新聞は世界平和の原子力。
ちょいと荒れ模様の一日になりそうな予感。越谷レイクタウンまで、打ち合わせで出かけなくちゃいかんのだが、なんとなく気が重い。天晴れな五月晴れは期待できないか・・・。
天晴れだったのが世界フィギュアスケートの安藤美姫。ショートプログラムで2位につけ、フリーでキム・ヨナを逆転。2度目の金メダルはお見事でした。なによりも、研ぎ澄まされたジャンプとたおやかな表現力が素晴らしい。一時スランプだったこともあっただけに、ミキティの復活には拍手であります。それにしても、採点競技ってのは優劣が難しい。
ところで今日のお題は、「新聞は世界平和の原子力」。これって、1955年の新聞週間の標語なんだよね。朝日ニュースター『パックインジャーナル』で、TV朝日の川村君が原発に関するマスメディアの責任についてコメントしてる時に紹介していた。で、この翌年に原子力委員会が設置され、初代の委員長は読売新聞社主の正力松太郎。CIAととかくの噂がある御仁が初代委員長というところに、この委員会設置の裏側にどんな意思が潜んでいたかわかろというものだ。
今となっては凄まじい標語だけど、ようするに原子力の平和利用こそが未来につながるエネルギーなんだというキャンペーンで世論を原発容認に引っ張って行ったわけですね。そういえば、小学校の頃、原子力は人類が手に入れた「第3の火」なんて習った覚えがあるが、あれもこの時代の流れのひとつだったというわけか。
それはともかく、新聞と原子力が合体しちまったこの標語には、マスメディアと原子力村とのズフズブの関係が容易に見てとれる。こうした標語によって、当時は素直に原子力の平和利用ってのが信じられてたんだろうけど、その裏側では利にさといハイエナたちが原子力利権に群がってきてたんだろうね。そして、原発の「安全神話」が政官財学+マスメディアによってデッチ上げられてきたってことか。
「新聞は世界平和の原子力」・・・世界唯一の被曝国でありながら、わずか戦後10年でこの標語だもんな。喉元過ぎればとは言うけれど、福島第一原発の(人災)事故は絶対に風化させてはいけないと天をあおぐくろねこであった。
【くろねこの競馬予想】
メジロマックイーンを筆頭に多くの名ステイヤーを輩出したメジロ牧場が解散。そして、奇しくも本日は淀の3200mを舞台に新たなステイヤーのチャンピオンを決する天皇賞。ダービー馬のエイシンフラッシュ、ジャパンカップを制したローズキングダム、G2を二連勝中のトゥザグローリー、重賞制覇で勢いにのるヒルノダムールといった4歳勢に、ナムラクレセント、マイネルキッツなどの実力馬が勢ぞろいして、かなりの豪華メンバーとなり、久々にワクワクするレースとなった。
飛びぬけた逃げ馬がいないだけに、スローにるだろうことは用意に創造がつく。となると、最後の直線では切れ味勝負になるか。おそらく、中断より前でレースを運ばないと勝負にならないかも。広報吸い付きでは届かないはず。で、本命は、トゥザグローリー。相手にローズキングダムとエイシンフラッシュ。とはいえ、これでスンナリと決まるほど甘くない。
ということで、馬券は穴狙いで、菊花賞3着が光るビートブラックと外国から参戦のジェントゥー。この2頭から上記有力馬への流しで勝負。
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