何故に検査を拒否するお茶業界。
スッカラ菅君が原子力は儲かりまっせの斑目君の「再臨界の危険」アドバイスで海水注入を指示した件で、言った言わないで国会がもめとります。原子力儲かりまっせのオッサンは、「そんなこと言った覚えはない」と逃げ腰だし、東電は「指示はなかったけど、政府の判断を待つために止めた」と高みの見物。ま、誰が指示したかなんてどうせ闇の中なんだろうけど、一番重要なことは「海水注入中断」が正しかったのかどうかってことじゃないの? そういうことになると、専門家の意見てのが聞こえてこなくなっちゃうのが、今回の原発(人災)事故の特徴なんだよね。昨日も書いたけど、プロの顔が見えてこない。ボクちゃんお腹痛いのシンゾー君なんか、「止めてしまったことは万死に値する」てなことをブログでも講演会でも吹聴しまくってるけど、その前になぜ万死に値する行為なのか、科学的に説明してくれないかなあ。ま、原子力は儲かりまっせオッサンが自らの発言を否定しているところをみると、おそらく「海水注入中断」は危険なことだったんだろうことはシロートながら想像がつくんだけど、京大の小出さんの見解はどんなものなのだろう。
スッカラ菅君にとっては絶好のパフォーマンスとなった日中韓首脳トリオの福島訪問。農作物の安全性をアピールするために必死なのはわかるけど、実際の汚染度ってどうなってんだろう。15日のブログに書いたように、「風評被害に負けずに被災地の農作物を支援しようという気持ちはわかるのだが、だからといってなんでもかんでも風評被害で片付けてしまうのは危険だと思うのだ」。ここでも、情報公開ってことがなおざりにされてるんだよね。
で、今度は、お茶の検査でひと悶着起きている。放射性セシウム汚染が深刻化しているお茶の検査を、「生葉で検査するのは仕方がないが、荒茶だと影響が大きすぎる」というのがその理由なんだとか。荒茶というのは生葉を乾燥した半加工のもので、生葉に比べて重さが軽くなる分、1キロ当たりのセシウム濃度が高くなるのだとか。だから、静岡や神奈川のお茶どころでは、「規制値を超えない生葉も荒茶にすると規制値を超える可能性がある」と反発しているっていうのだが、しかしですよ、これって数字のトリックみたいなもので、中部大学の武田教授がブログで言っているように、「むしろ、お茶の業界は1度でもセシウムが検出されたならば、より積極的に「自主的にセシウムを検査する」という動きにでて、お茶の愛好者に安心して飲んでもらうのが筋」なのではなかろうか。それを、「厚生労働省が、生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射能検査を東日本の14都県に求めた問題で、神奈川、埼玉、栃木の3県は19日までに、検査をしない方針を決めた」ってんだけど、お茶への信頼感はこれで総崩れになる可能性だってあるわけで、お茶業界は判断間違ってると思うけどね。それこそ、風評被害が広がる恐れだってあるんじゃないか。
・武田邦彦(中部大学教授)
科学者の日記110520 哀しい茶葉の検査拒否
本来なら、県がしっかりと安全性をチェックして、もし汚染されていたならそうした食材が市場に出回らない措置をとって、その上で東電や国に損害賠償をキッチリと要求すべきだと思うんだけど・・・シロートの浅知恵でしょぅか。ま、福島県のように長崎大学の御用学者をアドバイザーに招いて、「放射能はニコニコ生活してたら怖くない」なんてデマを垂れ流している県もあるくらいだから、そう簡単ことではないのだろうけど・・・。
長崎大学の御用学者といえば、さすがに福島の県民も腹に据えかねたようで、「県民の税金を使って、嘘つきを雇うのは言語道断」と、「福島県の放射線健康リスク管理アドバイザー、山下俊一教授の報酬額と契約期間について情報公開請求」する動きが出てきたと「低気温のエクスタシーbyはなゆ~」さんが伝えている。ま、御用学者を雇った福島県知事はいまでこそ被害者面しているけど、もとはといえば筋金入りの原発推進派で、オジの偽黄門コーゾーと組んでおいしい思いをしてきた御仁ですからね。そのうち、その責任も問われる時がくるでしょぅ。
・低気温のエクスタシーbyはなゆ~
福島県民が山下俊一アドバイザーに関する情報公開請求に踏み切った
ところで、26日からフランスのドーヴィルでサミットが始まるけど、スッカラ菅君は、「2030年までに全ての新築ビル・住宅の屋根に太陽光パネルを設置する構想を盛り込む」らしい。盛り込むのはいいんだけれど、個人の住宅でさえ設置に数百万かかる費用はどうしてくれるんだ。おそらく、言いっぱなしで終わる可能性大でしょう。お友達の孫君は、全国10ケ所に太陽光発電所を建設するとブチ上げているげ、スッカラ菅君はその迫力に応えるだけのエネルギー政策のグランドデザインが描けるのだろうか。それが、問題だ。
温家宝と李明博を引き連れて福島までノコノコ出かけて、「元気でがんばってください」って他人事みたいなこと言えちゃうキャラだからなあ。本当なら、「元気でがんばれる」政策を打ち立てることが先決だろうに・・・と頭抱える日曜の朝であった。
【くろねこの競馬予想】
今年のオークスに大異変。なんと、リーディングのベステ・テンに入っているきしゅのうち、蛯名以外の騎乗がない。さらに、武ちゃんも東海ステークスに回って騎乗なし。こういうオークスも珍しい。だからというわけではないのだろうけど、アンカツのマルセリーナと池添のホエールキャプチャが抜けた1、2番人気で競っている。桜花賞の1、2着馬だから、それはもっともなことなのだが、とちょいと人気をかぶりすぎなような。噂では、この2頭の馬連に300万つぎ込んだファンがいたとか・・・。
確かにこの2頭をはずした馬券は買いづらい。というわけで、ハブルバブル、バウンシーチューン、グルヴェイグから2頭への馬券でお茶を濁すことに。ハブルバブル、マルセリーナ、グルヴェイグで決まったら、ディープインパクト産駒のワンツースリー・フィニッシュの夢馬券か。
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