勉強になると思うよ。なによりも専門家なんだからフィールドワークって重要だと思うけど、いかがでしょう。

 どうやら、3日の夜に都庁前の新宿中央公園で花見会が開かれたらしい。映画評論家の町山智浩さんがツイッターでつぶやいたのがきっかけだそうだが、300人を超える花見客で賑わったのだとか。いやあ、行きたかったなあ。忌野清郎の反原発ソングを一緒に歌おうというコンセプトもあったみたいで、その歌声に込められたメッセージは「原発推進論者」のレイシスト石原君にはきっと死ぬまで理解できないんでしょうね。

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