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2011年4月 2日 (土)

放射能汚染の最大の被害者は子供たちなんだという視点を忘れちゃ困る。

 気仙沼の沖合い約1.8kmの海上を屋根の上に乗って漂流している犬が救助された。東日本大震災から3週間、ずっと海の上で耐え忍んでいたんだね。こういうニュースに触れるとつい涙腺が緩んじまう。ひるがえって、海上を漂流している被災者の方もいるかもしれないと思うと、なんともやるせない気持ちになってくるのだ。

 東京新聞が昨日の朝刊で報じていたのだが、どうやら地下水汚染も進んでいるようだ。「福島第一原発1号機のタービン建屋付近の地下水から、法令で定める濃度限度の約一万倍の放射性ヨウ素131を検出」したのだとか。このまま行くと深刻な海洋汚染につながることは容易に想像できるわけで、そうなったら水産資源だって大打撃を受けることになる。「直ちに人体に影響が出ることはない」なんてことを馬鹿のひとつ覚えのように繰り返す福耳猪八戒・枝野君や御用学者のミスリードで、将来どんな後遺症が起きるか想像しただけでそら恐ろしくなる。

  そもそも、「安全、安全」とTVでゴタクを並べる御用学者って、放射能被害の主人公は子供たちなんだという視点が決定的に欠けている。そりゃあ、原発推進して現世ご利益にどっぷり浸かっている爺さんたちはそれでいいでしょう。どうせ、放射能の影響が出る前に旅立っちまうんだから。でも、子供たちはそうはいかない。一生、放射能と同居していかなくちゃいけないんだよね。

  中部大学の武田教授がブログで、とても印象深いことを書いている。。

(これより引用)

私も人間の体の防御から言って、1ミリシーベルトが少し安全サイドの値だとは思いますが、もし将来、子供にガンが出て、その子供が「なぜ、ボクがガンになったの?」と聞かれた時、親は、「ごめんなさい。法律を考えないでテレビで言っている人や、ネットで解説している先生のことを信じたの」と答えたら子供はなんと思うでしょうか。

「原発をやりたいから限度をゆるめる」というのは、原発のために人間が病気になってもよいということでもあります。原発は人間のためにあるのであって、人間が原発のためにあるのではありません。

(引用終わり)

  原発の被害をこうむるのは子供たちであり、そもそも人間が原発のためにあるのではないという見解には激しく同意したい。数字を羅列して煙に巻くような詭弁を弄している間にも汚染は確実に進んでいるわけで、その被害を受けるのは「安全」を声高に叫ぶ御用学者や原発マフィアではなくて子供たちだってことなのだ。ようするに、子供たちのことはどうでもよくて、自分たちが生きている間はそれほどの影響は出ないから大丈夫、って言ってるようなもんなんだよね。なんとまあ、無責任なことでしょう。しかも、責任追及しようという時には、そやつらは確実にこの世にいないのだろうから・・・。

  こんな時に、スッカラ菅君は、大連立をほのめかしている。ゴロツキ仙石君も、ママチャリ野郎の谷垣君を担いで、自分は副総理なんてことを裏で画策しているらしい。何やってんだいこやつらは。大連立して増税路線まっしぐらなんて絵図を描いてるんだろうけど、それを後押しするマスメディアもあるんだから情けないったらありゃあしない。

 ACのTVCMは、「被災者の身になって考えよう」なんてことをしつことほどに垂れ流してるけど、その言葉はまんま為政者どもに投げかけたい今日この頃なのだ。

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