福島第一原発1号機、メルトダウン・・・やっぱりね。
警備会社が強盗にあって6億円盗まれたとさ。しかも、この警備会社は、これまでに2度も現金輸送車から大金を掠め取られてるっていうから、洒落にもなりません。その間抜けぶりにはそれこそ開いた口がふさがらないのだが、盗まれた6億円は郵便局のお金で、その現金輸送業務を請け負うにあたっては入札があって、2年前にこの会社が落札したのだとか。そっか、現金輸送業務ってのは入札制度だったのか。ついつい、わけもなく感心してしまった。
警備会社が強盗に襲われるってのはちょっとしたブラックジョークだけど、笑ってる場合じゃないのが福島第一原発1号機のメルトダウンだ。ああ、やっぱりね、というのが一報を聞いた時の感想。おそらく、誰もがそんなこったろうとイメージしてたんじゃなかろうか。だから、メディアの報道もどことなくシラっとしている。実際はシラケている場合じゃないのだろうけど、これまでも東電の情報隠蔽のおかげでさんざんな目にあってきたから、どこかマヒしちゃってるのかもしれない。
なんといっても、圧力容器に穴が開いて炉心が溶け出していたってことは、絶対にあってはいけないことなわけで、今回はうまい具合に格納容器の底に水が溜まっていたことが幸いして、とりあえず落ち着いた状態になっているにすぎないんだからね。水蒸気爆発の危険だってあったわけで、ここまできたら、チャイナシンドロームが起きないことを祈るばかりだ。
それにしても、東電のデタラメぶりってのは犯罪的なわけで、これからだって何が起きてもおかしくないのが福島第一原発の実態なんだよね。メルトダウンのニュースは世界中を駆け回っているだろうから、おそらくアメリカなんか軍事衛星使ってた監視してるだろうことは間違いない。そんな悲惨な状況にあるってのに、東電の損害賠償支援策の枠組みが決まった。その大甘さかげには呆れるばかり。結局のところ、東電存続ありきで、本当なら鼻血一滴も出ないほどのリストラをやってから決めることなんじゃないの。
着々と電気代値上げの世論つくりにマスメディアもグルになって励んでいるけど、そんなことより電気代に上乗せしてる電源開発促進税をまずは撤廃するこった。この金が原発交付金としてばら撒かれてるんだから。つまり、電力会社ってのは、自腹で地元に金配ってるんじゃないんだよね。そもそもは、消費者からこっそりかすめた金なんだから。損害賠償支援をおねだりする前に、資産売却はもちろん、内部留保もすべて吐き出すこと。当然、企業年金だって大幅減額でしょ。せめて、日本航空以上の痛みは感じてもらわなくちゃ、間尺にあいません。そうそう、改革には痛みが伴う、って言うじゃありませんか。
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