作業員のタコ部屋的実態をスルーしたままでいいのだろうか?
NATO軍の爆撃でカダフィの息子と12歳以下の孫3人が死亡した。カダフィをピンポイントで狙ってきたわけで、軍事行動に名を借りたテロと言えなくもない。つまり、カダフィ暗殺を試みたけど失敗しちゃたわけですね。アメリカが亡命キューバ人を使ってカストロ暗殺を企てたビックス湾事件を思い出しちまった。NATO軍の主力であるイギリス、フランスにとっては、ようするにリビアの石油利権は是が非でも死守したいわけで、それほどの大義があるわけじゃないから、ひょっとしたらイラクで失敗したアメリカの二の舞になるかも。
さて、今日の福島第一原発だけど、「作業員に知らせずにベントした」って東電社員が証言したようだ。ま、これまでもさんざん作業員をつんぼ桟敷において危険な作業にあたらせてきたんだから、いまさら驚きはしない。29日のブログにも書いたように、ようするに「原発は殺人産業」ってことがまたひとつ証明されたわけだ。
でも、不思議なのは、こうした東電のタコ部屋的実態が伝えられても、またかよって受け流されちゃうことだ。そんなに簡単に受け流しちゃっていいのかね。もしかしたら税金使ってでも国が賠償を肩代わりしようという企業が、人の命を粗末にしまくってるわけで、これってけっして小さな問題ではないはずなのにね。原発がどうなるかわからないという危機的な状況の前に、本来なら極めて深刻なはずの問題が見過ごされてはいないだろうか。東電は、人の命を弄んでるね。
ところで、東日本大震災の被災にあったひとたちの保険ってどうなるんだろう。亡くなった家族が保険に入っていたどうかなんて、たとえば親子でも知らない場合があると思うんだけど、そういうと時って保険会社はその家族や受取人にちゃんと通知したりするのだろうか。ただでさえ、保険っていざという時になるとなんだかんだ難癖つけて約束した保険金の全額がおりなかったりするって聞くから、お節介のようだけど心配になってしまう。
地震保険なんて、全壊と半壊では天国と地獄だったりするわけで、おそらく保険関連の問題は今後大きなテーマとなってくるんでしょうね。
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