原発推進のための大連立なんかいらない。
斤量有利ってだけで本命にしたリアルインパクトが、3歳馬で初の安田記念制覇の偉業。棚からぼた餅ってのはこういうことを言うのでしょうか。とはいえ、壮絶な叩き合いの末に2着に突っ込んできたストロングリターンをレース直前で馬券からはずしちまったのが痛恨の極み。ま、3着にスマイルジャックがようやく届いてワイドをゲット。内ラチを突いてハナ差の4着にないたクレバートウショウとのワイド馬券も持ってたので、ゴール前は久々に熱くなったのであった。
さてさて、昨夜のNHKスペシャル『シリーズ原発危機 第1回 事故はなぜ深刻化したのか』は、なかなかに興味深い発言のオンパレードだった。電源つないでもポンプが動かない事態を「信じられなかった」とシャーシャーと吐露する東電常務。「ベントと聞いて、この会社は終わったな」と述懐する東電社員、原子力(暗然)委員会の斑目君に至っては、「3/11以降は全部ナシにしてほしい」だもんな。ま、インタビューの前後がはしょられているので、ちょいと意味不明なんだが、こやつの頭の中はクエッションマークだらけで、てんやわんやなのだろうことだけはよくわかった。
その後の教育テレビのETV特集『ネットワークでつくる放射能汚染地図』の第2弾では、原子力発電所の敷地外の土壌から微量ではあるがプルトニウムが検出されたことが報告されていた。こうなったら、国がプロジェクトチームを組織して、一刻も早く福島の子供たちを非難させるべきではなかろうか。
さて、予想通りに、フランケン岡田も貧相幹事長ノブテルも、大連立を声高に喚き始めたようだ。政策のすり合わせをやって、一日も早く挙国一致体制を作って震災対応を進めよう、ってのが建前のようだが、さにあらず。ようするに、原発推進と消費税増税のための大連立を狙ってるわけでしょう。奇しくも、昨日の青森県知事選では原発推進派の現職が勝ったけど、この知事が推し進めてきた大間原発に関して、工事再開をフランケンは明言している。つまり、フランケンはガチガチの原発推進論者なんだよね。で、スッカラ菅が口走った再生可能エネルギー拡大政策や発送電分離なんてのは、この男の頭の中にはアカほどもない。それどころか、どうにかつぶしたいと思っているはずで、自民党の原発推進路線とはピッタリ一致してるんだよね。
大連立となれば、民主党のマニフェスト見直しってのにも拍車がかかってくるわけで、するとマニフェストにこだわる一郎が邪魔になる。で、反小沢キャンペーンをマスメディアを使って展開しつつ、小沢排除を着々と推し進めよう、というのが大連立のもうひとつの柱なのではとくろねこは疑っている。
大連立だなんだと勝手に喚く前に、フランケンは選挙で連敗の責任をまずとること。スッカラ菅退陣って、実はフランケン退陣とセットでなくちゃいけないと思うけどね。つまり、大連立云々なんて、この男に言う資格も権利もないのだよ、明智君。
フランスの世論調査では、脱原発が77%になったとか。福島第一原発の(人災)事故で明らかに原発のリスク意識が高まった結果と報じられているけど、フクシマから何も学んでいないのはどうやら当事国の日本だけなのかもしれない。ほんに、間抜けなことで・・・。
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