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2011年4月14日 (木)

元技術者が語る原発のアンビリバボーな建設現場の実態!

 昨夜は仕事仲間との定例飲み会で渋谷へ。思えば、先月の大震災の日以来の渋谷遠征ではあった。自粛ムードもなんのその、居酒屋はそれなりの盛況で、久しぶりにストレス解消の一夜で、甘露、甘露。

 さて、鉄面皮・東電社長の記者会見は、「適切に対応できた」「ベストを尽くした」のオンパレードで、文字通り「蛙の面に小便」のオレ様会見だった。ま、「ベストを尽くした」あげくに、レベル7の大惨事なんだから、いかに知恵のない会社かってことなんだよね。知恵なき企業が原子力扱っちゃまずいやね。「OOOOに刃物」って、このことか。

 ところで、昨日のエントリーに書いた、ヨルダンへの原発プラント輸出協定は、採決が延期になったようだ。さすがにレベル7に引き上げた直後に採決はまずいんじゃないのとなったらしいが、協定そのものを見直すべきなんじゃないのかねえ。

 で、今朝の東京新聞「こちら特報部」は、、福島第一原発6号機などの建設に携わった元技術者が語る、「原発のずさんな建設現場の実態」。作業員の立ち小便で腐食する原子炉格納容器の鉄板とか放射能まみれの原子炉内壁の水洗いとか、マンションの建築現場じゃあるまいし、なんとも信じ難いエピソードの連続。恐ろしいのは、「現場の業者が、工事ミスをメーカーや東電側に伝えることはほとんどない」ということだ。「本当のことを言えば煙たがられ、次から使ってもらえない。当然、過酷事故につながりかねない欠陥は放置される」のだとか。

 元技術者の方が一番恐れているのが浜岡原発で、杜撰な工事が原因で圧力容器につながる配管が破断し、格納容器内で暴れ回る、通称「タコ踊り」する姿が目に浮かぶと語っている。「国も電力会社も、原発の実態がわかっていない」という声は、おそらく今現在命がけで作業している人たちの叫びでもあるんだろうなあと思うと、なんともやるせなくなってくるのだった。

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